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「なかなかオツなものだね」の「オツ」は、甲乙の乙と関係がありますか?

A 回答 (3件)

「なかなかオツなものだね」のオツは甲乙の乙です。


しかし、昔の通知簿の甲乙丙丁や徴兵検査の甲種合格などのような成績や序列とは無関係です。

他の方のおっしゃるように、日本の楽器の吹き方による音の高低からきているようです。楽器には詳しくありませんが、人様に聞きますと次のようなことになるようです。

笛なんかでは強く吹くと高い音が出ます→甲音(かんおん)
弱く吹くと低い音が出ます→乙音(乙音)
乙音はオクターブ下の音ですね(5正音階でオクターブというとヘンですが)。
甲音が普通のきれいな音なんです。乙音は裏の音です。上手に吹けば味わいのある音が出るようです。

「なかなかオツなものだね」は一種のホメ言葉でしょう。しかし、「なかなかコウ(甲)なものだね」とは言いません。
というのは、甲音は誰でもわかる当たり前のきれいな音ですから、わざわざ「コウ(甲)なものだね」とは言わないわけです。
「なかなかオツなものだね」には甲よりも落ちるという意味はありません。
食べ物のB級グルメとは明らかに違います。

「なかなかオツなものだね」の「オツ」は、誰でも認める当たり前のいいものではなくて、「一風変った」、「捨て難い味のある」、「ちょっと面白みのある」といった感じに使われます。
決してB級品や二級品ということではありません。しかし、正面切っての第一級品でもありません。
そういう序列や順番から超越したところにある「面白い味わい」なんだろうと思います。

ついでに「甲(かん)高い声」の「甲高い」のルーツも判明しましたね(^-^ ) 。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/20 09:44

雅楽で低めの音を「乙音」と呼んでいる。

音が低い、声が低いということは「渋い」という意味にもつかわれていたが、「渋いねぇ」が「オツだねぇ」という表現に転化した。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/20 09:43

大いに関係します。

以下のURLを参考にしてみてください。

   http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

「邦楽で、甲(かん)より一段低い音(おん)」の意から転じて

  「普通と違って、なかなかおもしろい味わいのあるさま。味(あじ)」
  「普通とは違って変なさま。妙」

を意味するのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/20 09:42

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