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本を読んでいるとたまに文章の内容が理解出来ないことがあります。
例えば今読んでいる本(花嫁化鳥/寺山修司)では文中にフレーザーという人の言葉を引用する場面があり、

「呪術の致命的欠陥は、法則によって決定される現象の因果的連鎖についての全体的な想定のうちに存するのではなくて、その因果的連鎖を支配するところの特殊な法則の性質に関する全体的誤認のうちにある」

という文章です。
一つ一つの言葉(因果とか連鎖とか誤認など)はもちろん日常知っている言葉なのですが、これらを連結させた文章になった途端に全く理解出来なくなります。
(因みにこの文章をわかりやすく訳したいのではありません)

この本に限らず、こういった文章(○○的○○など)はよく目にしますが、これを理解出来るようにするには何かコツがあるのでしょうか?
あるジャンル(心理学?倫理学?哲学?)特有の書き方なのでしょうか?

私自身、文章力に乏しいため意図の伝わりにくい質問ですみません。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

驚く程の悪文ですね。

これを書いたり、紹介したりしているとは、寺山修司って余程偽物なんですね。驚きました。質問者さんはソーカル事件をご存知ですか。やたらに今様な専門用語などを意味も分からずに使いまくって素人を煙に巻いて、私は哲学者でございと言っている、所謂ポストモダニズムの“哲学者”たちの底の浅さを、聴衆の前にえぐり出した事件です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ソーカル事件

を参照して下さい。

先ず、

「呪術の致命的欠陥は、法則によって決定される現象の因果的連鎖についての全体的な想定のうちに存するのではなくて、その因果的連鎖を支配するところの特殊な法則の性質に関する全体的誤認のうちにある」

と言う文章を分析してみましょう。この文章は、

(1)法則によって決定される現象の因果的連鎖が存在する。それを統一的に把握する全体像が存在する。呪術の致命的欠陥はその全体像の把握の仕方に在るのではない。

(2)その因果的連鎖を支配する特殊な法則が存在する。呪術の致命的欠陥は、それに関する(全体的)誤認にある。

と分解できます。この(2)の(全体的)が全く意味をなしません。その言葉を取り除いたら、特殊と言う意味が生きて来て、一応論理的な文になって居ります。しかし筆者が敢えてこの(全体的)という言葉を入れたので、「全体像の中に誤認が在る」とも解釈できます。でも、そうすると(1)と矛盾します。

要するに、この文章は書いている本人にも自分で意味が判っていない駄文なのです。こんな文章をさももったいぶってお経のように唱えることが、寺山修司の程度であるとは恐れ入りました。ソーカル事件で暴かれたポストモダニズムの寵児達ように、寺山修司も裸の王様だったのでしょうか。

自分で何を言っているか判りながら物を言ったり書いたりしている人の文章は、常に透明で判り易いものです。もし判りづかったら、自分を疑う前に、この著者は果たして本物かどうかを疑ってみたらどうでしょうか。そんな物を判ろうと努力するよりも、もっと判り易い文章を書く人の作品を多くを読む努力をすべきです。

頭の悪い人程一人よがりの文章を書いたり、それを有り難がったりしているものだと言うのが、頭の悪い私の経験則です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
駄文なんですね(笑)
本当に自分が好きな本は、簡単に書かれているけど心に響く文章が多いです。
ソーカル事件の著者は「知の欺瞞」という本を書いているんですね。
内容見たらそちらの方に興味が沸きました。

お礼日時:2009/01/10 17:15

悪文であるという点ではNo.1の方と同意見です。

しかし、それはフレーザーさんや寺山さんのせいというよりは翻訳者のせいであるように感じます。原文が何語で書かれているのかは知りませんが、外国語と日本語との言葉のつながり(構造)の違いを考慮しないでただ単語を並べた、悪い翻訳です。
例えば例文だと、「法則によって決定される」がかかるのが「現象」「因果的連鎖」「想定」のどれであるかが分かりません(私は最初素直に「法則によって決定される現象」と読んでしまいましたが、どうも「因果的連鎖」にかかるようですね)。それに従って、「『その』因果的連鎖」も「どの」因果的連鎖なのか分かりませんし、同様に「その因果的連鎖を支配するところの」が「法則」「性質」「誤認」のどれにかかるのか、「特殊な」が「法則」「性質」「誤認」のどれにかかるのか、分かりません。
これを理解するには原文に当たるしかないでしょう。私だったら、「こんな訳の分からない日本語を書く翻訳者は阿呆だ」と、本を閉じます(笑)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
翻訳の仕方でだいぶニュアンスも変わってくるかもしれませんね。
翻訳された方は理解しながら翻訳したのか私も疑問に思います。
私の読解力を棚に上げて言えば、この引用文は支離滅裂に感じます。
でもこの本の著者の寺山修司は理解してるみたいなんですよねえ。
お互いに相通じるものがあるんでしょうかね。

お礼日時:2009/01/10 18:24

引用した文章を分かりやすくするために、一部を丸括弧で囲ってみました。



「呪術の致命的欠陥は、(法則によって決定される現象の因果的連鎖についての)全体的な想定のうちに存するのではなくて、(その因果的連鎖を支配するところの特殊な法則の性質に関する)全体的誤認のうちにある」

次に丸括弧で囲われた部分を除いてみます。

「呪術の致命的欠陥は、全体的な想定のうちに存するのではなくて、全体的誤認のうちにある」

非常にシンプルになって分かりやすくなったと思います。丸括弧で囲われた部分というのは、想定や誤認という言葉の説明部分なのです。このように文章構造さえ分かれば、かなり理解しやすくなります。あとは、読書経験を積むことによって慣れるしかないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに構造を理解すればよりわかりやすくなりますね。
ただ、私が理解出来ないのは構造よりもむしろ

・法則によって決定される現象
・因果的連鎖
・因果的連鎖についての全体的な想定
・因果的連鎖を支配するところの特殊な法則の性質

これらの言葉が全くイメージ出来ないんです。抽象的過ぎて。
「法則によって決定される現象」って例えば何でしょう?
「因果的連鎖」って因果と連鎖という言葉はもちろん知っていますがこれが合わさって「因果的連鎖」となると何が何だかわからなくなります。
辞書で調べても個別に「因果」と「連鎖」しか出てませんし。

お礼日時:2009/01/10 17:28

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