
いわゆるカタカナ英語に関する質問ということになるかもしれませんが、
例えば「ワイシャツ」は「white shirt」という言葉の原語の響きが
そのままカタカナ化したものであると言われているなど、今日カタカナ化
している言葉の多くは多少なりとも英語なら英語の響きが反映された
ものになっていると思います。
ところが、radioのカタカナ表記の「ラジオ」だけはおよそ元の英語の
響きとは似ても似つかないものになっていると思います。
そこで質問なのですが、どなたかこの「ラジオ」になった由来について
ご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。宜しくお願いします。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
ヨーロッパ系言語由来に一票を投じます。
ウィキペディア英語版を参照すると、ラジオ・無線技術の発展は主にヨーロッパ大陸の研究者たちによって進められてきたようです。
(イタリアのマルコーニ、ロシアのポポフ、スペインのバビエラなど。
クロアチア出身のテスラもいるが、彼は研究を主に米国で行っていました。)
ラジオ技術の開発が始まったのは、日本で言えば明治時代の半ばごろです。
明治・大正当時の日本で「洋行」といえばヨーロッパ大陸部が行き先として主に選ばれていたことを考えると、
日本語の「ラジオ」の直接の語源を、フランス語の「radio(ラディォ)」やドイツ語の「Radio(ラーディオ)」、
イタリア語の「radio(ラーディオ)」などに求めるのは、決してあてずっぽうとはいえません。
もっとも、このラジオ技術の黎明期に、「radio」という単語が現在と同じ意味(受信機や放送など)で使われていたとは考えにくく、
むしろ「音声の伝送技術」という技術用語ないしその略語として使われていた可能性が高いといえます。
ほかに「radio」やこの語素をを含む語として、放射性同位体を意味する「radioisotope」や数学の弧度の「radian」、
タイヤの素材が円周に対して直角に走っている「radial tire」などの語がありますが、いずれも
「ラジオアイソトープ」「ラジアン」「ラジアルタイヤ」
と、「radi」が「ラジ」の音に表記されています。前二者は欧州由来と見て間違いないでしょう。
「ラジアルタイヤ」については、私も「??」なのですが…。
なお、「di」が「ジ」と表記されるようになった理由は、既に#1さんや#4さんが回答しているとおりです(戦前は「ラヂオ」だった)。
もしラジオ技術が日本に入ってきたのが英語圏からだったら、「ラジオ」ではなく「レジオ」と書かれていた可能性もあるかも?
参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/History_of_radio
見事な回答をありがとうございました。感服です。
私も実はここへ投稿する前にできる限りの仮説立てと調査はやってからと思い、「ラジオ」「カタカナ語 語源」などで検索をかけるなどしてやってみてはいたのですが、語源については辿れず終いで、ラジオについては「日本における」ラジオの周辺事情にしか調査が届いていませんでした。日本のラジオの黎明期に関しては、どこの国の技術者に習ったとかその辺りのことには一切触れておらず、がっかりしていたところでした。
steinflussさんがおっしゃるように、無線技術のオリジンを辿り、明治時代の我が国の技術参照国事情を考えれば、当時の日本人が最初に聞いたこの受信機械の名前がアメリカ人やイギリス人の口からではなく、その他の欧州ラテン語圏の国の人から発せられた音であったことは、そう聞かされるとあまりにすんなりと腑に落ちていきます。
ありがとうございました。今夜はよく眠れそうです(笑)
No.4
- 回答日時:
・子音dは、だ行を表す。
・子音と母音を単純に組み合わせる法則に沿えば、本来、だ行は「だ でぃ どぅ で ど」になるはず。
・しかし実際は「だ ぢ づ で ど」となっていて、ざ行が混ざっている。
・ディの発音は日本語にない。英語に馴染みがなかった世代には発音が難しい)
・diで表記すると、日本語のだ行にあてはめるとヂになってしまう。
・現代仮名使いでは、ヂはジに置き換える決まりとなっている。
以上の要因がいくつか重なった理由で、ラジオとなったのではないでしょうか。
余談ですが、電気工具のディスクグラインダーは、20年前まで、「ジスクグラインダー」という名前で普通に売られていました。(ひょっとしたら今でも?)
非常にロジカルなご回答ありがとうございます。
「ディ」に関しては、おそらくTXV12003さんがおっしゃる通りの「変換」を通して浸透したものと大いに首肯します。
「ジスクグラインダー」。思わず笑ってしまいました。
No.3
- 回答日時:
耳から入ってきて、そう聞こえたという可能性もあります。
むかしから使われている外来語は「目」より「耳」から入ってきたもののほうが多いと思います。ミシンも sewing machine の「マシーン」が当時の人に「ミシン」と聞こえたから、いまでも「ミシン」になっているのです。
radio は、カタカナを読むように「レイディオ」と発音されるわけではありません。
「レイ」は日本語の2音節分の長さでは発音されないでしょう。
また「ディ」という音はむかしの日本人には聞き分けづらかったでしょう。
ですから「ラヂオ」となり「ラジオ」となったのでは?
ご回答ありがとうございます。
私も実は音から表記を作ったと思っている派です。ミシンの例も以前にどこかで聞いたことがあり、さもありなんと思っています。
M_Satoさんのおっしゃる通り、radioという単語は「レイディオ」などと平板なカタカナ表記に再現できるような単語ではないというのも同じ意見なのですが、しかしそれだからこそ、一足飛びに「ラジオ」と書くのは納得できないと思うのです。当時そう聞こえたであろう、もっとまどろっこしい表記にならないといけないと思うのです。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
>>>そこで質問なのですが、どなたかこの「ラジオ」になった由来について
単にローマ字読みしただけでしょうね。
>>>
ところが、radioのカタカナ表記の「ラジオ」だけはおよそ元の英語の
響きとは似ても似つかないものになっていると思います。
そんなことはありません。
私がぱっと思いつくだけでも、
・studio(スチューディオ) → スタジオ
・stadium(ステーディアム) → スタジアム
・glove(グラブ) → グローブ (グラブとも言いますが)
・depletion(ディプリーション) → デプレッション
などがあります。
以上、ご参考になりましたら。
ご回答ありがとうございます。やはりローマ字読みですか。
事例もありがとうございます。確かにローマ字読みとしか思えない例がたくさんあるものですね。
ありがとうございました。
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