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庭にレンガを敷設しようと思っているのですが、路盤材はクラッシャランC‐40がよいか、粒度調整砕石M‐30がよいか迷っています。
違いと、それぞれに向いた使い分けがわかりません。
解るかたいらしたらよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

 クラッシャランも粒調砕石も路盤材として使用する材料ですが、クラッシャランは下層路盤か路盤を単層で施工する場合に使用するのに対し、粒調砕石は上層路盤に使用します。


 通常、道路の路盤は上層と下層に分けて設計・施工します。道路の舗装を設計する場合、大型車の交通量などから必要とする強度を求め、それをすべてアスファルト・コンクリートで施工した場合の厚さを等値換算厚さと呼びます。実際そのようにすると、非常に不経済となるので、より安価な材料で置き換えるわけですが、その場合にその材質がアスファルトに換算するとどのくらいの厚さに相当するかを算定するための係数があり、これを等値換算係数と呼びます。この係数が大きいほどよりアスファルトに近い効果があるといえます。
 クラッシャランの等値換算係数は0.25、粒調砕石は0.35です。つまり、同じ厚さであれば、粒調砕石の方が大きな強度を得られるわけです。
 ただし、粒調砕石はクラッシャランよりも高価で、地域によっては良質なものが入手しにくい場合もあります。そのため、一般的には粒調砕石の施工厚さを小さめにして、下層路盤であるクラッシャランを厚くします。歩道などの荷重が小さきところはクラッシャランのみで路盤を施工します。

 レンガ舗装とのことですが、車の荷重を考慮しないかもしくは駐車場程度の車載荷重であれば、クラッシャランで十分でしょう。ただし、レンガ自体が車などの大きな荷重に対して弱いので、下地としてコンクリート版の施工が必要な場合があります。コンクリートブロックを並べる場合でも、車載荷重が考えられる場合は10cm程度の厚さでコンクリート版を施工するのが普通です。
 群衆荷重(要は人のみ)を考えるのであれば、路盤の厚さは10cmもあれば十分ですが、その場合でも転圧による減量を考慮する必要があるので、投入量は必要な体積(面積×厚さ)の2割程度の割り増しを見込んだ方がよいです。
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この回答へのお礼

事細かく親切なご回答ありがとうございました。
すごく参考になりました。C‐40を使おうと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/28 12:18

C-40でも良いですが、もう少し安価なRC-40でも良いと思います。


RC-40は再生砕石の事で、解体などで発生したコンクリートを破砕したものです。
C-40のように青くはありませんので見た目はあまり良くありませんが見えなくなる路盤材として使うなら十分です。
現在公共事業では路盤材や基礎砕石材はほとんど再生材を使用しています。

粒調砕石は車道でアスファルト舗装の上層路盤材以外ではほとんど使用しません。
外構で使用する機会はまず無いでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど!RC‐40とゆうのもあるんですね。全く考えていませんでした。勉強になります。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/29 15:23

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