No.5ベストアンサー
- 回答日時:
> 「英英辞典」は”英語を母語としない国の英語学習者”のためにつくられている
この前提は、たとえば The Oxford Pocket Dictionary などの類は含まれないという注が必要なようですね。
その上でなら、たとえばいろいろな方が書いておられる「国語辞典」は「日日辞典」とは呼べない、という質問者さまの主張は正当であると思います。
「英英辞典」というと、つい POD や COD や Webster だの Random House だのという辞典まで連想してしまいます。
これらの辞典も、英語を英語で定義してあるという意味では「英英辞典」だと思いますが、質問者さまのいわれるのは、そういうものではなくて、日本語を母国語としない人たちが、日本語の学習の便のために使用する、日本語の見出し語に対して日本語で語義の説明をしている辞書を「日日辞典」と定義し、この中には日本人用に作られた「国語辞典」は含まない、ということですね。
日本語に堪能な外国人が、どのような辞書を使っているのやら、知合いがいるわけでなし、私には分りませんので、想像の範囲で書きます。
ひとつには、これは多くの方々に同意していただけるのではあるまいかと思うのですが、英語は世界言語としての地位を築きあげているのに対して、日本語はマイナーな言語であるということ。
日本との貿易をするにも、英語でやりとりすれば用は済むので、あえて日本語を学ぶのに時間を費すのはもったいないと思う人は、日本語を学習しないでしょう。
一方で、学校で日本語が科目の中に入っている場合もあって、そういうところの生徒さんは、驚くほどたくみな日本語を操っているのをテレビで見たことがあります。
日本人でも、さまざまな外国語を操れる、私などから見ると信じられないような能力を持つ人もおられます。
彼らの用いた辞書が、たとえばウルドゥ語の単語をウルドゥ語で説明した、外国人学習者のための辞書であったのかどうか。
想像ですが、初めは入門書に出てくる単語を覚えることから始めて、ある程度読み書きが出来るようになったら、ウルドゥー語を英語で説明した辞書を使うのではないでしょうか。
それほど英語はポピュラーなわけです。
もっと専門的に、ウルドゥー語の研究をするようになれば、もちろん、ウルドゥー語で書かれたウルドゥー語の辞書も用いるでしょう。
同じようなことが日本語についてもいえるのではないでしょうか。
だけど、英語を学ぶ人は、そういう専門的な知識を持つ人としてでなく、一般的な教養として、あるいは商売上の必要から、あるいはインドなどのように同じ国の中でも複数の言語が存在する国では、コミニュケーションの手段として、不可欠なものであるわけです。
高い教養や学歴を持つ人でなく、義務教育レベルでも英語を身につける必要に迫られている。
高級な英語辞典は、英語を母国語とする人によって編集され、英語を母国語とする人の用に足りるように作られています。
必要があって英語を学んでいる人たちには敷居が高いものです。
正しい文法だってきちんと学んでいないような人でも使える英語の辞書、それが学習者用の英語辞典が出来た経緯ではないでしょうか。
現在の OALD と略されている辞書の前身は、Hornby という英国人が、日本の英語学習者のために作った辞書でした。
そうして、何より、学習者の人口が世界レベルですから、出版する方も「売れる」ということで商売になる。
翻って日本語の場合を考えると、日本語を学ぼうとする外国人は、ある程度の知的なレベルと学歴などももっている。
日本語文法を学んで、あとは日本人の使うような国語辞典を使って、更に学習を進めることができる。
年齢もそれなりの人でしょうが、もしも普通の国語辞典がむつかしいと感じるなら、日本人の子供用の国語辞典を使うかもしれません。
「回答」というより作文になってしまいましたから、これくらいにしますが、とりあえず、以上のように考えました。
この回答への補足
bakanskyさん、ご回答ありがとうございます。
>この前提は、たとえば The Oxford Pocket Dictionary などの類は含まれないという注が必要なようですね。
今後の参考にしたいと思います。ご指摘ありがとうございました。
要約すると、
英語→世界中で使われている→需要がある→だから「英英辞典」がある
日本語→世界中で使われているわけではない→需要がない→「日日辞典」もない
上記、非常に納得がいきます。
>日本語を学ぼうとする外国人は、ある程度の知的なレベルと学歴などももっている。
>日本語文法を学んで、あとは日本人の使うような国語辞典を使って、更に学習を進めることができる。
これも、とてもよく理解できます。
僕の会社の現場サイドには、何人かの外国人の方がいます。
彼らの日本語のレベルは”カタコト”です。
中には、ほとんど日本語をしゃべれない方もいます。
何年も日本にいるのにもかかわらずにです。
こういった現状をどう考えたらよいのでしょう・・・。
No.9
- 回答日時:
>「国語辞典」=「ダメである」
>と、いうような趣旨の発言は一切しておりません。
#3、#4への補足で明確にダメ出しをされていますけど...
#1への補足で日本人であるあなたは判断を放棄しているので、私は外国人の方が認める辞書の存在を示しました。
あなたがこれ以上求めているものは一体何なのでしょう?
>僕はロングマンの英英辞典が好きなのですが、この辞書の特徴は
>そのような機能
英英辞典について、あなたの理想とする姿はわかりました。
しかし、あなたはあなたの求める「日日辞典」がどんな特徴を持っているものであるべきかの定義をしていません。すなわちどんな回答がこの質問にたいしてふさわしいのかがはっきりしません。
少なくとも日本語の場合、LDCEのやり方である2000語の定義語彙で語義を説明するというだけでは不十分で、たとえばどの程度のレベルの漢字まで使うのかや振り仮名の使用可否についてきちんと決める必要があります。
これに対して私は、生徒のレベル別に編纂されている学習用辞典が有用であると考え、回答に含めましたが、この点に対する返答はなく、質問と関係ないところの自己弁護に終始しています。
ここでは単なる議論は禁止です。
質問の内容をはっきりさせてください。
>僕の会社の現場サイドには、何人かの外国人の方がいます。
>彼らの日本語のレベルは”カタコト”です。
>中には、ほとんど日本語をしゃべれない方もいます。
>何年も日本にいるのにもかかわらずにです。
>こういった現状をどう考えたらよいのでしょう・・・。
それを教材や辞書のせいにしようという意図での質問なのであれば、明確に筋違いです。
要は本人のやる気次第です。
先に挙げた企業研修の方も、数ヶ月の滞在ですが片言のレベルははるかに超えています。
この回答への補足
>#3、#4への補足で明確にダメ出しをされていますけど...
「国語辞典」は”日本語を母語とする人のためにつくられた辞書”で
あって、”日本語を母語としない、日本語学習者の方のために
つくられた辞書”「日日辞典」とは言えない。
どこに、”国語辞典は日本語を学習するのには、ふさわしくない
『ダメな』辞書と書いているのでしょうか?
どなたへの発言の何列、何行目なのか示してください。
(ここまで説明しないと分からんか?)
>あなたがこれ以上求めているものは一体何なのでしょう?
質問者に”質問の回答”を求めるということですか?
>しかし、あなたはあなたの求める「日日辞典」がどんな特徴を持って>いるものであるべきかの定義をしていません。すなわちどんな回答が>この質問にたいしてふさわしいのかがはっきりしません。
「日日辞典」の定義をここで述べていたら、いくら行数があっても
たりません。
>それを教材や辞書のせいにしようという意図での質問なのであれば、>明確に筋違いです。
これは、あなたの勝手な”憶測”であって、そのようなことは考えておりません。
>要は本人のやる気次第です。
あたりまえです。
>質問の内容をはっきりさせてください。
質問の趣旨は”読んで字のごとし”であって、”それ以上”でも
”それ以下”でもありません。
No.8
- 回答日時:
先日企業研修に来ていたアメリカ人に学習用国語辞典と中学生新聞の定期購読権をプレゼントしたら、「こういうのが欲しかった!!」とずいぶん喜ばれましたよ。
彼らは子供向けだから「ダメ」という考え方はしませんでした。
むしろ日本の教育について同時に学べるのが良いと、自力で別の意義を見出すくらい積極的でした。
>「だめ」か「だめじゃない」かを判断するのは、
>日本語を学習する外国人の方ではないかと思います。
少なくとも「ダメ」とは判定されない実例があったことを示しておきます。
海外向けのメディアとまったく同じものを求めること自体は悪いことではありませんが、今あるもので工夫するのも有用な手段です。
少なくとも、この質問のように今あるものにダメ出しを繰り返すだけに終わるよりははるかに有意義でしょう。
なお、
>「英英辞典」は”英語を母語としない国の英語学習者”のため
英英辞典は元々外国語としての学習者に対象者を絞っているものばかりではありません。
日本にもあえてネイティブの子供向きの英英辞典を使う学習機関もあります。
この回答への補足
kaz-aさん、ご回答ありがとうございます。
>少なくとも、この質問のように今あるものにダメ出しを繰り返すだけに終わるよりははるかに有意義でしょう。
「国語辞典」=「ダメである」
と、いうような趣旨の発言は一切しておりません。
>少なくとも「ダメ」とは判定されない実例があったことを示しておきます。
これは実例を挙げるまでもなく、外国語を学ぶすべての人が、
学習が進むにつれて、その国の辞書を欲しがるのは”自然の
流れ”だと思います。
現に僕は、”英語ネイティブ用の英英辞典”も、
利用しています。
No.6
- 回答日時:
全く同じ事を考えた事がありしばらく探しましたが、そういうものはありませんでした。
>何故、存在しないのでしょうか?
学習者の数が英語に比べ圧倒的に少ないからだと私は思います。
この回答への補足
dandymanさん、ご回答ありがとうございました。
同じことを考えている人がいたことを知って、
ちょっと嬉しい気持ちになりました。
No.4
- 回答日時:
下記URLで紹介されている辞典は、質問者がお考えになる「『日々辞典』のようなもの」には該当しないのでしょうか。
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dicts/ja/f …
この回答への補足
kogotokaubeweさん、ご回答ありがとうございます。
該当します。
カテゴリーを”英語”にして同じ質問をしたときに、同様の回答が
ありました。
しかし、収録語数があまりに少なすぎます。
No.3
- 回答日時:
(ネット上で私の眼に止まったのは No.1&2の御2人が指摘されておられる)"国語辞典"となり、以下の2つが代表例でしょう。
I-a)("goo辞書"は大辞林等に依拠)→http://dictionary.goo.ne.jp/jn/
I-b)("Yahoo!辞書"の1つは「大辞泉」に依拠)→http://dic.yahoo.co.jp/guide/jj/
又(より包括的になる感がありますが)
II"日本辞典"→http://www.nihonjiten.com/
も(質問者さんが英英辞典に対比されておられる)日日辞典の機能は盛り込まれていると感じますけども・・・・・
この回答への補足
code1134さん、ご回答ありがとうございます。
「大辞林」「大辞泉」「日本辞典」いずれも使ったことがありますが
これらは、とても「日日辞典」と呼べるようなものではありません。
>日日辞典の機能は盛り込まれている
僕はロングマンの英英辞典が好きなのですが、この辞書の特徴は
「全ての見出し語を、The Longman Defining Vocabularyと呼ばれる2000語の定義語彙で語義を説明しているのが大きな特徴である」
(Wikipediaより)
そのような機能は盛り込まれていないと判断します。
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