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あの、例えば民間銀行が個人預金の100万円をすべて準備預金として
日銀に入れて、仮に預金準備率が1%だとしたら民間銀行は9900万円を
誰かに貸し出すことができますよね。
この9900万円を誰かに貸し出すとき、9900万円は現金で貸してくれるんですよね?
だとしたら、もともとなかったお金をどこから持ってくるんですか?
そこがよく理解できません。日銀が発行してくれるのでしょうか?

A 回答 (2件)

>現金で貸してくれるんですよね?


 小額な個人への融資ならともかく、大口の企業等への融資で現金を直接支払う事は殆ど有りません。

 多くの場合、指定の口座に振り込むか、手形や小切手で支払う事になります。(借りた企業だって、現金で貰っても自社で保管なんて、場所もないしセキュリティ上だって危険で出来ません。)

 借りた企業だって、その融資されたお金を使う時は、余程小額の取引でもなければ、取引先の企業の指定口座に振り込むか、手形や小切手で支払う事になります。
 つまり、銀行の口座の残高(手形や小切手も当座預金口座から引き落とされる)の+-のみで取引が成立している為に(これを銀行の決済機能と言います)、信用創造のように現実に存在している現金以上の金額を融資する事が可能になります。

 ちなみに、融資されたお金を別の銀行に振り込んだら、やっぱり現金が必要じゃないかとの意見が有るとは思いますが、銀行間では差額決済が行われますので問題が起こることは稀です。(取り付け騒ぎとかでも起きれば別ですが)

 差額決済とは、下記の様な振込み実績が有った場合に

  A銀行 → B銀行 1000億円  B銀行 → A銀行  999億円 

 実際に動くのは1000億円 - 999億円 = 1億円がA銀行からB銀行に支払われる事に成ります。(資金移動の実績と比べて遥かに少ない金額しか動かない。)
 まあ、この場合も日本銀行にある双方の銀行の口座を+-するだけなので、現金は直接動かないのですが…。

 そもそも、日本銀行の口座に各銀行が預る物も、国債の様な現金でない物の場合も有ります。(普通預金のように預けていても利息が付かないので銀行側の収益確保の企業努力…。)

 現実に存在している現金以上の金額が、帳簿上(現代では厳密に言えばコンピュータの中に電子的に記憶されているだけ)に存在しえるのが信用創造の特徴だと言えます。(現実に存在しない物を存在するとする、この制度が成立するのは、まさに銀行間の「信用」だけと言う所が怖い所でもありますが…。)

>お金は借金で創られているといっても過言ではありません。
 流通資金に関しては、そういった一面も有ると思います。(企業の連鎖黒字倒産が起こりえるのも、この辺に一員が有ります。常にニコニコ現金支払いなら、黒字の企業が倒産する筈は…。)

 ちなみに、借金で創られてますから、当然大不況が起こって多くの債務者が返済不能になったりすると、この制度が大崩壊を迎える事に…。(無尽蔵に、融資額を増やされるのを防ぐ為に、準備預金制度が存在するのですが…。)
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預金準備率とは、保有する預金に対しての準備預金の割合ですので、個人預金が100万円であれば、準備預金が1万円。

99万円が誰かに貸し出せる金額になります。(多分)

この回答への補足

ご返答ありがとうございます。私も最初はそう考えていました。
しかし、詳しく調べていたら少し違っていたんですよね。
wikiに載せてあった説明文を載せておきます。


たとえば100万円の現金が預金されたものとする。準備率が10%であれば、この100万円の現金を日銀当座預金に回した上、借り手の口座に預金900万円を創設することにより、900万円を融資することができる。この結果、預金額は1000万円となる。尚、バランスシートの上では、負債の側では預金された現金100万円+創設された預金900万円、資産の側では日銀当座預金100万円+融資残高900万円となる。

これが事実だったら、銀行は元々もってないお金を貸していることに
なりますよね。お金は借金で創られているといっても過言ではありません。

補足日時:2008/08/31 06:53
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