・北海道・大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)と美瑛岳(2052メートル)で16日に相次いだ
遭難事故で、トムラウシ山に登ったツアー客19人のうち17日朝、男女8人の死亡が確認された。
単独で登山していたとみられる男性1人も死亡。美瑛岳では6人のうち兵庫県姫路市の尾上敦子さん
(64)の死亡も17日未明に確認され、2山での死者は計10人となった。
救助に当たっている道警などによると、行方不明になっていた最後の1人の生存が17日午前、
確認された。衰弱しているが、意識ははっきりしているという。
帯広測候所によると、16日は、大雪山系は悪天候で風雨が強く、標高1000メートル付近で気温が
8~10度、20~25メートルの強風だったという。コースには山小屋も少なく、中高年者が多いことから
体力を消耗したとみられる。北海道警は安全管理に問題がなかったか、業務上過失致死の疑いで
捜査を始めた。
道警によると、トムラウシ山の一行のうち広島市から参加していたいずれも64歳の男女2人と仙台市の
女性(68)、山口県岩国市の男性(61)ら計5人が自力で下山、4人がヘリコプターで救助された。
トムラウシ山の19人は、東京都千代田区の旅行会社「アミューズトラベル」が募集したツアーに参加した
8道県の登山客15人と旅行会社関係者4人。大半が50~60代で、14~16日の日程で旭岳から
トムラウシ山を縦走予定だった。
美瑛岳のツアーを主催した茨城県つくば市の「オフィスコンパス」によると、6人は埼玉県や兵庫県から来た
50~60代の女性客3人と男性ガイド3人で、16日から3泊4日で十勝岳など大雪山系を縦走する
予定だった。尾上さん以外の5人は17日未明までに救助された。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp …
・北海道大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)と同山系の美瑛岳(2052メートル)に登った
2パーティー計24人が遭難した事故で、道警は17日午前までに女性7人、男性2人の計9人の
死亡を確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090717-00000 …
なぜこんなことになってしまったのでしょうか?
北海道外の登山者が北海道の山をなめてかかった結果でしょうか?
ガイドがついていたなら万一に備えた装備プランを持って当然と思いますが、
ガイドもまた山をなめてかかっていたのでしょうか?
一人や二人でなく一時に多くの人命が失われたのはなぜでしょうか?
この事故の原因はなんだと思いますか?
今健康のため中高年に登山が人気だそうですが、
今後このようなことにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
その他この事件に関することならなんでもいいので教えてください。
よろしくお願いします。
A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
自分は登山もしませんが
連日TV報道されてますが、TV報道で見ただけですが問題点を書いてみました。
○ガイドが登山の経験不足
○会社の日数・強行・延滞金などの利益優先の姿勢
○登山の事前ルートでの問題点不足
○会社とガイドの山小屋の状態認識不足
○専門の方(予報・装備・連絡網・レスキュー)がなし
○ツアー前の客に中止などの書面と当日確認 中止による金額とかも
○客がガイドに進むように弾圧(予測可能性)
○食事(水・食べ物)が日数分しかない(予測)
一番の原因は最後に泊まって風速や雨が強いのに、連絡出来たはず
連絡出来ないならどうするか、教えていないかは知りませんが
ガイドとして登る前にそのガイドに従うように言われるはず。
また、客側もこれくらいならとか明日仕事がや飛行機に間に合わないなど言い出したに違いないかと思う。
だから最後5人でしたかバラバラに降りたのだと思います。
会社の側も経費削減で色々削り、利益優先
これはこの会社だけではなく多くの会社がそうだと思います。
ですが、客の独自行動取った可能性も有るので今は結果だけですね。
No.4
- 回答日時:
予備日の設定の無い行程で帰りの飛行機も予約してあるからと
行動したようです
ガイドがガイドになっていません
行動不能者が出た時点でとどまって何らかの対応すべきなのに放置して下山強行挙句にグループ崩壊状態でバラバラに下山
現地は避難小屋が主で営業山小屋はほとんどないそうです
帰りの飛行機等考えたのでしょうが
出発すべきでなかったと思います
ガイドの判断ミスだと思います
No.3
- 回答日時:
朝日新聞の記事を読んでツアーの企画から、ガイドの状況判断、
参加者の軽装な装備、天候、悪い状況が重なったような気がします。
朝5時半ごろ避難小屋を出発するときに、「雨と風が吹いていて、
岩にしがみついて四つん這いで歩くような状況」だったとありますが、
その時点でリーダーが中止して避難小屋に留まっているか、
途中でも中止して皆引き帰らせせていたらと思います。
16日の温度8-10度、風速20-25メートル、雨が降っていたので
湿度は80%以上と推測すると、その時の体感温度は、
マイナス6度以下だそうです。
(インターネットのサイトで数字を入れて調べてみました。)
登山は、危険がつきものですので幾ら注意しても防げない時も
あると思いますが、それでも会社側、参加者側双方、対策は万全
であってほしいです。
今回の遭難事件は、主催者側、参加者側両方に
自然を甘くみていたような人災的なミスがあるような気がしました。
朝日新聞より
大雪山系遭難 無理な行程が引き金…中高年ら寒さ感知遅れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000 …
No.2
- 回答日時:
私は登山を趣味としている者です。
トムラウシ山のツアーのほうだけに限って私の見解を述べます。(美瑛岳のツアーのほうは、よく分かっていないので)
今回の遭難事故ですが、現時点で私の知っている範囲でその原因を推察すると、まずはガイドの判断ミスがあります。生存者の証言や気象図を考察すると、あの日、登山を強行したのがそもそもの間違いです。当日、一夜を明かした避難小屋(普通の山小屋とは違い、無人で、本来は緊急時にただ雨風を防ぐための小屋で、もちろん食料や寝具その他などは無い)を朝出発した時点で既に雨風が強く回復の見通しがなかった。下山口まで山小屋がない大雪山系の縦走という面を考慮すれば、あの場合は避難小屋に留まり様子を見るのが登山の常道です。
テレビで、救助された青い雨具を着た男性が、「あんな状況なのにガイドが登山を続けさせたことが間違いだった」と怒っていましたね。
他にもいくつもの原因があります。
ガイドも登山客も、天候の悪化とはいっても夏山だから大したことはないと安易に考えたのかもしれません。で、気が付いたときには、先にも後にも進めなくなったとか。
登山者は皆、中高年であり、かつ前日来の登山で疲労していた。(縦走だったので)
ガイド3人のうち2人は北海道以外の人間であり、大雪山系の登山が初めてで不慣れだったこと。
ガイド自身が60代と高齢であったこと。(若いガイドより体力がない分、緊急時の精神的な余裕がなかったのでは?山では、体力の減退=精神の余裕が失われる、になります。)
山頂で暴風雨の中、ガイドが下山を決行したのですが、生存者の証言によれば、先頭を歩いたガイドがどんどん先行してしまい、皆、付いてゆけずにバラバラに脱落していったとのこと。これはガイドの職務放棄です。おそらくガイドは、パニクって自分が助かることだけを考えていたのでしょう。
登山客もほぼ全員が面識もない他人同士だったので、助け合いができなかったのでしょうか。もっとも、山で遭難すると、たとえ日頃からの仲間であっても、バラバラに行動する例が多いようです。
登山者の装備があのときの天候に合っていなかった。標高2000メートルで、風速20~25メートルの雨で、気温が想像以上に低くなった、という気象条件では、冬山並みの服装が必要だった可能性が高いです。
確認はしていないのですが、おそらくツェルト(テントを小さく簡易的にしたもの)、もしくはテントは持っていなかったのでしょう。ツェルトやテントがあれば、たとえ強風で設営できなかったとしても、それに包まるって雨風から身を守り、体を保温することもできます。
もしかしたらですが、着ていたレインウエアの耐水圧が、雨と風に耐えられないほどの暴風雨だったのかもしれません。全員が中級者レベル以上の登山者とのことなので、レインウエアも安物ではなく登山専用のものだったはずです。ですから、そんなこと普通は考えられないことですが、あまりにも雨風が酷く、雨風が内部にまで進入して体を濡らし、疲労も加わっての疲労凍死になった可能性もあります。
凍死とは、なにも体が凍るほどの寒さで死ぬことをいうのではなく、雨で体が冷やされて体温が下がって死亡する場合のこともいいます。
普通、登山者が着るレインウエアは、透湿素材を用いた生地でできています。透湿素材とは、水(雨)は内部に通さないが、内部の汗による蒸れは外に発散するという技術からできたものです。水の分子と蒸気の分子は大きさが違う特性を生かした素材です。ですから厳密にいえば、生地は完全に塞がっているのではないため、その生地の耐水圧以上の水圧が加わると、雨が進入してくるのです。
登山者の常識として、夏山でもレスキューシートは携行していたはずですが、パニクっていて使うのを忘れた、もしくはザック(リュックサック)から取り出せないほど疲労していた。レスキューシートとは、アルミ箔でできた袋状のもので、雨風を完全に防ぎ抜群に保温性があるものです。緊急時にレスキューシートの中に体を入れます。(その代わり中は蒸れますが)
いくら暴風雨でも、ああいう火山の場合は山容が複雑ですから、山頂や稜線付近でも、少なくとも風を凌げるような場所はあるはずです。風裏の窪地や崖に身を寄せるとか。おそらくそれをせずに、立ち止まることのほうが危険と考えて先へ先へと歩いてしまったのかもしれません。明治時代の八甲田山遭難事故のように。
他にも、登る前、もしくは気象変化が顕著になる前に登山を中止したり撤退をしたりすると、参加者(登山客)が文句を言うことがあるため、ガイドやツアー会社は中止とは言いにくいという現実があるようです。特に中高年は口うるさいので。
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