
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
司法関係でしたら「賃金」で統一してよいと思います。
「賃金」とは、名称のいかんを問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいいます(労働基準法)。つまり、制度としての労働対価は、より広い意味で用いられる「賃金」が無難でしょう。雇用体系は様々ですので一概に言えませんが、サラリーマンの場合は、賞与がありますので、「給料」は賃金の一部であり、一般的には月例給料(月給)のことを指すことが多いと思います。給料と賞与を合わせたものを「給与」といいます。ですので、サラリーマンにとっては「給与」で賃金全体を指します。
一方、派遣社員やアルバイトなど、時給で働く人の場合は、給料以外にもらうものはありませんので、「給料」で賃金全体を指します。
このように働き方(お金のもらい方)により、賃金全体の指すものが異なりますので、やはり冒頭の労働基準法における定義のように「名称のいかんを問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのもの」を「賃金」と考えた方が適切だと思います。
なお、「賃金放出記録」は日本語としては一般的な言い方ではないと思います。「賃金支払記録」あるいは「賃金支給記録」などの方が適切だと思います。
No.6
- 回答日時:
#2
ちなみに、検索結果は下記の順に多かったです。公的な文書の統計をとったわけではないので一概には言えませんが。
給与支払記録>賃金支払記録>給料支払記録
ご参考までに、国語的な使い分けを書いておきます。
> 「賃金」と「給料」の違いは何でしょうか
「賃金」と「給料」以外にも、「給与」「月給」の違いも挙げてみます。
この四語は、何らかの労働の対価として払われる金銭の意を持つ点で共通し、以下の場合には
どれでも使えるようです。
・今月から―が上がる。
しかし、
・お手伝いさんに―を渡す。
この場合には、「給料」以外はふさわしくないとなるみたいです。
このように個人的に雇う場合は、古くは「給金」と言ったようですが、現在は「給料」を使うのが一般的のようです。
・一日働いて―をもらう。
この場合には、「賃金」以外はふさわしくないとなります。
「賃金」は定職に限らず、臨時の職業でも、さらに労働時間のいかんを問わず使え、上記のように一日という短期間の場合は、「賃金」が適当となるみたいです。
・制服の―を受ける。
「給与」は、定期的に支払われるもの以外に、臨時のものなどに用いるとなります。
例文のような品物の場合には「給与」しか使えないとなるようです。
> どちらがより書き言葉っぽいでしょうか。
以下を見る限り、どちらも文章中に使われていると言っていいのではないでしょうか。
|法令では公務員の場合には「給与」というのに対して、公務員以外の者で肉体労働の場合には「賃金」、そうでない場合に「給料」というのが通例であったが、現在は私企業の労働者一般に「給料」が使われるようになっている。『小学館日本語新辞典』
|「給料」…最も一般的で、日常会話でも文章中でも用いられる。
|「賃金」…報酬の一般的な金額の水準などを問題にする場合や、労働組合運動などで多く用いられる。
|「給与」…多く、公的な書類などで用いられる改まった言い方。『小学館類語例解辞典』
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
> 判決書を中国語から日本語に訳しています。給料が従業員に配られた後に、会社側が残った記録のことを「賃金放出記録」と訳して通じるのでしょうか。
以下の引用にも見られるように、「賃金」としても問題ないのではないでしょうか。
ただ、私には法律の知識はありませんが、原文に照らすと、どうしても「放出」となってしまうのでしょうか。
「賃金放出記録」「賃金放出」に絞って検索しましても一件もヒットしません。
ここは「支払い」(経済用語などでは「支払」となるのでしょうか)などの方がしっくりくるような気がいたします。あくまでも素人の感覚ですが^^;
そうはいいましても、「賃金支払記録」の検索結果も、たった6 件なのですが^^;
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/12/s1207-5d.html
|《最低賃金の遵守及び賃金支払の記録》
|
|○ 賃金支払記録について
http://iwakiri.blogdehp.ne.jp/article/13119650.h …
|賃金台帳は、簡単に言えば「賃金支払記録簿(労働者別)」ですが、
|そうしなければ賃金を適正に計算支給できないうえ、作成保存を義務付けられている賃金台帳(賃金支払記録)の記載項目に、労働時間数や残業時間数があるからです。(労基法108、労規則54条)
-------辞書より引用-------
【賃金】使用者が労働者に労働の対価として支払うすべてのものをいう。給料、俸給などともいう。
資本家は機械や原材料などの生産手段を購入するとともに労働者を雇って労務の提供を受け、生産手段を動かして生産を行う。このような活動の中で使用者が労働者に対価として支払うものが賃金である。
このように法律的には、労働者は給付としての労務の提供を行い、その反対給付として使用者から賃金を支払われるのであって、その関係は債権債務の契約関係である。
-----------
(参考)
【給与】国家公務員法六二条一項は「職員の給与は、その官職の職務と責任に応じてこれをなす」としている。地方公務員法も給与の根本基準に関し、「職員の給与は、その職務と責任に応ずるものでなければならない」(二四条一項)と定めている。
ここにいう「給与」とは、勤労に対する対価として支給される金品をいい、給料のほか扶養手当・通勤手当・時間外勤務手当等の諸手当が含まれる。しかし、退職後に支給される退職年金その他これに類する給付および実費弁償の性格を有する旅費等は含まないのが通例である。
『法律用語辞典 自由国民社』
------------------
|「賃金」…報酬の一般的な金額の水準などを問題にする場合や、労働組合運動などで多く用いられる。『小学館類語例解辞典』
------------------
あくまでも素人の参考意見としてお読みください^^;
#1(続きます)
No.4
- 回答日時:
給料は、
「労働者が労働力の対価として受け取る報酬」→【そのもの】。
賃金は、
「労働者が労働力の対価として受け取る報酬」という【概念的表現】ではないかと思います。
労働組合などが春闘でやるのは「給料闘争」ではなく「賃金闘争」と呼びます。
wiki では、
「(給料とは)労働者及び芸人の賃金に対して、継続的雇用関係に立つ雇人に対する報酬(民法第174条第1項、第2項)。
又は、家族的労務者としての雇人に対する報酬(民法第308条)」
となっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%A6%E6%96%99
ご質問の場合はおそらく給料になると思われますが、いずれにせよ「放出記録」よりは、「支払記録」のほうが日本人にはわかりやすいと思います。
No.3
- 回答日時:
給料 給与 賃金 報酬 などは、同じ意味として使っても構いません。
ただ細かく分類すると少し意味合いが違います。
まず給料と給与はまったく同じ意味です。報酬は会社の役員などに支払われる場合に使います。
給料と賃金の違いですが、給料は事務員や営業などの職務の人の場合に使います。
現場の作業員や工場などのラインで働いている人は賃金となります。
厳密にはこのように分かれていますが、同じ意味で使っても問題無いと思います。
No.2
- 回答日時:
「賃金」は経済学などで「労働力の対価」などと学問的に定義されているコトバです。
ですので、たとえば「○○社従業員の平均賃金」「20歳代労働者の平均賃金」など本俸(基本賃金)を具体的・統計的に算出したりする場合などのように、学問的に意味が正確に定義されている場合に使われるコトバです。
いっぽう「給料」は日常的・慣習的に使われるコトバで、ひと月(あるいは1週、1日)など一定期間ごとに雇用者から働いた人に支払われるお金をおおざっぱにまとめてこのように呼びます。
ですので「あの会社は給料が良い/悪い」「今月は給料が○○円に下げられた」など日常的な普通の会話や文章の中では、こちらのコトバの方が良く使われます。
No.1
- 回答日時:
ほぼ同じ意味です。
ただ、「賃金」というと堅苦しいイメージがあり、「給料」というと話し言葉、というイメージがあります。できれば、どのような場面で「書きたい」のか、教えてくれませんか?
「賃金」では不自然な場面もありますので。
質問文は完璧です。「~っぽい」 という言葉にはびっくりしました。
あなた本当に中国人ですか?と言う感じです。
この回答への補足
判決書を中国語から日本語に訳しています。給料が従業員に配られた後に、会社側が残った記録のことを「賃金放出記録」と訳して通じるのでしょうか。次は訳文の一部です。
「上述の訴えた事実を証明するために、公訴機関は法廷でA公司の工商登録資料、総経理任命書、合資規則、書面説明、賃金放出記録、E銀行上海市支行が提供した口座の問い合わせリスト、代金返しの預り証などの証拠を呈示し、証人B氏、C氏、Dの証言、被告F氏の供述、直筆の供述などの証拠を読み上げた。」
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