こんにちは。日本の英語教育は文法と訳読に偏りがちです。そしてよく、英語を覚えるのに文法は要らない という人もありますが、文法を知っていたほうが、会話を覚えるしても上達が速いとも聞きます。
しかし、学校で教わる文法には 不要な項目もあるはずです。
例えば、「譲歩」というのは 簡単なことを指しているのに ただ単に難しい用語を用いているだけだし、5文型はあまり合理的な考えだとも思いません。また、「仮定法」に関しては用語だけが一人歩きし、英語の教師でさえ根本的概念を上手に説明できる人は多くありません。
そこで質問ですが、学校で習う英文法はどこまで必要だと思いますか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
私はちょっと特殊な環境におりましたので中・高校を通して
せいぜい中学3年生程度のことぐらいしか勉強しておらず、そのあとずいぶん経ってから自分で勉強しました。
しかも受験英語もわかりませんので、皆さんのように形容詞とか副詞の何とか用法だの、何とか構文だのといったことは言葉として
知っていても実際にどういうことなのかわかりません。
でも英語で書かれた本は読みますし、自分の世界において会話も可能です。
そこで思うことは学校の英語は「初めに文法用語ありき」ということではないでしょうか。
学校教育でどのくらいの範囲がカバーされるのかわかりませんが、
明らかに削れる部分ということで言えば「文法用語の多用」「普通の会話であまり使われないもの」でしょう。
英語で書かれたBasic grammar in useなどは必要最低限の文法用語と英語を活用するのに十分な
項目で成り立っており、本来はそのようにカリキュラムが組まれるべきで、その他の文法用語などは
大学過程からで十分です。
例えば突然「仮定法」なんて出てきても良く意味はわかりませんが、
日本語において「今日もうちょっとお金があったらかつ丼食べるのになぁ」とか
「もうちょっと目がぱっちりしてたらなぁ」なんて普通に言うことですよね。
また、「もうちょっと勉強しておけば良かったよ」と言いたければshould have+過去分詞を使うとか、(説明の上手い人なら「分詞」という言葉もうまく説明してくれるかもしれません)
「使役動詞」なんて「刺激動詞」と言ってくれたほうがよっぽどわかるのになぁ、なんて参考書を読んで思いました。
本当は「言いたいこと・伝えたいこと」があって、「そこにはこんな法則がある」ということを教えなければならないのにシチュエーションとルールが一致していないんですね。
今の例で言えば「仮定法」や「助動詞+完了形」、「使役」という言葉そのものが独り歩きして、用語でつまづいてしまうわけです。
また例えばいつぞやの質問でどなたかがあげてくださった
I found a broken pen.
I found the pen broken.
は実際に教師がその行動をやってみせ、あるいはそういう映像やイラストを見せ
シーンと言葉を一体化させたうえでその中にどんなルールが隠れているのかを
説明するいうふうにすればわざわざ難しい用語を振りかざさなくてもいいはずなのです。
回答ありがとうございます。
>私はちょっと特殊な環境におりましたので中・高校を通して
せいぜい中学3年生程度のことぐらいしか勉強しておらず、そのあとずいぶん経ってから自分で勉強しました。
どんな環境か気になりますね。
>例えば突然「仮定法」なんて出てきても良く意味はわかりませんが、
日本語において「今日もうちょっとお金があったらかつ丼食べるのになぁ」とか
「もうちょっと目がぱっちりしてたらなぁ」なんて普通に言うことですよね。
私の叔母がアメリカに嫁いでいて、いとこたちと英語で喋ったりしますが、幼稚園児でも仮定法過去の文は普通に使いますよ。でも、日本の英語教育では仮定法は中学校では習わず、難しい項目に位置づけています。つまり、簡単なことを殊更難しくしていることに問題があるのではないでしょうか? しかも、それにしては日本式の解釈はロジカルさに欠いているんですよね。
>「使役動詞」なんて「刺激動詞」と言ってくれたほうがよっぽどわかるのになぁ、なんて参考書を読んで思いました。
受けますね。こういうユーモア好きですよ。
>は実際に教師がその行動をやってみせ、あるいはそういう映像やイラストを見せ
シーンと言葉を一体化させたうえでその中にどんなルールが隠れているのかを
説明するいうふうにすればわざわざ難しい用語を振りかざさなくてもいいはずなのです。
揚げ足を取るつもりはありませんが、こういうのは絶対に無理でしょう。
I found a killed lady.
I found the lady killed.
No.6
- 回答日時:
文法より会話を重視する人は結構いますが、結局会話やメールにも役立ってるのを実感してます。
会話重視してる人は、ブロークンか文法がめちゃめちゃな英会話になってる人も多いですよ。Kseniaさんが今後英語をどこまで使うかによりますね。スポーツでも音楽(主にクラシック)でも絵でも天才的な人を除けば、「理論」をある程度勉強しないと、一定レベルに上がらないように、文法ができないと英語のレベルが上がらないという感じですね。
この回答への補足
もっと質問の趣旨を深く汲み取って欲しかったです。実は、私は文法は好きな方なんです。日本の英語教育は文法に力を入れているようで、実は不備な点もあるんです。それでは、私が学校英語の文法で不備に思った点を挙げてみます。おそらく、gomame1001さんもここまで考えたことはなくても、ある程度英語が一定レベルに上がっていますよね。
1.文型: これは疑問視する人も多いですね。例えば“He breaks a window.”という文はSVOになりますが、進行形にすると、“He is breaking a window.”となりますよね。その場合、現在分詞を形容詞とちて扱うと SVCという見方もでき、却って混乱します。また、受動態にした場合、能動体では目的語だったのが主語になるのですが、主語だったのは何と呼ぶのか用語がありません。これはフランス語の文法では動作主補語と呼ぶんですが。
2.不定詞の分類:日本の学校では名詞的、形容詞的、副詞的用法と分類するのが好きなようですが、分類の難しいものがあります。例えば
“I know how to cook. ”と言った時です。これは、howを名詞と看做し形容詞用法になるのか、副詞を修飾するのだから副詞的用法になるのか、knowという動詞の目的語になっているので名詞的用法になるのか、はっきりしません。アメリカの文法書ではあまり詳しく扱っていませんが、不定詞は動詞が名詞化したものであり、toの働きに還元して考えるようです。
3.動詞の叙法:アメリカの英文法書によると、次の5種類があります。
(1)indicative mood・・・・直接法のことです。最も基本的なのに、というかだからこそ、中学校では言及されず、仮定法と対比する段階になって初めて触れられます。
(2)imperative mood・・・・日本式の英文法では「命令法」と言わず、「命令形」と呼ばれます。
(3)infinitive mood・・・・日本式の英文法では「不定法」と呼ばれず、「不定詞」、または「原形」と呼ばれています。
(4)subjunctive mood・・・・仮定法のことです。しかし、「仮定法」という用語は日本式の英文法では、動詞の叙法を指すのか、構文を指すのか不明確です。
(5)conditional mood・・・・日本式の英文法では用いられない用語ですが、仮に「条件法」と呼ぶことにします。これは多くはwould+動詞の原形で表わされる形で、仮定法とよく混同されます。
4.動詞のアスペクト: これは時制の中に取り込んで考えるのが普通なんですが、大雑把に言えば 普通の形と進行形の対立を含む動詞の様態です。日本の学校では進行形に出来ない動詞というのを習いますが、それでは日本語の「持つ」と「持っている」、「知る」と「知っている」は英語ではどう区別するのかということに関係しています。これは多くの人が見落としているんですが、日本語の現在形は英語の現在形用よりも未来形に対応することが多いんです。例えば友人と喫茶店行って、「何飲む?」と聞く場合は“What do you drink?”ではなく、“What will you drink?”とか “What are you going to drink?”
が正しいんです。というのは、drinkのように英語で進行形に出来る動詞の現在形は反復動作や習慣を表すものであり、日本語と違い、一回限りの動作が近い未来に行われることを指すわけではないからです。ところが、学校の英語ではwillを「~だろう」、be going toを「~するつもりだ」と結び付けるので、正しく理解できないことが多くなります。
5:phrasal verb: これは look forやput offのような動詞に副詞や前置詞が付いた形を言います。これは中学校の英語では熟語扱いすることが多いんですが、これだと make up one's mind to のように名詞なども含んで少し長いものまで含まれます。しかし、句動詞とか群動詞とも呼ばれることもありますが、統一された呼び方はないようです。
また、look forのforやput offのoffの品詞は副詞になるのか前置詞になるのか、はっきりしないものが多いです。アメリカの文法書では
こう言った一連の語句は particleとして敢えて区別しない場合も多いです。
6.助動詞:英語の助動詞にはdoやhaveのように、疑問文を作ったり時制をあらわす為に使われる auxiliary verbとcanやmustのように意味をを加えるmodal verbとがありますが、日本式の英文法では区別されません。まあ、厳密に区別しなくても大きな支障はないんですが、日本式の英文法では「準助動詞」という用語も使われることがあり、定義がマチマチです。
7.代名詞の格: 例えば“ Me too. ”と言った場合、Meは目的格なのに表しているのは主格の場合が多いです。なぜ、目的格なのに、主格を表わしているのか不条理ですね。これは、一種の強勢形と考えることができます。
No.5
- 回答日時:
No3です。
そんなにご興味を持っていただくほどのことではありませんよ^^
私は小学校から高校まで今で言う特別支援学校にいました。
一貫教育ですので入学試験はありませんし、様々なレベルの生徒が
集まっているので学習カリキュラム通りには進めません。
大学も入試要らずの某通信制ですので結局受験英語知らずのまま、ここまできてしまいました。
その後参考書などを使って勉強しましたが未だに文法用語(特に受験の為の)はよくわかりません。
ご存知の通り、私は英語で書かれた本で他の外国語のリファレンスも
ドキュメンタリーなども読みますが、○○用法なんて知らなくても
理解できますし、それで良いのだと思います。
>つまり、簡単なことを殊更難しくしていることに問題があるのではないでしょうか?
これに尽きると思います。
普通に使うことを易しく説明すればいいだけなのに、○○用法だとか
○○構文だとか言われてもピンとくるわけはありません。
I found a killed lady.
I found the lady killed.
映像的にも教育的にも良くないですね^^
でも教師がこれと同じルールに則った例文をいくつか挙げ、イラストを見せるなり、動作をしてみせるなりすれば
そこにルールがあることに気付かせることは出来るのではないでしょうか。
再度回答ありがとうございます。
>普通に使うことを易しく説明すればいいだけなのに、○○用法だとか
○○構文だとか言われてもピンとくるわけはありません。
しかし、、○○用法だとか○○構文と説明したほうが、文法を体系的に整理できて、項目立てて纏めるのに便利がいいんですよね。でも、これが良いとは私も思いませんが。
No.4
- 回答日時:
Milancomです。
補足をありがとうございました。よいお答えになる自信はありませんが、答えてみます。具体的にどの項目が有用で、どの項目が不要ということはないように思われます。読みたい英文を読んでいて、どうしても納得のいかない部分を読み解く際に利用できたものが、「役に立ったもの」でそれ以外はどうでもよいものです。高校初級程度の文法事項は、あまりこだわらないでざっと流して全体を見てさえおけば、あとは気になるところを参考書として利用しますが、実際には辞書以上に文法書をみることはありません。読みたいことが読めたり、聞きたいことが聞ければ、理屈はどうでもよいのですから…。
わかりにくいでしょうか? すみません。
No.2
- 回答日時:
私は高校を出てから老年になるまでいわゆる文法書を見たことがないように思います。
学校の文法が要らないのではなくて、文法は高校までにあるていどマスターすべきものだと思われます。それ以降に必要なのは基本的には「実戦」です。Newsweek を読んだり、学術文献を読んだり、海外出張したりです。回答ありがとうございます。
みんながみんな KappNetsさんのような英語のスペシャリストではありません。「実践」を「実戦」と書かれているところに、KappNetsさんのファイティングスピリットを感じます。
多くの人にとっては、英語学習は大きな負担になっていると思うし、
文法だって削れる部分もあるはずです。
KappNetsさんには具体例を挙げて、検証してもらったほうがいいでしょうか。
No.1
- 回答日時:
これは全くの私見に過ぎません。
よろしければ、お聞きください。学校文法は、英文法ではないと思います。英文法というのは、生きている英語という言語の営みの中に、科学的な理論性を見つけようとする科学であって、多くの文法研究者がさまざまな試みを繰り返し、それなりに興味深い成果を上げているにも関わらず、万人が納得する考えはいまだに出ていません。
このような文法の研究成果も踏まえながら、初学者がとりあえずの拠り所とできるもので、能率的な教学ができると判断されてできた教育上の方便が学校文法といえるのではないでしょうか。
教育上の方便というのは、真実半分嘘半分です。すべてを真実にすると難解になって初学者を惑わせる結果になるでしょうから。たとえば、5文型の考えはそれなりに有用です。しかし、すべての文が5つの型に収まるわけではありませんから、こだわりすぎると却って邪魔になることでしょう。
学校文法は、役に立つところだけ役に立てたら、あとはさっぱりと無視するのが、豊かな英語という言語の海を思いっきり楽しむ唯一の方法ではないでしょうか。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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