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私のグループは甲冑を着けて歴史体験をする活動が主です。ここ最近、メディアにも取り上げられるようになってきました。
1、顔は深くバイザーで覆われているため素顔は見えません。しかし、甲冑は一つ一つ特徴があり、甲冑を見るだけで着ている「中身」が誰かわかります。また、陣羽織や盾には個人紋章が書かれている場合は、個人が特定できます。つまり、肖像権を考えると「顔を塗りつぶした状態ながら、体の特徴で誰だかわかる」という状態に近いのですが、この場合どのような手順が必要でしょうか?(本人へ使用許可確認が取れません)
2、甲冑の中身が入れ替わった場合、外からは判別できない「中身」に承諾を得るべきでしょうか。あるいは個人を特定できる「甲冑」の所有者に承諾を得るべきでしょうか。
3、個人の特定できる紋章を塗りつぶすべきでしょうか(名前が書いてあるのと同じ)

A 回答 (1件)

肖像権というのは権利として認められてからまだ日が浅いので、判例などもそれほど多いわけではありません。

したがって、質問にあるようなやや特殊な事例について、正解を出すことは難しいです。しかし、一応の私の答えは以下のとおりです。

1 甲冑をみたら誰だかわかる、とのことですが、甲冑を見ただけでわかるのはかなり狭い範囲の人々に限られる(同じグループの人だけ?)と思われます。このような狭い人しかわからないのであれば、肖像権が侵害されたとはいえないでしょう。そうではなく、近所の人くらいなら写真を見て誰だかわかる、というものであるのなら肖像権の侵害になる可能性があります。

2 甲冑の中身が変わる可能性があるのなら、なおさら甲冑だけでは個人を特定できないということになりますので、肖像権侵害とはいえません。なお、物には肖像権は発生しませんので、甲冑の所有者に対する承諾は不要です。

3 家紋でどの程度「個人」を特定できるかどうかわかりませんが、基本的には不要と考えます。ただ、心配であるなら、塗りつぶした方がよいでしょう。
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この回答へのお礼

大変わかりやすい解説をありがとうございました。

お礼日時:2008/10/22 20:06

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