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「失す」がサ行変格活用にならないのは、なぜですか?
「具す」がサ変なのに、「失す」がサ変にならないので、疑問です。 

A 回答 (2件)

「具す」の「具」はもともと古代中国語。

日本語に入ると(外来語なので)名詞として扱われ、これを動詞として使うときはサ行変格活用の動詞「す・する」をつけて「具す」「具する」という形で使うのでサ行変格活用となります。

「うす・うする」という動詞は、「うせず/うせ(たり)/うす(。)/うする(時)/うすれ(ば)/うせよ(。)」と下2段に活用します。この動詞の意味は古代中国語では「失」という語ですので、「失」を日本語に訳すときに大抵「うす・うする」という動詞に訳し、「失せず/失せたり/失す/失する/失すれば/失せよ」と表記するようになりました。

古代中国語の「失」が、(外来語として)日本語に入ると、名詞の扱いとなり、これを動詞として使うときはサ行変格活用の動詞「す・する」をつけて「失(しっ)す」「失(しっ)する」という形で使うので、「失せず」「失したり」「失す」「失する時」「失すれば」「失せよ」とサ行変格活用となります。

「失(しっ)する」は現代でも使いますので、「しっせず」「しっしたり」「しっす」「しっするとき」「しっすれば」「しっせよ」と入力して「失せず」「失したり」「失す」「失する時」「失すれば」「失せよ」と変換することができますが、「失(う)す・失(う)する」の場合は「うせず」「うせたり」「うす」「うするとき」「うすれば」「うせよ」と入力して変換すると「失せず」「失せたり」「薄/臼/有珠」「卯するとき/ぅするとき」「うすれ場/薄れ場/薄れ葉」「失せよ」となってしまいます。
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この回答へのお礼

分かりやすい解説ありがとうございました。
理解できました。

お礼日時:2009/05/19 20:58

言葉が先で文法があとから出来ました。


連用形で「具したり」と言っていたからサ変に、「失せたり」と言っていたから下二段活用に分類されたのです。
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この回答へのお礼

簡潔な回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/19 20:59

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