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いつもお世話になります。

民主党の掲げる高速道路の無料化について教えてください。
高速道路の無料化は民主党の方がおっしゃるように思います。
しかし、私は素人考えながら以下の点が大きなマイナスだと思います。

(1)地球環境問題
二酸化炭素が温暖化問題の直接の原因かは別にして、国際的な圧力もあり日本も二酸化炭素を減らさざるを得ません。高速道路の無料化は自動車の利用を促進し、この流れに逆らわないのでしょうか。
また、電気自動車を利用するという手段も考えられますが、コストが莫大で、一般企業や国民の多くが利用するというのは難しいのではないのでしょうか。

(2)大渋滞の誘発
高速道路の無料化によって利用者が増えれば、多くの道路で渋滞が起こり利便性をかえって損なわないのでしょうか。また、渋滞によって二酸化炭素の排出量が増大し、(1)の問題に繋がらないでしょうか。

(3)他の交通手段への打撃
高速道路の無料化は鉄道や船舶、航空機の利用者減につながり、各社の経営に大きな打撃を与えないでしょうか。また、経営が悪化した結果、特に鉄道においては不採算路線が見捨てられ、近隣の方々の移動手段を奪ってしまうことにならないでしょうか。

果たして高速道路の無料化はトータルで見れば日本にとってプラスでしょうか、マイナスでしょうか。
理由も併せてお答えいただきたく思います。

A 回答 (15件中1~10件)

 短期的にはプラスマイナス0でしょうか、


 一時期国会で論争になったと思うのですが、自民党が高速道路1000円化を行なう際に、0円にした場合の経済効果と問題点を試算していて、その結果は、

・経済効果は2兆7000億円だが、高速道路料金2兆6000億円が入らなくなるのであまりプラスにはならない
・温暖化はあまり問題にならない
・渋滞は局所的なものに留まる

 というものになっていたと記憶しています。経済効果についてはもっと大きな数字も出ていたようですが、おそらくプラス効果について過大に推計、マイナス効果については考慮しなかった中間段階のものと考えられます。

 地方は自動車通勤の割合がすでに7割から8割で、高速が無料になったからといってもこれが増えるわけでもない。レジャー利用も、金も暇もあるという人は少ないので、GWの時の渋滞をもう少しだけ大きくしたようなものに留まる。物流に関しては、燃料代や人件費、需要の有無も重要なので、料金無料化だけでそうそう増大するものでもない、というのがその理由と考えられます。あまり変化しないという事は、他の交通機関への影響も限定的ということで、30年で輸送量が10分の1になってしまったところもある路線バスなんかに比べれば問題にならない程度の減少にしかならない、とみていいかと思います(フェリーの衰退に関しては、高速道路よりも、ここ10年ほどの旅客を乗せないがトレーラーの積み込みは可能な貨物船の進出の影響が大きいので、評価は難しいです)。


 では長期的には、という話になりますが、これは土地利用の規制や道路建設をどうするか次第、といったところでしょうか。無料状態を長く続けていれば、地方の都市部に隣接した高速の利用は段々増えていきます。これにあわせて道路をどんどん建設、ついでに郊外の宅地建設の規制も緩和して、高速道路で通勤や生活もできるまちづくりをすれば日本はアメリカ化、温暖化問題への影響、渋滞はもとより、どうせ儲からないからという事で農地を売る農家が続出、平野部は道路と宅地で埋め尽くされる・・・という結果になりかねませんが、民主党は道路の建設は抑制する方針ですから、現行の高速道路が混み、自動車交通量はある程度増加するだけ、という結果になりそうです。逆に自民党は高速道路の無料化はしないものの、普通の道路の建設は盛んに行なっていますから、こちらもある程度の自動車交通量の増加に留まる、ゆえにどちらの政党の政策を支持しても結果はプラスマイナス0という結果に留まりそうです。


 個人的には需要の少ない区間の高速道路は無料化、その代わりに並行する国道は廃止(生活道路として最低限の維持管理をする)、混雑区間には適度な料金を課して交通の円滑化に努めるのが最適(=プラス効果)だと思うのですが・・・どこの政党もやってくれなさそうなのが残念です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
これだけ両党が必死でアピールし合う政策なのに、経済効果が思いがけず小さく驚きました。本当に今すぐ議論しなければならない政策なのですかね・・・。
pullmandsgさんの案も素晴らしいと思います。どうして全て無料化するかしないかの二者択一の議論になるのでしょうね。

お礼日時:2009/08/04 01:15

現在の「休日特別割引」との違いで言うと、次の点が大きいです。



○トラックが対象かどうか
現在渋滞しているとはいえ、割引対象は休日限定の上、「『軽自動車等』『普通車』に区分される車両」だけ。どうしてかというと、一般家庭のレジャーの奨励が目的だからです。これにトラックが入ると大変なことになります。単に下道を走っていた車が高速に上がるだけならなんてことは無いし、むしろ下道の渋滞緩和にもつながるでしょうが、船舶や鉄道で輸送していた貨物が高速に流れ込み出したら下手をすると高速道路が麻痺しかねません。CO2もおそらくは相当量増加するでしょう。もちろん、国内航路や貨物鉄道輸送は大打撃を受ける可能性が大です。
※個人的には、限定割引でも打撃を受けているフェリー航路には緊急に手当が必要と思います。

○休日かどうか
お盆やGWなどは別にして、土日は高速はすいてました。なぜなら、本来高速は物流のためにあるもので、会社が動かない休日はすいていて、平日のほうが日常的に込んでいるのです。たまに平日に高速、特に首都高速などに乗ってみると良くわかりますよ。
だから、土日限定でこういうサービスに踏み切ったわけです。それでも、やっぱり「限定的」と言われる部分は渋滞してるんですよね。
これを平日までやったら、ただでさえ渋滞している平日の高速道路が大混乱することは目に見えています。くわばらくわばら。

○経済効果
一般家庭は「値引きだから出かけようか」という発想もありえますが、企業は「ただだから送ろうか」なんて発想はありえません。景気刺激策としては土日限定、普通車限定が最も理にかなっていて、全面無料化など愚の骨頂。

と、いうわけで、現在の日本の道路状況に鑑みると害悪のほうが圧倒的に大きいと考えます。せめて外環や圏央道が全面開通して、都心の恒常的な渋滞が解消してからでないと、全面無料化は自殺行為ですよ。

ただし、逆に考えると、渋滞などの心配のない、地方のがら空きの高速道路などは無料化してもいい、と言う理屈になるんですが。もともと通行量も少なくて、料金収入もたいしたことないところだけ、とっとと無料化する、のほうが正しいかもね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
anachronismさんの回答から、高速道路無料化の負の面をたくさん見つけられました。何でこんな点はどの政党も真剣に議論してくれないのでしょうか。良い所を並べ立てても意味が無いような・・・。
地方のがら空きの高速道路は無料化で良いですよね。殆ど誰も損をしませんし。

お礼日時:2009/08/04 01:27

福田さんがガソリン税問題の時に、「環境面を考え、車になど乗らないほうが良い」旨の発言をされましたが、現実、昨年に自動車が全く売れなくなり、自動車産業への依存度が米国よりも高い国内の雇用・景気はガタガタになりました。

結果、法人税額も落ち込み、言った彼ら自身が自動車販売促進に打って出たのもご存知の通りです。

環境が悪化するから自動車に乗らない・乗らせない、ではなく、乗っても環境が悪化しない自動車への取り組みこそが、現実的な解決策だと思います。

その他交通機関へのダメージは、おっしゃるとおり、少なからずあるでしょうが、混雑による鉄道回帰の動きも見え始めています。自ずとバランスは取れるでしょう。

なお、私自身は無料化には反対ですので、政権をとるなら、毎回、駅でお礼を言う為にたっている議員さんにその旨伝えたいと思います。もしそう言った声が大多数になれば、上も見直すでしょう。彼らとしても本当はやらないほうが楽なのですから・・・・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>乗っても環境が悪化しない自動車への取り組み
環境に関しては、この点が一番重要だと感じます。ハイブリッド車や電気自動車をどんどん普及させられれば良いのでしょうが、特にトラック業界は金銭的な面で厳しい気がします。何とか導入しやすい支援策を考えれもらえればよいのですが。
私もどちらかと言えば無料化には反対です。質問文で挙げた理由に加え、財源が不明確で耳障りの良いことしか話されていないことが理由です。

お礼日時:2009/08/04 01:07

質問にあげられている以外にも問題がありますね。



日本の高速道路は事故などがあればすぐに工事会社が飛んで行き復仇作業をします。
この復仇作業や復仇作業に取り掛かるために待機しているコストなどもかかっています。

アメリカのように事故が有ってもしばらくはほったらかしにしていても問題ないような国なら無料化できるでしょう。
しかし日本のように細かいところに手が届きすぎるサービスをするのが当たり前と考えている国ではそれだけのコストがかかります。
ということはそういう維持費を税金でまかなうことになります。
収入が減り維持費がかかるのではその税金をどうするのか。

結局政権をとるためのことしか考えていなく、本当の日本のことなど考えていない政策って感じがしますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはりメンテナンスにはお金が必要ですよね。予算のあてがあるのか、環境税を課すのか。この辺りをしっかり議論しないまま無料化に踏み切るのは絶対に止めてほしいです。

お礼日時:2009/08/04 01:01

(1)地球環境問題に関しましては、高速道路のほうが一般的に燃費が良いこと、信号などで停車している時間が少なく、アイドリングの時間が少なくなる事、一般道の自動車が減ることなどから、かえって地球環境には良いと思われます。


(2)大渋滞の誘発に関しましては、高速利用車が増えた分一般道の車が減るのですから、一般道での渋滞が減ると思われます。
すると近場は高速に乗らないことが多くなり、利用車両は安定化します。
(3)他の交通手段への打撃に関しましては、現行の一定期間の割引、混雑時のみの割引のほうが状況は悪いと思います。
恒久的な無料化であれば、それにより損害を得る交通機関があり、倒産や撤退が起こっても、国民生活には、問題がごく限られたものにしかなりません。(高速道路と競合しているから倒産や事業撤退がおきたのですから、その会社の社員などに被害者は限定されますので)
しかし2年間割引といった場合は、2年後に元の金額に戻るのです。
2年間の間に事業撤退や倒産などした会社は、高速の料金が元に戻っても再度再開できず、利用者は、高い高速道路を使わざるをえなくなります。
今回の自民党の高速道路の割引は、官による高速道路と競合する企業を倒産させ、高い高速道路を使わざるを得なくする政策としかみえません。
また高速道路の無料化により、一般道の渋滞が減れば、道路建設予算の削減が可能となります。

日本にとって、トータルでプラスになり、マイナス面はごく一部に限られると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
おっしゃるように、私も高速道路の割引の意義が良く分かりません。
鉄道や航空機はさすがに倒産しないでしょうが、この2年の間に窮地に立たされるであろう事業が2年後に国民に不要なサービスであるのか判断がつきません。

お礼日時:2009/08/04 01:11

高速道路の無料化には、私も若干の危惧があります。

 ただ考えれば、高速道路の無料化を実施している国に、まずアウトバーンのドイツとインターステートのアメリカがあります。

アメリカの高速道路の現状に関して興味深いサイトがありました。

http://explorer.road.jp/us/tollroads/about.shtml

基本的に何千キロ走っても無料だし、ごく一部に存在する有料道路も400キロ走っても僅か5~6ドルというのは、日本と比べれば事実上の無料化とほぼ同じだと言えますね。

日本では高速道路が高くつくのに、ドイツやアメリカではなぜ (事実上の) 無料化が可能なのか、その辺を比較検証して議論してほしいと願っています。

(1)の地球温暖化については専門家の間でも議論が分かれているようです。 要は長いスパンでみれば、逆に今の地球は寒冷化の方向に向かっていると主張する学者もいます。 恐竜時代の地球は気温が今より10度以上高く、それに二酸化炭素も今より4~8倍も多かったと言います。 と言って何も対策しないで二酸化炭素を出し放題というのは今の流れに逆行するわけで、この辺の判断は難しいです。

ただ、(2)で指摘されています今の大渋滞ですが、これは土日・祝日限定だから渋滞するのだという説もあります。 つまり民主党が主張するように一年中無料なら、混雑するのが分かっている週末にわざわざ出かける人なんていなくなるという事でしょうね。 一理はあるように感じます。

例えば近くに無料の国道やバイパスが完成したからと言って、最初は珍しがられても、その内に用も無いのにわざわざ出かける人なんていなくなるのと同じですね。

それにETC限定、自家用車限定になっているため、トラック輸送を担う陸送業者は同じ料金を払わされている上に、週末になるたびに絶望的な渋滞に巻き込まれるわけですよね? 鮮魚など生鮮食品を運ぶトラック業者はネを上げていると聞きます。

私の持論ですが、「高速道路の無料化は言い過ぎ、曜日や車種に関係なく現在の料金の6~7割にするのが現実的だし、広く満遍なく恩恵を蒙る事が出来る」 と思います。 民主党のサイトにもこの意見を書き込みました。

これだと陸送業者にもメリットあり、結果的にコスト削減が可能となり、あらゆる商品代金の値下げにも貢献するわけです。 また無料とか1000円とかで、不要不急の用事で意味無く高速道路を使うドライバーも減り、渋滞も緩和されると思います。

(3)の他の交通手段への影響ですが、既にフェリー業者への悪影響が出ていますが、極論ですが、これは時代の流れと考えるしかないように思います。 

100年前にガソリンエンジンによる自動車が開発されて、その普及によって馬車業者が淘汰されたのと同じです。 当時は馬車を運営する業者の悲鳴がとても大きかったと聞きます。 

輸送手段の問題に限らず、時代や需要の変化に伴って既存の業種に影響が出て自然淘汰されるのは残念ながら仕方ないように思います。 要はそれに従事している人たちのケアを社会全体がサポートするしか無いように思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>曜日や車種に関係なく現在の料金の6~7割にする
良い考えだと思います。特にトラック業界への救済となりそうです。もちろん、燃費の良い車種を導入するようにトラック業界に促すことも大事そうですが。
他の業種への影響は仕方ないのですね・・・。本当に不要なサービスなら淘汰も仕方ないと思えるのですが。

お礼日時:2009/08/04 00:58

マイナスだと思います。


現在の高速道路は有料が原則で交通量を算出して作られていますから、無料化すれば交通量が増加し、そのための新たな投資が必要になります。結局国民の負担が増加することは避けられません。
また、他の公共交通機関が大打撃を受けます。このため国から様々な支援を受けることになるでしょうけど、民主党が叫んでいる補助金の廃止に逆行することになりますね。
もしフェリーが廃止されれば、本州から四国へ原付や自転車が渡れなくなるという深刻な問題になります。
これまで国の政策はモーダルシフトであり、鉄道貨物輸送も順調に増加していたのに、無料化で台無しになりそうです。かといって、トラック業界も大変だと思います。これまでは、下道を走ることにより経費を削減していたのに、高速が無料化されれば、荷主から無料化分の値下げを要求され、その分運転手に負担がかかり過労運転が増加しそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
高速道路の利用者増が一時的であればよいですが、長期にわたればメンテナンスも今以上に重要になりますね。その結果国民の負担が増すような自体は困りますね。環境税で補えればよいですが・・・。
トラック業界は確かに大変ですね。無理な値下げ要求を規制するような方策が必要だと思います。

お礼日時:2009/08/04 00:53

要は、道路は基本的には国民の財産であり、無料が当たり前である、という考えに基づいているのだと思います。

道路公団が民営化され、道路特定財源も一般財源化されましたが、まだまだ不透明なようです。この不透明なところを明らかにするため、先に、高速道路は無駄と大上段を構えて、それを理由として、無料を実現するために、たとえば無駄が無いか公団の家捜しをする、とか調査に入るのだと思いますよ。
環境・渋滞・他の交通機関については、環境税をガソリンにかけることで解決できます。不透明な道路公団、その公団にぶら下がる不透明な法人、不透明な税制、などを残しておくより、ずっとすっきりして、国民にも納得の行く形になると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
他の方の回答にもありましたが、環境税の導入が不公平感を緩和する策なのでしょうね。
公団の家捜しは是非やってほしいです。財源はしっかりしてほしいですが、無駄を無くすということも別の次元で進めてほしいと思います。

お礼日時:2009/08/04 00:48

民主党は、とりあえず「耳障り」のイイ言葉を並べて


ソノウラにアル「1000万人移民法案」「在日参政権」
ナドの「売国法案」をカモフラージュするために、
深く考えず「言ってルだけ!!」だと、思いマス。

「自民党」もキライですが、「民主党」政権にナッタら、
「日本国」も終わり!!デスね。

高速無料にシテ、ドコから「日本道路公団」に補填スル?
のでしょう?!「埋蔵金」?ンな不確かな「金」をアテに
シタ法案。「国民」をナメルな!!と、言いたい!!!

「言うだけ!なら、タダ!!」デスよね。
「まにゅふぇすと」デスから。

>トータルで見れば日本にとって…
「マイナス!!」デスね。」「無料化」も出来ナイ!と思いマス。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに財源ははっきりしてほしいです。これは、高速道路無料化以外の性格にも当てはまることですが。

お礼日時:2009/08/04 00:45

無料化はいいですが、マニュフェストにのっているかどうかは分かりませんが、このことについて昔、管氏が話したところによりますと、自動車を保有している世帯に対して、年5万円の増税によって、この無料化を行う可能性があるようです。



以下は、2003年のニュースです。
http://www.47news.jp/CN/200306/CN200306220100033 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに自動車の保有に関して増税を行えば、不公平感はなくなりそうです。

お礼日時:2009/08/04 00:43

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