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強誘電体の勉強をしている物理初学者のものです。

ある教科書で自発分極の温度依存のグラフがあったのですが、(自発磁化の温度依存のグラフは滑らかな曲線を描くのにもかかわらず)キュリー温度で相転移を起こしたかのような変化をしていました。
なぜこのような変化をするのでしょうか。

A 回答 (2件)

強誘電体というのは自発分極がある物質のことではないですか。


外部電場がある時だけ分極が現れるというのは自発分極とは言わないはずです。(反強誘電体も外部電場があるときだけ分極がでますが分極率に違いがあるはずです。)

強磁性体も同じです。
>自発磁化の温度依存のグラフは滑らかな曲線を描くのにもかかわらず

不思議な文章ですね。自発分極の現れる温度がキュリー点ですから。
キュリー点の存在しない、相転移の起こらない、強誘電体というのがあるのですか。
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相転移を起こす温度を「キュリー温度(Tc)」と呼びます。


それぞれは、
~自発磁化の場合の磁荷~

Tcより高温 : 0
        (ただし、Tc直上では局部的な自発磁化を起こすため
        ちょっとだけ磁化する)
Tcより低温 : 自発磁化する
        Tcに近いと熱ゆらぎで磁化は小さい
        温度が下がるにつれて自発磁化がMAXに近づく

~自発分極の場合の電荷~

Tcより高温 : 0
Tcより低温 : (多くは)自発分極すると分極時に構造転移を起こす
        →Tcにて、いきなり大きな分極を起こす
         グラフで見ると大きな飛びがある

このような違いが一般的です。
 ただ、ndag932nさんの文章を拝見すると『分極・磁化』ではなく
『分極率・磁化率』のグラフをから読み取ったもののように思えます。

誘電体と磁性体の違いは、
1次転移と2次転移の違いが表れているだけなので、
まず相転移について学ぶとよくわかると思います。
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