電子書籍の厳選無料作品が豊富!

クメンからクメンペルオキシドに関しての質問です。

トルエンやエチルベンゼンを酸化したら安息香酸になると勉強しましたが
クメンを酸化したらこれも、安息香酸になるのではないのでしょうか?

なぜ、クメンペルオキシドになるのかわかりません。
KMnO4より弱い酸化剤を使っているからなのでしょうか?
また、クメンペルオキシドにKMnO4を使うと安息香酸になりますか?

教えてください。

A 回答 (3件)

反応剤や反応条件によって反応機構がかわります。


酸化と言っても条件は1つだけではありません。
従って条件によって生成物は変化します。
トルエンやエチルベンゼンはヒドロペルオキシドになるような反応は、幾分起こしにくいでしょうね。

まあ、目的に応じて反応条件や反応剤を変化させて、目的物が多くとれるようにしている訳です。
    • good
    • 0

重要な蛇足として、


クメンのフェニル基が付いた位置は非常にラジカル反応性が高く(エチルベンゼンでも結構高い)ラジカル連鎖反応の中間体となります。
ラジカルが安定な理由は二つのメチル基からの電子供与による電子密度の高さと、できたラジカルがフェニル基上へ分散する安定化があるためです。
生じたクメン「ヒドロ」ペルオキシド、(クメンペルオキシドは間違い)は酸触媒により容易にフェノールとアセトンに「完全に分解」します。フェノールの「クメン法」合成と言われるもので、フェノールの合成法の基本です。最近はアセトンの副生を起こさないシクロヘキセン水和/脱水素法が開発されています。
>クメンペルオキシドにKMnO4を使うと安息香酸になりますか?
非常に無駄ですがなるでしょう。クメンと過マンガン酸カリウムでも物質収支が無駄だらけですが安息香酸は生じます。
    • good
    • 0

クメンは空気中の酸素によって勝手に酸化されクメンヒドロペルオキシドになります (空気酸化, あるいは自動酸化といいます).


クメンはラジカルになりやすく, これが酸素と反応するという機構が提案されてます.
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!