プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

お世話になります。
例えば、膵臓がんの検査におけるMRTとCTの有効性について教えて戴きたいと思います。
(胃ガンであっても、肺ガンであっても、同じかも知れませんが)
CTについて放射線被曝の危険性があることをあえて度外視した場合、
MRIとCTとではどちらが有効とされているのでしょうか?
前者については、初期のがんが見つけにくいと聞いたことがあります。
また後者は、がんの進行状況を把握するために用いると聞いたことがあります。
結局、がんの程度に応じて使い分けするものなのかなとも勝手に思っていますが、
病院によってはMRIが導入されていないところもあり、なかなか患者が選択できるものでも
ないのかも知れませんが、
そこをあえてMRIを導入している病院を選んで行くべきなのかどうか迷っています。
素人でもわかるよう、ご説明を戴けると幸いです。
質問内容が不適切な部分があるかと思いますが、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

私も患者家族の者ですので、詳しいことは分かりませんが・・・。


例えば、肺がんの場合、レントゲンをとると影があるのがわかりますよね。その後、CTを撮ります。CTを撮ると、レントゲンより詳しく、腫瘍の大きさが分かります。また、脳腫瘍の場合、CTをまず撮ります。そこで、脳が腫れていることは分かりますが、その実際の大きさは分かりません。そこで、MRIを撮ります。そうすると、正確な大きさがわかります。またCTにうつらない小さな脳腫瘍もMRIだと見つけることが出来ます。
初めはレントゲン、CTなどで検査し、異常が見つかったら、MRIで検査するのが一般的だと思います。しかし、脳以外の臓器にMRIを使うかは分かりません・・・。私の母は肺がん、転移による脳腫瘍ですが、肺はレントゲンとCT、脳はCTとMRIです。
因みに、MRIが導入されている大きな病院でも、CTは緊急などですぐに撮れますが、MRIは数週間前から予約が必要になることがあると思います。
参考になれば幸いです。

この回答への補足

お二方からご回答を戴きましたが、いつもながら思うのですが、
どの回答も甲乙つけられるものではありません。
先着順でポイントをつけさせていただきますので、悪しからず
ご容赦ください。

補足日時:2008/10/04 22:38
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この回答へのお礼

わかりやすいご説明ありがとうございました。
何となくですが、CTとMRIの違いがわかったような気がします。
それとMRIの優位性をうったえるサイトもありましたが、やはり
すべての病院でMRIを導入するのは、価格面等(単なる推測ですが)
の問題もあって、なかなか実現が難しいのでしょうね。
先生の判断で、必要であればMRI検査が可能な病院を紹介して戴けば
良いのかも知れませんね。

お母様のお具合が快方に向かわれますことをお祈り申し上げます。

お礼日時:2008/10/04 22:24

多少専門的なことになるかもしれません。


CTは空間的な分解能や時間的な分解能に優れます。たとえば、CTだと1mmの違いが分かるがMRIだと5mmくらいの差がないと分からない、といった具合です。また、1秒で5身体の1断面がCTだと撮影できるが、MRIだと同じ断面が5秒かかるというのが時間的な分解能です。
質問者さんが書いておられる初期の癌が見つけ難いというのはこの空間解像度の違いによることを言っておられるのかと思います。

一方で、MRIは組織分解能に優れます。たとえば、正常組織信号と癌組織信号の違いです。CTだと、同じような組織は同じような濃度になってしまいます。

結論を言えば、CTは癌のスクリーニング(癌の有無を探す目的)で用い、造影剤を併用したり、薄い断面で評価しても分かりにくい場合はMRIを用いて検討するというのが一般的だと思います。
ただし、前立腺癌や子宮がん、卵巣癌、脳腫瘍に関してはCTよりもMRIのほうが発生した部位についての診断は有用ですが、転移を探すにはCTのほうが有用です。最近ではMRIでもこのスクリーニングを行うような検査方法も出来てきていますが、研究段階です。

MRIを持っている施設となると、いわゆる総合病院級の病院ですから、どこからかの紹介状が必要となります。どういうがんを想定しているかでかかりつけ医に判断してもらうのがベターでしょう。検査の組立を素人がやると、医療費の無駄使いになってしまいますので。

この回答への補足

お二方からご回答を戴きましたが、いつもながら思うのですが、
どの回答も甲乙つけられるものではありません。
先着順でポイントをつけさせていただきますので、悪しからず
ご容赦ください。

補足日時:2008/10/04 22:41
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この回答へのお礼

詳しい、かつ、わかりやすいご説明ありがとうございました。
”1秒で5身体の1断面”というあたりは素人の私にはちょっと理解が
難しいですが、なにせ、一長一短があり、適切な使い分けが
現在も一部の領域でなお試行中なのだなというふうに理解しました。
また、”MRIは組織分解能に優れる”という点に、MRIの長所の一端
が垣間見えたような気がします。
(素人が勝手な解釈をして申し訳ありません)

技術的なご説明に加えて、患者としての対応の仕方についてもアドバイス
くださり、ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/04 22:37

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