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ポリスチレンはスチレンの重合体ですから鎖状の高分子です。
固体状のポリスチレンでは鎖と鎖が鎖の間に働く引力(ファンデルワールス力)によってくっついています。極性のない物質で働く分子間力はこの力です。各部分に働いている力は弱いですが鎖の長さが長いので全体としては力が大きくなって固体になっています(スチレンは沸点145℃の液体です)。加熱すると簡単に融けるのはそのためです。
ヘキサンも極性のない液体です。働く力の性質にあまり違いがないですからポリスチレンの鎖の間にヘキサンの分子が入っていくことが出来ます。こういうヘキサン分子の数が多くなると絡み合っていた鎖がほどけてきます。溶けるということが起こります。
ポリスチレンはベンゼンにもトルエンにも溶けます。
スチレン、トルエンはベンゼンと共通の構造を持っていますので互いに交じり合うことが予想できるでしょう。
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