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如意輪観音や馬頭観音は、右膝を立て両足裏を合わせる輪王座と云う姿勢をとる場合が多いです。
これは座ってお産をする姿(座産)を現し、安産の願いが込められているという説を聞きました。
本当でしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

石仏めぐりをして写真を撮っています。


如意輪観音や馬頭観音は格好の被写体で、百枚を超すお姿をカメラに収めていますが、輪王座がお産をする姿を表しているとは、まったく思いもかけませんでした。
石仏を調べるときに仏像の本をかなり読んだと自負していますが、
そのような記述に出合った記憶がありません。

想像で回答して申し訳ございませんが、私はむしろ逆で、輪王座のお姿を見た古代の女性が、座産の姿を重ね合わせて、輪王座の仏像や仏画を信仰するようになったのではないでしょうか。

名品とされる如意輪観音像のお姿は、輪王座だけではなく、半跏踏み下げの像も多いです。
兵庫県神呪寺の像は、あぐらでもない変な座り方です。
神呪寺 木造如意輪観音坐像
http://www.nishi.or.jp/~kyodo/sitei/nyoirin.htm

Netで調べると「輪王座は、左足が自己を、右足が仏を表し、仏の智慧で自己を抑えるという意味がある」そうです。
http://www.barstates.com/cgi-bin2/ken1.cgi?page=20

観音さまは、男でもなければ女でもないそうですが、優しい表情やお姿からは、どうしても女性をイメージします。
出産は女性にとって命がけの営みですから、ほとけさまにすがりつきたいという気持ちが、輪王座の如意輪観音を信仰するきっかけとなったと想像しています。

石仏のすばらしいHPをご紹介します。今も各地にその習俗が残っているのですね。
http://blogs.dion.ne.jp/arot/archives/3468554.html

会津のおんばさま
http://www17.ocn.ne.jp/~aizua/page014.html

奈良時代か平安時代か、いつのことか知りませんが、誰かがお産の姿を輪王座という特殊な座り方で表現したのかも知れません。
専門家からの回答を私自身も興味津々で待っています
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なかなか「専門家」の方からの回答がつきませんね。



私は大学で仏教学を学び、その関係で仏像関係の講義もいくつか聴講しましたが、観音像の坐り方で「お産の姿を表現している」というのは聞いたことがありません。
馬頭観音はあまりよく知らないのですが、如意輪観音の坐り方は、一般に思惟する姿(衆生をどうやって救済するかを考えている姿)とされています。

菩薩の願う「衆生の救済」とは、本来は衆生に悟りを開かせることですが、衆生の側から、「救ってくれるということは我々を幸福にしてくれることだ」と解釈され、その「我々の幸福」の一つとして安産に御利益があるというふうに解釈され、それがあの坐り方をして「お産の姿だ」と言わしめるに至ったのだと思います。
つまり、安産に御利益がある、お産の姿である、というのはすべて後付けだと思うのですが。

正確には専門家ではありませんが、仏像に関してそこそこ学んできた立場から「“半”専門家」ということで回答してみました。
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