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最近,ものすごい夕立が目立ちます。

いたましい犠牲者も出ているようです。

今日,私が窓を開けて,別室で昼寝していると,夕立で雨が振り込んで,テレビに振りかかり,映らなくなってしまいました。

例年同じだと思いますが,梅雨明けからしばらくは夕立はあまりないのに,8月になったあたりから夕立が目立つのはなぜですか?
教えてください。

A 回答 (3件)

太平洋高気圧の一部である小笠原高気圧は上層では乾燥していますが下層では高温多湿となっています。

日本の夏はこの小笠原高気圧の勢力下となります。
この小笠原高気圧にすっぽり包まれると空気の流れは極端に弱くなり、強い日射と相俟って局地的に気温が上昇します。
付近に山があると、熱せられた高温多湿の空気は吸い寄せられたように山の斜面に沿って上昇していきます。

湿度の多い空気は上昇するとき温度が下がりにくいため周囲の空気より高温となり、ますます上昇気流が強くなってきます。その空気は、上昇による気温の低下で湿度が増加していき、ついには飽和状態になり雲となります。

雲(水滴)となるとき凝固熱を発し周囲の空気の温度を上昇させます。これにより更に上昇気流は強くなり、積乱雲(入道雲)にまで発達していきます。
積乱雲の中では、強い上昇気流とこれに乗せられた水滴や氷粒が大きくなり重くなって下降する下降気流との間に発生する水滴、氷粒の摩擦で静電気が発生し、雷となります。大きくなった水滴や氷粒は地上にまで達します。大粒の雨、時には霰、雹なども降ってきます。

この積乱雲が弱い気流に乗って移動したのが夕立です。

9月に入り、小笠原高気圧の衰弱に伴い、気温が低下し、地域的な積乱雲の発生も弱まってきます。
偏西風も南下し、移動性の気候に変わります。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/11 20:08

>夕立で雨が振り込んで,テレビに振りかかり,映らなくなってしまいました。


ご冥福をお祈りいたします。
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梅雨が明けてしばらくは太平洋高気圧の支配下に置かれるため気温が高くなってもなかなか雲が発達しにくい状態になります。


8月頃から9月頃になると太平洋高気圧の勢力が弱まりだし、北から上空に寒気が入りやすくなるので夕立が起きやすくなるのであろうと思います。
梅雨の終わりの大雨も危険ですが、夏の終わりにかけての夕立や秋頃にかけての秋雨前線や台風には注意が必要なシーズンです。
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この回答へのお礼

高気圧があると,そこには湿った空気が流れ込みにくいので雲が発達しにくいが,太平洋高気圧の勢力が弱まると,湿った空気が入り込みやすくなる,
北から上空に寒気が入ってくると,吹き上がった湿気が凍って氷になり,雷を伴って雨を降らすというしくみということですね。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/08/11 02:09

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