
スキージャンプの疑問なんですが、跳ぶときのスピードが速ければ速い
ほど、遠くまで跳べることは間違いないと思うのですが、
スキージャンプをテレビで観ていると、選手のほとんどがスタート
する時「ふわっ」っと立ち上がるだけのスタートをします。
もっとスピードをつけるためには、座っているところを押すとか、
もっと反動をつけてスタートするなど、加速するためにもっと
おもいっきりスタートできると思うのですが、
なぜみんな「ふわっ」っと立ち上がるだけのスタートをするので
しょうか?
A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
私は札幌出身で、以前何度も大倉山や宮の森などにジャンプ観戦に行きました。
夏場は、リフトでスタート地点まで登ることも出来ますので、そこから下を覗き込むことも出来ます。
私はアルペンスキーでは、学生時代、競技も経験しており、相当な斜度があっても恐怖心などは感じませんが、あのジャンプのスタート地点はヤバイ!という感じです。
テレビなどで見る分にはそれほど急に感じないですが、実際には大変な傾斜です。迂闊に加速しようとするとバランスを崩す可能性もあります。
ですから、勢いをつけて加速することよりも、バランスを保ち、スムーズな前傾姿勢にすばやく移行することをより重視しているのだと思います。
ただ、ずいぶん昔の話ですが、宮の森、大倉山が出来たころのスタートゲートをご存知ですか?
あの頃は、いまのように平均台のようなところに腰掛けてスタートするのではなく、両脇にゲートがあって、そこから両手を使って勢いよくスタートしていましたよ。当時のスタートは、両手を思いっきり使えたので、やっぱり加速重視だったのでしょうね。
もし古い映像(札幌オリンピックとか)を見る機会があったら、確認してみてください。
ちなみに踏切時のスピードと飛距離との関係ですが、札幌に住んでいた頃、ジャンプ経験者に聞いたところでは、「時速0.1kmでも速ければ速いほど距離は出る、しかし速ければ速いほど、踏み切りのタイミングを合わせることが難しくなる」とのことでした。
この回答への補足
丁寧なご回答ありがとうございます。
「あの頃は、いまのように平均台のようなところに腰掛けてスタートするのではなく、両脇にゲートがあって、そこから両手を使って勢いよくスタートしていましたよ。」←私にとってひじょうに興味深い話です。
機会があれば見てみたいです。
やはりみなさんご指摘のように、微々たるスピードアップをするよりも、バランス、スムーズな前傾姿勢、踏み切りなどを重視したほうが
よっぽど飛距離に直結するのだということがよくわかりました。
みなさんとても丁寧に回答していただいてどなたにありがとうポイントをつけさせていただいたらよいか大変まよっている次第です。
No.5
- 回答日時:
スキージャンプの助走でスピードを出す一番大切なことは、あの独特な卵形姿勢です。
スピードが速くなりますと空気との戦いになります。ですからスタート時に何かいらない動作(押す等の)をしまして、重心や卵形姿勢を取ることに遅れが出ますと途中での修正では最終的にはスピードは出なくなります。選手は「ふわっ」とスタートをしているように見えますが、一刻も早くスキーの最適な位置に乗り、卵形姿勢を取ろうと努力しているのです。この回答への補足
返事おそくなりましてすいません。
<一刻も早くスキーの最適な位置に乗り、卵形姿勢を取ろうと努力しているのです。>←とても参考になるご意見ありがとうございました。
勉強になります。
No.4
- 回答日時:
アルペンスキーではより速いスタート方法を採用することで、タイムを0.01秒でも縮めようとしますが、その為の必須アイテムとしてストックがあります。
ストックを使ってスタートすると一漕ぎで進める距離が大きいので、加速できるスピードも大きくなります。
対して、スノーボードの大回転やスノーボードクロスなどのストックを使わないでスタートする競技を見ると、手で押して加速できる距離が短く、加速も非常に少なく見えます。
ノルディックのジャンプ競技の場合、スノーボードの競技よりも漕ぎ幅が少なくなります。スノーボードは手を自分よりも前に大きく出した状態から大きく漕げますが、ジャンプ競技は手の位置は身体と同じ位置です。
しかも、ジャンプ競技の場合は斜度の急なスタート位置なので、スタートした瞬間に自然に加速していきます。自然に加速していくなかで、自身の手で押す力でさらに加速するのは難しく、加速できるのは微々たるスピードだと思います。
さらに、ジャンプ競技は上記の他の競技と違ってスピードではなく飛距離を争う競技ですので、他の競技では意味のあるスタート時の加速行為がジャンプ競技の場合はそれほど意味がないのかもしれません。
つまり、加速行為の有無によって、0.01秒速く踏み切りポイントにたどり着くことができたとしても、その0.01秒速い事が実際にどの程度速度が速くなっていると言えるのか?その微々たる速度がどの程度飛距離を上げるのかは、さほど期待できるほどの飛距離はかせげないのではないか?と想像できるのです。
回答ありがとうございます。
確かにタイムを競う競技ではないですもんね。
0.1秒はやく踏み切りまで到達したからといっても速度に換算すると確かに微々たるものなのかもしれませんね。
かなりの急斜面なので手で腰掛けている所を押してもほとんど加速が見込めないからやらないという説が私のなかでもかなり有力になってきました。
バランスをくずしたり、いつものルーティーンを崩すほうがよっぽど飛距離に影響がでるのかもしれませんね。
スタート方法がルールで規制されているわけではないのなら、これくらいしか理由はないですしね。
プロのスキージャンパーに理由を聞いてみたいものです。
参考になりました。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
#2です。
ごめんなさい。出掛け前で、だいぶ端折ってしまいました。
肝心な「ヒルサイズに合わせてスタート台を設置している」と言うことがスッポリぬけてしまいました。
大倉山ジャンプ競技場のスタート台を例にとりますと、様々な技術の進歩により、札幌オリンピック当時のスタート台の位置(高さ)では「速度が出すぎる=飛びすぎる」ため、数度の改修により低い位置へと移設されています(10m位下がったか と)。
「対地効果」で発生した揚力の影響もありますから、速度とのバランスも重要でしょう。
ヒルサイズに合わせた飛距離となるように「速度を抑制する対策」がとられた事実があります。
ところで、思いっきりスタートしたときの増速効果がどれくらいあるか、参考までに教えていただけませんか?
この回答への補足
何度もご回答ありがとうございます。
誤字脱字の多い文に対してご丁寧な回答非常にありがたいです。
ちなみに「アプローチ速度が1.0km/h遅くなれば、飛距離で8~10mの差が生じる」という文がミスタイプになっておりました。
思いっきりスタートしたときの増速効果がどれくらいあるか、参考までに教えていただけませんか?
↑
申し訳ありませんがド素人ですので全く想像がつきませんが、
0.1k/mでも速いほうが順位があげられると思うのです。
スキージャンプをテレビで観ていますと、選手によってはあの腰掛けている所を軽く押してスタートしている選手も結構います。
ですがおもいっきり押しているようにはみえませんし、
とくに日本人選手にいたっては、ただ「ふわっと」立ち上がるだけの選手が多いように感じたのです。
そして踏み切りの瞬間のスピードがテレビの下の方に表示されるのですが、
日本人選手は他の選手(特に上位の選手)より遅いと感じたのです。
そしてこの疑問がうまれたのです。
もちろん選手の体重が違いますし、斜面も時間によって変化しますからスピードに差がでるのはあたりまえですが・・・
Sasakikさんのおっしゃるとおり、相当に急な斜面ですから多少スタートでなにかしたからってスピードにはほとんど影響はないのかもしれませんが、なにもやらないよりはマシだと思うのです。
0.1k/mの差でも順位が入れ替わる可能性もあるとおもいます。
アプローチ速度が1.0km/h遅くなれば、飛距離で8~10mの差が生じる」という言葉があるくらいですから、ちょっとでもスピードが速くなる努力があってもいいような気がするのです。
せめて他の選手のように腰掛けているところを軽く押してスタートするぐらいしてもいいんじゃないか・・という疑問なんです。
ひいては全選手がもっとスピードに対する努力(腰掛を力いっぱい押すなど)があってもいいように思うのです。
またしても長文申し訳ございません。
No.2
- 回答日時:
そもそも、世界中の競技関係者が大学などで高度研究機関で研究して、その科学的根拠に基づいているんですけどねぇ。
>跳ぶときのスピードが速ければ速いほど、遠くまで跳べることは間違いないと思う
この時点で間違い。飛行機もそうですが、揚力は「速いと増える」という単純な話しではなく、速度、形状や空気抵抗などのバランスで生じるもので、飛び出しが速すぎて失速することがあり得ます。
ヒルサイズ120m級で確か90km/hちょい(通常の競技の飛び出し速度です)が最適な速度と聞いたことがあります。
まあ、多少、腕力を使ったところで速度に影響する要素は無いんじゃないか と。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
>跳ぶときのスピードが速ければ速いほど、遠くまで跳べることは間違いないと思う
この時点で間違い。飛行機もそうですが、揚力は「速いと増える」という単純な話しではなく、速度、形状や空気抵抗などのバランスで生じるもので、飛び出しが速すぎて失速することがあり得ます。
↑
このご意見ですが、もちろん空気抵抗などの条件があるのはわかりますが、
いろいろ調べてみたのですが、
スキージャンプはその日の条件によってスタート地点の高さを変えています。
飛距離の出にくい条件の悪い日はスタート地点がより高い
ところからのスタートとなり(飛び出しスピードが速くなる)、
条件のいい日は低いところからのスタート(飛び出しスピードがおそくなる)となるようです。
選手を選考する時、ただ単純によく跳ぶ選手を選ぶのではなく、切速度と飛距離の比率を数値化して選手を評価し、低速でも飛距離を伸ばせる選手を抜擢したという例もありますし、
なによりスキージャンプには「アプローチ速度が1.0km/h遅くなれば、飛距離で8〜10mの差が生じる」こんな言葉があるみたいです。
このことからもスピードは速いほどいいのは明らかではと思います。
90km/hが最適な速度というのはおそらくK点付近ぐらいに着地するくらいのスピードという意味の最適ではないでしょうか。
そもそも140km/h以上で滑走路を走り、1000km/hで上空を飛ぶ飛行機とスキージャンプとをいっしょに考えるのは幾分無理があるかと・・・
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