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私は将来教員を志望しています。理由は小学校の頃、憧れた先生に出会ってからです。そんな私は先生の人事と配置にすごく興味があります。結構当てるのも得意です。(小学校の頃は半分当てました)そこで、

(1)教職員人事異動はどのような先生が対象でどのように行われるのか
(2)校内の先生の配置はどのように決まるのか(学年、クラス、部活等)
(3)各主任の先生はどのようにして決まるのか(学年主任、副主任、教科主任、就職・進学主任等)
(4)生徒のクラス配置はどのように決まるのか

2の追加で1組に適した先生、6組に適した先生等、生徒の考慮を除いて考えられるのでしょうか。(私の学校では6クラスあり、私の学年は1組に指導力のある先生、3組と6組は主任級、2・4・5は新任の先生や着任の先生、生徒から見ると「大丈夫かな?」って言う先生がよく着きます)

すごくたくさん出てきてしまいました・・・すみません。すごく興味があります。一つでも構わないので、詳しいご回答ぜひよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

都道府県立小中学校の人事は該当の都道府県教育委員会の事務局が行います。



ですから、都道府県ごとに様々なちがいがあります。
早い地域では3月頭にはだいたい決まっているところもあれば、3月末ぎりぎりまで決まらない地域もあります。

(1)教職員人事異動はどのような先生が対象でどのように行われるのか
 在職年数の長さと本人の希望ですが、早い地域では4年平均で転勤があります。
 本人の希望も、第4希望まで書いて6割は無視という教育委員会もあれば、だいたい尊重してくれる教育委員会もあり、誠に様々です。
 本人の希望を校長がとりまとめて教育委員会に提出し、「誰を出したくてどういう先生がほしいか」の意見を校長判断で出すという基本はどこも同じですが、どの程度校長や本人の意見を取り上げるかは様々です。

(2)校内の先生の配置はどのように決まるのか(学年、クラス、部活等)
 これは、基本的に校長が決めますが、公務員の管理職は「横並び」が好きなので、地域ごとに似たような傾向になりやすいようです。
 a.本人に希望をとる
 b.教科のバランスをとる
 c.生徒指導上困難が予想される学年には力量のある先生をつける
  (b.より優先させる校長もいます)
 d.部活動も希望を考慮するが、3年の先生が同じ部活の主顧問と副顧問にならないよう配慮するのが普通(例外も多数)
 e.担任は授業の少ない先生という地域もあるが、力量のある先生に学級担任を任せ、指導力に不安がある先生は授業を少なくして担任外にして、直接生徒と関わらない仕事をたくさんやってもらうという地域もある
 f.クラスは学年職員で相談して学年主任が決めた案を校長が追認するケースが多い
  前の学年で決めたクラスの原案を元に、生徒との相性を考えて集団を選び、双子が体育で合同授業をしない・持病を抱えた子が保健室やトイレに行きやすいなどの配慮と、以下の条件を合わせてクラス番号を決める
  (そこまで細かく学年の内情は校長にはわからない)
  通常は、集団行動の際に困らないように、1組と最後の組は経験のある先生を当てることが多い。
  経験の浅い担任は通常はベテランが隣のクラスになるようにする

(3)各主任の先生はどのようにして決まるのか(学年主任、副主任、教科主任、就職・進学主任等)
 学年主任は校長・教頭・教務主任と並んで学校をリードする立場ですから、「教頭や教務主任になってもおかしくない」というメンバーが校長によって選ばれます。
 副主任は、担任の中で一番経験が豊かな先生か、担任外でも、学級担任をリードできる力量のある先生を選ぶのが普通です。
 教科主任は、本来は校長が一番教科指導の力がありそうな先生を指名するのですが、他の役職と重なる場合は、やむを得ず若手が引き受けることもあります。
 地域によっては教科の先生だけで相談して決めるところもあるようです。
 進路指導主任は、通常は3年の担任外の副主任が兼務します。

(4)生徒のクラス配置はどのように決まるのか
 前の学年で相談し、様々な角度から均等になるように工夫します。
 1年生は、学区の小学校6年の先生が考えた集団を機械的に合体させます。
 おおよそ次のような基準でメンバーを決めていきます。
 a.テストの点数
 b.リーダー候補の数と質
 c.非行系生徒の数と質
 d.不登校系生徒の数と質
 e.発達障がい傾向のある生徒の数と質
 f.運動能力(体育の成績など)
 g.合唱コンクールのある学校ではピアニストの数
 h.過去にトラブルがあった生徒を離す
 i.元のクラスの人数
 j.部活ごとの人数
 k.校納金の滞納保護者数
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この回答へのお礼

地域によってさまざまなんですね。(4)なんて唸らされました。ピアニストや級長候補は欠かせないですね・・・校納金滞納保護者まで考慮するとは驚きです。詳しいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/13 15:00

現職校長です。


教職員人事異動は、だいたい一定の年数(7年から10年くらいかな)同じ学校にいると異動対象になります。一定の年数に達した者の中で校長が「異動可」と判断した教員が異動の対象者となります。誰をどこの学校に異動させるかは、教育委員会が考えます。中学は、まず教科の職員数をそろえなければなりませんからそれが最優先となります。校長が人事異動の内示を受けるの(知るのは)は、3月の25日頃です。それまで一切秘密であり、校長にも相談はありません。人事とはそんなものです。

校内の教師の配置は、校長が決めます。各学年の教師はできるだけベテランと若手が組み合わさるようにしますし、その学年を前年度担当していた教員を何名か入れます。そうでないと、その学年の事情が全く引き継がれないからです。
あと、男女比。特に修学旅行などでは、女子のふろの指導があるので、女性の担任外が必要であるとか、いろいろな事情を考慮して決めます。中学で難しいのは、仮に英語の教師が4人いたら、学年ごとに最低1名は配置することが穏当なところですのですべての教科でそんな工夫をすると、ある学年所属の教師の数があわなくなったりで校内人事を組む際には相当頭を使います。担任は、当人の希望や新任などはできるだけ優先しますが、ベテランは担任外にまわってもらって学年経営に専念してもらうとかいろいろと考えます。担任か担任外かの最も大きな要素は、各教科の持ち時間です。法律で決まっている各教科の週あたりの時間数にクラス数をかけたものが基本的に持ち時間と言われるものになります。週12時間くらいなら担任要員となりますが、18時間とか20時間もたなければならないなら担任は無理ということになります。
主任は、校長が決めます。まず、責任感があって他の教師から信頼されていること、学校を切り盛りしてくれそうな人を任命します。
生徒のクラス配置は、当該の学年で決めます。クラス分けの段階では、成績が中心となりますが、生徒同士の人間関係も考慮しながら決めます。ひとつの学年が同じフロアの場合だと階段に近い教室は経験のある担任のクラスをおいたりします。これは、生徒がエスケープしたとき指導しやすいからです。新任のクラスは、ベテランとベテランの間にしたりという工夫をしている学校もあります。
追加の質問についてですが、考え方は反対です。1組の担任にふさわしいクラスはどれかという発想で担当クラスをきめます。生徒との相性もあるでしょうし、課題をかかえた子が多かいなら、そのクラスは、新任ではなくベテランが担当するでしょうね、たぶん。
そうして、各学年から出てきた担任や担当クラスについて、最終的に校長が決裁をして、学校が動き出すのです。
長くなりましたが、以上が学校の仕組みです。
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この回答へのお礼

校長先生にお答えいただけるなんて、驚きです!すごいですね・・・学校の裏側というか・・・詳しいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/12 09:59

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