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高校生物からの質問です。
マウスに皮膚を移植する実験の問題で、2回目に皮膚を移植した場合に皮膚の脱落が1回目の移植皮膚の脱落より早まる理由を答えよ、という問題がありました。これに答える際に「記憶細胞」という言葉は使えるのでしょうか。記憶細胞は体液性免疫の時にB細胞から生じるものだと思うのですが、B細胞は細胞性免疫の時でも記憶細胞になるのでしょうか。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

移植のマウス間のMHCは違うのが前提で書きます。


1回目に比べ2回目の移植時のほうが移植片の脱落が早いのは、質問者様が言うように移植されたマウスの中にいる記憶細胞がいるためでしょう。また、MHC間の異なる免疫反応を「アロ」反応といいます。アロ反応は免疫反応の中でも、極めて強いものです。

この免疫反応の本体は主にCD8という細胞を発現したキラーT細胞です。質問文に記憶細胞=B細胞のように書いてありましたが、細胞性免疫の中心であるT細胞でもそれは存在します。T細胞の記憶細胞についても盛んに研究されています。よって、1回目に反応したアロ抗原反応性CD8陽性T細胞の一部が生き残り、記憶細胞になったものが2回目の移植で選択的に増殖、活性化されるために素早い反応になると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2009/02/14 23:48

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