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酸化還元反応と酸塩基反応は1つの化学反応で
一緒に起こるのでしょうか?

それと酸塩基反応が起こってる際は
酸化数は変化しないのでしょうか?

A 回答 (3件)

酸・塩基、酸化・還元の基礎的な意味で言えば


酸・塩基反応では酸化数は変化しません。
ただ酸が酸化剤・還元剤として働くという場合もありますから
物質としての酸・塩基と酸・塩基反応をする酸・塩基とは区別しておく必要があるでしょう。

中和反応を
H^+ + OH^- → H2O  (1)
で考えれば
酸化数は変わっていません。
酸はこの反応でのH^+を提供しています。
HA→H^++A^-  (2)
の反応ではHAを構成しているH,Aどちらでも酸化数は変わっていません。
OH^-は塩基から提供されます。
金属の酸化物との反応ではOH^-は見当たりません。酸化数の変化は起こっていませんので(1)と同等な反応が起こっているとみなします。酸化物+水→水酸化物 というステップを入れてもらうと納得しやすいでしょう。(水に溶けにくい酸化物が酸には溶けるという場合もありますから形の上からだけの判断だとしておいて下さい。)

酸が関係する反応で酸化還元反応であるとすると
(1)(2)以外の変化が起こっているはずです。

Mg+2HCl→MgCl2+H2  (3)
これは酸化・還元反応です。(1)の変化がありません。
Mgが酸化されています。HClは酸化剤として働いています。
酸HAの中のHの酸化数が変化しています。Aの中にある元素の酸化数は変化していません。

Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2O
HNO34つのうち2つが酸化剤として反応しています。残りの2つは酸として反応しています。
この反応では酸HAのなかのAの部分で酸化数が変化しています。
イオン反応式に書き直すと酸化数の変化した部分を抜き出すことが出来ます。
Cu+4H^++2NO3^-→Cu^2++2NO2+4H2O
両辺から2NO3^-が消えてしまったのです。
これがH^+を提供する役割だけをした酸の分です。

H2SO3のように還元剤としての働きを持っている酸もあります。

酸化数は酸・塩基反応が起こったのか、酸化・還元反応が起こったのかを区別する手がかりになっています。

この回答への補足

回答ありがとうございます!!

ですが補足で質問したいのですみませんが
もう少しよろしくお願いします。

最初に酸・塩基反応というと中和反応をさす。
と私は考えてたのですが
(1)酸をHとしてHA→H^++A^-  
(2)RをOHとしてAR→A^+R^- 
の中和反応ではないのも酸・塩基反応といえて
酸化していないのでしょうか?

それと最後の段落
Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2O
HNO34つのうち2つが酸化剤として反応しています。
残りの2つは酸として反応しています。

とありますが、
2H2O中の4つのH^はすべて2H2Oになるために
酸化しているので4つのうち2つが酸化という文が解らなかったです。
それと酸反応がどうして2つ?という状態です。

個人的にはHNO34つ中4つが酸化してる。
そんな気がしてならないです。


すみませんがお時間があれば返事をお願いします。

補足日時:2009/08/18 00:13
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>2H2O中の4つのH^はすべて2H2Oになるために酸化している



HNO3の中のHがH2Oに変わる変化は酸化還元反応ではありません。H2が発生すれば酸化還元反応です。

こういう判断をするための手がかりがさんかすうです。
化合物の中のHの酸化数は全て+1です。
HNO3の中のNがNO2に変わったところが酸化還元反応です。
4つあったHNO3の中の2つがNO2に変わっています。

>最初に・・・
のところの意味がよくわかりません。
HA→H^++A^-
BOH→B^++OH^-
と普通は書きます。
酸acid、塩基base の略です。

この回答への補足

>HA→H^++A^-
BOH→B^++OH^-
と普通は書きます。
酸acid、塩基base 
とあらわすのは解ったのですが
この2つの化学反応式は
酸・塩基反応といえて酸化数は変化してるのですか?

度々でスミマセンが少しずつわかってきたので
ありがとうございます。回答またお願いします。

補足日時:2009/08/20 00:43
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HA→H^++A^-


BOH→B^++OH^-

この反応では酸化数の変化は起こっていません。
H2O→H^++OH^-
ではH,Oのどちらでも酸化数の変化は起こっていません。
HCl→H^++Cl^-
NaOH→Na^++OH^-
NH3+H2O→NH^4++OH^-

この3つの反応でも酸化数の変化はどの元素についても起こっていません。
酸化数の規則にしたがって計算してみてください。
酸化数の規則はこういう変化で酸化・還元反応とと酸・塩基反応を区別できるように決めたものだと言ったほうがいいのかもしれません。

Cu+2H2SO4→CuSO4+SO2+2H2O
この式では2つのH2SO4の中の1つが酸として反応し、もうひとつが酸化剤として働いています。
酸化剤として働いている方はSO2に換わっています。
酸化数は+6→+4と変化しています。
H2SO4の中のSも、SO4^2-の中のSも酸化数は+6です。
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この回答へのお礼

幾度もすみません。ありがとうございます!!

お礼日時:2009/08/20 22:55

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