重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

皆さんこんにちは。

昨日ドラマ「不毛地帯」を観ました。
この主人公のモデルと指摘されている瀬島龍三氏について
教えてください。

瀬島氏には大きな二つの疑惑があり、一つはシベリア抑留
密約説ともう一つは太平洋戦争中の重要な軍事電報をにぎり
つぶした。という疑惑です。

これの後者の、重要な軍事電報とは何でしょうか?
また、なぜその軍事電報をにぎりつぶしたのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

保阪正康著『瀬島隆三 参謀の昭和史』で読みました。


かいつまんで書いてみます。

昭和19年10月、台湾沖航空戦で日本軍は多大な戦果を挙げたと、大本営も5回にわたって発表した。
6回目の総合発表では、「赫赫、台湾沖航空戦、5日にわたる猛爆。空母19、戦艦4等、撃沈破45隻、敵兵力の過半を壊滅、輝く陸海一体の偉業」という大戦果だとされた。
戦争末期で戦況が悪化しているなか、日本軍が挙げた久々の大戦果ということで、国内では真珠湾以来の興奮状態となり、同時に戦争のゆくえに期待が高まった。
当時は、ルソン決戦を準備中であったが、台湾沖航空戦の戦果に基づく判断で、急遽、レイテ決戦に変更された。
しかし、この作戦は大失敗で、日本兵は十万人近くが戦死した。
原因は、戦況認識の誤りだった。
大戦果がまったくの虚報だったから。

この戦果の根拠が薄弱であると現地(台湾沖航空戦の本拠地・鹿屋飛行場)で知った大本営情報参謀・堀栄三は「よく調査して作戦行動に移すように」との旨、大本営情報部に暗号電報を打った。
ところがこの電報は大本営には届かず、打った電報の行方は不明のままだった。

昭和33年、堀栄三は瀬島から意外な告白をされた。
「あの時、自分がきみの電報を握りつぶした」と。

しかし、後年、瀬島は「堀君の思い違いではないか」と自伝で述べている。

握りつぶした理由は、私には分かりませんが、次のURLが参考になると思います。

社会科学者の時評「元陸軍参謀たちの太平洋戦争」
http://pub.ne.jp/bbgmgt/?daily_id=20081018
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

保阪さんか半藤さんかの本に、出ているかもと思いましたが
僕はその本を読んでなかったので、まことにありがとうございます。
また、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2009/10/19 18:40

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!