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源氏物語が好きな方たちにぜひぜひお聞きしたかったのですが一番好きなキャラクターは誰ですか?理由も教えてください。
もちろん原文の「源氏」に出てくるイメージ以外に、わかりやすく小説化されたものや「あさきゆめみし」などコミックに登場する姿に対してでも結構です。

A 回答 (11件中1~10件)

 


「キャラクター」とかいうと困りますが、「登場人物」と言えば、これは、紫上以外にはないのではないかと思います。円地文子の現代語訳と大和和紀のコミック、更に、「六条のおばはん」とか書いていた田辺聖子の翻案小説(と言っても、ほぼ原作に近いですが)などが入り交じり、何か訳が分からないのです。

イメージ的には、どうしても、コミックの影響が強くなりますが、源氏が太政大臣になって権力を掌握して栄華栄耀を極めた時期には、円地文子の訳では、源氏は、でっぷり太った(とは言い過ぎですが)、堂々とした精力に満ちる「男」として出てくるので、これはコミックのイメージとはだいぶ違います。

源氏はロリコン趣味で、小柄な女性を愛したので、紫上も当然、小柄な女性なのです。明石君も小柄な女性のはずです。

紫上とはどういう人であったのか、はっきりしません。少女の頃に、源氏が笛を吹き、若紫が琴を弾くという情景がありますが、あれは、一条天皇と、その中宮(藤原道長の娘)彰子の様子を映したのだという説があります。

人物造形としては、もっとも複雑な人物というか、「物語」の登場人物の域を超えた造形だと思います。作者が自己投影していたのだと思います。六条御息所、葵上、朧月夜、明石君、玉鬘などは、いかにも、物語の登場人物として人物を設計したように見えるのですが、紫上は、かなり複雑だと思います。

単に、聡明であるとか、芸術的感性が豊かという以上に、「心の深さ」があるのです。花散里は、心が穏やかな、安らぎのある女性ですが、紫は、その深い心のなかに、情熱的な愛と、素直な優しい心と、不安定な自己の存在の悲しみを、同時に具現していた、備えていたとも思えます。

作者は、紫上に源氏の子供を産ませることをしません。紫上は、明石君の娘の姫を代わりに育てます。六条院の新年の衣装選びで、明石君は、雅やかさが強調され、紫上は、美人であることが強調されますが、よく考えると、紫上の衣装は、その六条院における立場を意味しているのであって、彼女の個性を表したのかどうか疑問です。

明石の姫君が母親から別れる時、藤式部の文章は、明石君に対し、中宮の母にささげる、最上級の敬語を使っているという指摘があります。まだ明石の姫君は童女で、将来はまったく不明であるにも拘わらずです。源氏が、明石君に雅やかな衣装を選んだのは、この延長上にあるとも思えます。

源氏物語の主要な女性のなかで、出自や、後見や、成長が不安定なのは、実は紫上なのです。兵部卿宮の脇腹の娘というのは、六条院で、三宮が出現するまでは、源氏の正室の立場にあるには、それぐらいの身分が最低必要だったからですが、「脇腹の女王」で、しかも身分に相応しい育ち方をしていません。

玉鬘の物語は、典型的な貴種流離譚で、数奇な運命に玉鬘は翻弄されますが、結局、ハッピー・エンドと一応なります。紫上は、玉鬘よりも数奇な運命だったとも言えるのですが、そういう風に見えません。それは、外面的な流離ではなく、内面の流離が紫上の人生だったからだと思います。

紫上は、源氏よりも年下ですが、姉か母親のようにも見えることがあります。源氏にとって、紫上は、娘で、妹で、恋人で、妻で、姉で、母であったことになり、紫上とは、一体、どういう人なのか、と驚くのです。

紫上は、絶望の心のなかで、それでもある平安の境地を得て、世を去ったのだと思います。紫上の心のなかに結ぼれた、愛や悲しみや、生きることの矛盾や不安は、死によって解消されなかったのであり、ここで、『宇治編』の大君や中君の物語、そして、薫の願いを断る浮舟の話のエンディングへと展開して行くのです。

これは、『源氏物語』を概説しているのではなく、結局、紫上を中心として、過去、未来のすべてのできごとが旋回しているということです。源氏を中心に置くか、紫上を中心に置くかで、『源氏物語』は違ったように見えて来るのです。源氏を中心に考えると、何故、『宇治編』が必要なのか、何故、浮舟のエピソードで、唐突に話が終わるのか、分からないのです。

数多くの女性登場人物たちは、紫上の存在に陰影を与えるために配置されたようにも思えるのです。『源氏物語』の主人公は、紫上ではないかと言えるのです。その心の深みに、星の輝く暗黒と、春の光に香る花花を持った女性でしょう。
 
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この回答へのお礼

おっしゃるとおり、必ずしも原文の人物イコール現代語訳の人物ではないので、あえてああいう質問の書き方をさせて頂きました。
  与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、円地文子訳、瀬戸内寂静訳、橋本治、田辺聖子におけるパロディやビジュアル化されたコミックまでさまざまですが、原典では作中人物の思いが歌で書かれているのに、小説化されたものにはセリフになっていたり、意訳されて入っていたりで、後世の人が作ったイメージが一人歩きしている部分もあるかもしれませんね。(余談ですが、田辺先生のパロディは結構おもしろかった。まるで、「こっちの方が ほんまちゃうん」っていうくらいに)
 彰子が一条帝に入内したのは少女の頃(正確には何歳か失念)だったので一部モデルになっているという説は私も聞いた事があります。
 作中人物の体型は大塚ひかり氏も書いてらしたような・・・。
とにかく、深く掘り下げてくださりどうもありがとうございました。

お礼日時:2003/03/09 23:12

こんばんは。

やはり、源氏物語は女性が魅力的なようですね。
「あさきゆめみし」と田辺聖子訳のものを読みました。
私が好きな登場人物は、浮舟かなあ・・・・・・匂宮と薫、2人の男性に愛されたといわれていますが、私は、男性に真実愛されたことのない気の毒な女性だと思います。
それに、2人の間にはさまれて真剣に悩んでしまう初心なところが好感が持てます。
2人とも自分を真剣に愛していないことがわかっていたから、どちらも選べなかったのじゃないかと勝手に想像しています。
身分は低かったけれど、実は結構賢くて素敵な女性だったんじゃないかな、っていう気がします。ちゃんとした教育を受けていたら、もっと貴婦人になれたかも。
私が作者なら、彼女に素敵な恋人を作ってあげたいです。匂宮でも薫でもなく、浮舟のことを本当に愛してくれる人。
物語は浮舟が薫を拒絶するところで終わっていますが、その後の彼女が幸福であればいいなと思います。

この回答への補足

NO.11のunmaさんの補足らんをおかりして・・・・
このような「正解」の出ない質問に御付き合い下さりありがとうございました。
あらためて皆様にお礼申し上げます。
私の好きなキャラは 雲居の雁 です。昔は紫の上が好きだったのですが、
雲居の雁の、夕霧の文をとってしまうところや、実家に帰ってしまうところなんかが、なんだか現代のわたしたちと変わらないなあと思えて好きになりました。
「宇治十帖」はゆっくり読んでみたいと思っております。


 

補足日時:2003/03/21 22:39
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この回答へのお礼

こんにちは、お礼が遅くなってしまい申し訳ございません。
宇治十帖が好きな方が多くてびっくりしました。
 高校の時、古典の先生が、「浮舟は、当時にはいなかった女性像」と話して下さった事があります。入水したり、物語最後に薫をきっぱりと拒絶するなど 自らの意思で思い切った行動をする女性はいなかったとのこと。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/15 16:58

こんにちは(^-^)


楽しそうなので混じりに来ました。
みなさん女性を上げて下さってるので、私は男性で…。
頭の中将とかスキですねv
源氏と、若い頃は一番の親友だったのに、歳を取っていくといつの間にか政権争いの関係になっていってしまう…そこにふと気付いたシーンとか、結構泣かせます。
「あさきゆめみし」を見てると、源氏に女遊びを教えたのは、どー見ても彼ですよねぇ…(笑)。

ちょっと話題が逸れるのですが。「源氏物語占い」って御存知ですか?生年月日を入力するだけで、源氏物語の登場人物に当てはめてくれます。
私は宇治の大君でした(^-^;
参考URLに入れておきます。

参考URL:http://www.genji-daigaku.com/uranai/index.asp
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この回答へのお礼

なるほど、頭の中将ですね。
「源氏物語占い」本屋で立ち読みでやった時には末摘花になってしまったので
「がーん・・・」と思ったのですが、どうやらやり方が間違っていたらしく
先程試した時は空蝉になりました
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/09 23:20

私も「あさきゆめみし」全部揃えましたー。


以前は朧月夜が好きでした。順当に行けば中宮にもなれたのに、源氏との恋に落ちて、女として素敵だなーって。出家もして。でも、結局、本当に幸せだったのかと思えば、そうじゃないような気がして。帝にも光源氏にも愛されたけれど、どちらとも彼女を満たすことはできなかったような。
それで今は、明石の姫君が好きです。これを言うとすごく意外というか驚かれますが(笑)光源氏の娘で、中宮になって、コドモも沢山(匂宮とか)産んで、その子等は必ず天皇になるでしょう。そうなれば国母です。源氏物語に出てくる女性の中で、一番恵まれていて、一番幸せな人生で、栄華を極めた人かと。波乱はないし、面白みがないとも言えるけど。
雲居の雁と夕霧の幼馴染の恋も好きです。
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この回答へのお礼

明石の姫君、いいですねぇ~。パパは光源氏だし。ちい姫が紫の上に引き取られるところは泣きながら読んでしまいました。そのあと何日がすると紫の上を「おかあちゃま」って呼んでたから子供って環境にすぐ慣れるもんなんかな~と思いながら読んでましたが。関係ないけど明石の姫君と結婚した今上、あまり出番はないけどぼんぼんって気が・・・(^^;)明石の姫君は、中宮になってからはさらにしっかりものになってきますね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/08 16:51

明石の品格の高さと謙虚と高雅は私にとって理想です。


見習いたいと思います。
私も筆跡と仕草から気をつけようと思います。
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この回答へのお礼

 そうですね!筆跡! 子供の頃習字を習ってましたがイヤイヤやってたので全然身につきませんでした。当時母が「大人になったら字きれい方がいいねんで!」と言っていたのに、今更「やっぱり努力すればよかった」と言うと「ほれ みてみい」と言われるに決まってるので黙ってますが。  話がずれました。
 琵琶の名手というところがまたいい!源氏と知り合った頃、年上かな~と思ったのですが、結構若かったのですね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/08 12:09

全部♪……って、回答になってないやん!(*^_^*)。



登場人物はとりどり美しくて、みんな魅力的ですよねー。わたしにとって源氏物語の魅力は「絢爛豪華さ」でありますので、ジグソーパズルの1ピースだけを取り出すことが難しいように、一人を選ぶのは難しいです。
でも、あえて選べば紫の上かなあ。
やはり彼女に対する愛着は他の人より強いですね。多分一番大きな要因は、小さい頃から死ぬ時までが描かれている源氏以外の唯一の人であること。(たしかそうですよね?)
そして話の描かれ方がやっぱり紫の上にシンクロしている傾向があるのではないですかねー。彼女が女主人公がどうか、というのはまあ色々な意見もあるかと思いますが、源氏と言う華やかなメロディに寄り添う、安定した伴奏の立場にある人のような気がします。

紫の上は、可愛くてきれいで頭も良くて手蹟も美しく、奏楽にも巧みだというトンデモナイ人ですが、わたしの中ではやはりかわいそうな人です。
死ぬ時に、彼女にあったのは「あきらめと慈しみ」だったと思います。んーんー、うまく言えないけど、藤壺さんのように「悲しいながらも満足して」死んでゆけない人だったように思うのです。あきらめの部分を慈しみで埋めて、という意味では満足そうに見えたかもしれないけど。
死の直前の梅のエピソードでは滂沱の涙を流しました(T_T)。後年、あんな女たらしになる匂宮が、この頃は可愛いですね~。

うん、やっぱり紫の上が一番!
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この回答へのお礼

  
<後年、あんな女たらしになる匂宮が、この頃は可愛いですね~。
→わはは!!ほんとほんと かわいいですよねーこの頃は!
「おばあちゃまー」とか言ってるけど、後年「美しい祖母」として思いだしてるのにはすごいなーと思います。おばあちゃんが「美しい」んですよ~!!実の祖母ではないとはいえ、私もそう思われるようになりたいが・・・絶対ムリムリ。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/08 11:51

好きというのとは違うかも知れませんが、最近は「宇治十帖」の登場人物に興味を持っています。

宇治十帖と言えば女性だと前半は大君、後半は浮舟に注目されがちですが、目立たない分、中の君に注目してみると結構面白いかも、と思い始めました。後は、薫のいまいちどういう人物なのかつかめないようなところが面白いかなあ、なんて思っています。身体から芳香を発するなんてところも興味深い。

sirotibikoさんはいかかですか?
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この回答へのお礼

うっ・・・宇治十帖ですか。すみません!!読んだのですが、あまりピンとこなかった。ごめんなさいっ!!しゅ・・・修行が足りぬのかも。でも 個人的には薫よりは匂の宮の方が好きです。
 与謝野晶子の訳で読んだのですが、ちょこっとだけ出てくる宮の御方っていましたよね?あの人って何者なのでしょうか?もし気がむいたら補足をいただければうれしいです。

お礼日時:2003/03/08 11:38

 私は葵上が好きです。


 生霊に殺されてしまうというかわいそうな設定ではありますが、、、。

 気品高く、光源氏に甘えられずにいて、でも最後には心を開くことを知って、、、。
なんだか、すごく切なくてはかなくてとても心に残る登場人物です。
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この回答へのお礼

葵上、なるほどそうですね~。両親に大切にされて后がねとして育てられてたから
源氏と結婚させられた時、「えーこんな歳下と~?」と思ったのかな?(あれ?左大臣の子供って二人兄妹だったけ?)美しくて 気品のあるところが私も好きです。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/08 11:29

朧月夜が好きですねー。


かなり強い女性ですよね。男性的というか。
父親の政敵である源氏と浮気して、夫は時の帝で。
しかも最後まで、完全に源氏のものにはならないですよね?
ああいう自由奔放なところに憧れちゃいます(笑)

それから、対極にあるようで実は朧月夜並みに強いな、
と感じる女性は明石の上でしょうか。
源氏の庇護のもとにありながら、晩年は
娘である中宮の母として、知らぬ間に基盤を築いていますよね(笑)
「源氏がいなくても平気だぞ」みたいな。
常に「セカンド」としての立場をわきまえていながらも
その(表面上の)奥ゆかしさから源氏にはいつまでも大切にされて。
かなり現代的な感覚を持った女性だな、という印象を受けます。
この明石の上ってある意味紫式部の理想のような気がします。
受領階級の出身で、国母の母にまで上り詰めて
なおかつ夫に大切にされて。
源氏物語で実は一番幸せな女性は彼女のような気がします。
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この回答へのお礼

朧月夜、名前(もちろん本名じゃないけど)までかっこいいですよね。彼女の登場の仕方とかってまるでフランスの小説か映画みたい。
 私も明石の上が一番幸せそうと思います。当時の女性の出世の仕方の理想的なモデルケースみたい。(実際にはそうはいかんが。両親の身分も良くないとだめだし)ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/08 11:15

あさきゆめみし  大好きで全部あります


前は紫の上がいいなって思ってたけど
実は一番不幸かも? と今は思いますね
少女時代はおてんばさんだったのに源氏の妻にされて
かごの鳥状態になってしまって数々の裏切りに耐えなくては
いけないだけなかったんだもん
見事に源氏をふった 朝顔の姫君 が今は好きかな
本当は惹かれているけど高貴な血がそうはさせないぞってのも
ステキなところです  もしかしたら一番幸せな人かも
源氏をふったのは  空蝉の君もそうなんだけど
人妻だからしょうがないよねって感じです  
男性で好きなキャラは 明石の入道 かな
最後は全部夢が叶ったとかって修行に行ってしまう
いさぎよさがいいですね
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この回答へのお礼

紫の上、はたから見たら幸せそうだけど、本人は体を悪くするほど心労が絶えなかったですもんね。(紫の上の裳着直前の髪型が 個人的に好きです。かわい~)
 明石の入道がすべてを手紙に残して(だったかな?本が手元にないので)修行に出るとこは泣きながら読んでしまいました。
朝顔の姫君、賢い人ですよね。ご回答ありがとうございました。(^^)

お礼日時:2003/03/08 11:08

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