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来年度受験予定の高校2年生です。
世界史でどうしてもわからないところを質問させてください。

同じセム系の一神教で、
ユダヤ教はヤハウェ(ヤーヴェ)、イスラム教はアッラーという唯一神の名前が出てきますが、どうしてキリスト教は唯一神の名前を明記しないのでしょうか?

調べた限りではヤハウェかエホバかドミナイと呼ばれるようですが。

ご存知の方、お願いします。

A 回答 (7件)

ヤハウェもヤーヴェも、エホバも、アッラーも、「神」という普通名詞であり、神の名前ではありません。


ヘブライ語で「神」と言っているのか、アラビア語で「神」と言っているかだけなのです。
唯一神に名前が有っても、それを人間が知ることはできませんし、知る必要もないという事です。
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 こんにちは。



 クリスチアニスムでは 旧約聖書の神の物語を継いで べらぼうな話になっています。
 呼称としては つぎのようです。
 ○ 神(エル; エローホ; エローヒーム; テオス; デウス)
 ○ その名として ヤフヱフ(ヤハヱー:《かれは存在せしめる》(ひとつの解釈例);エフヱフ(《わたしは存在する》)
 ○ また マッシーアハ(メシア:《油塗られたる者》); クリストス(キリスト:へブル語と同じ意味)

 1. イエスは パレスチナのナザレというところでマリアとヨセフとのあいだに生まれたふつうの人間です。その誕生の年が 西暦元年というわけですね。
 2. その名前は へブル語でイエホシュアと言ってよくある人名です。別様にジョシュアとも呼ばれてほかの人物の名にも登場します。

 3. このイエスという人間に 神(ヤハヱーと呼ばれます)が――なぜなら神は霊ですから―― 宿ったと言います。これを キリストという名で呼びます。
 4. したがって この存在は 《人間イエス=神キリスト》というかたちです。

 5. 日本ではブッディスムの影響を受けて ひとには誰れにも仏性が宿ると言います。でも 《仏性の宿る人間何の某=ブッダ》とは見ません。神道では 死ねば神になるとも言いますが ただちに《人間=神》だとは見ないと思います。そこを 《イエスというひとは キリストと呼ぶ神であった》というドグマにして言い切ります。
 6. ドグマというのは 論証が不可能だからです。言いかえると 神にかんすることがらは われわれ人間が知るには たとえこれだけは知っていると言ったとしても やはり論証することは出来ず けっきょく無根拠だからです。
 7. ただし ブッダも神道のかみも 無根拠と言えば無根拠です。その場合と同じように ひとには誰れにも《神の霊が 部分的に 宿る》とは言います。ただし イエスというひとは 例外のごとく特殊です。その存在の全体が ひとりのふつうの人間であると同時に まったくの霊なる神でもあると捉えます。

 8. この神が ひとつの存在でありつつ三つの顔(ペルソナ)から成るという三位一体の見方があります。子の父と父の子と両者から出る聖霊との三つです。
 9. イエスという人間に宿ったのは 子なる神 言いかえると父なる神の独り子だったと言います。ただし 子は 霊であり 父と同じ神であり その三つの位格(ペルソナ)の一体である全体の神とも同じです。
 一個のペルソナの神は 他の個と互いに等しく全体とも等しいというものです。無限の半分も三等分した部分も 全体の無限と等しいというものです。
 10. これを光にたとえると分かりやすいようです。光源が父 その発耀が子 それら両者の発する明るさやあたたかさが聖霊です。ただし三者は一体です。

 11. さてあらためて呼称についてです。聖書には ふつうに《神》という場合とその存在内容にかんがみて名づけた場合とがあります。
 12. 《エル》というのが 《かみ》にあたる言葉のようです。
 13. ですが 神はモーセに名前を訊かれて エフヱフ=《わたしはある》と答えています。

 ▲       E-hweh  asher  e-hweh.(出エジプト記3:14)
   (逐語英訳) I-am  who  I-am.
   =《〈わたしはある〉 それが わたしである》。

 14. このつてでは 例のヤフヱフ(つまり ヤハヱー)は

 ▲ Ya-hweh : He-makes -〔 someone 〕- be.=《かれは〔何ものかを〕あらしめる》

 ☆ と使役形の用法として採りたいところですが これは定説ではありません。三つの子音つまり H-W-H でつくる語が《ある》を表わします。ヤフヱフは その使役形ではないかと疑われるのです。
 定説ではないのですが ただ 『詩編』の作者は 自分がヤハヱーによって《あらしめられた》と歌っていますから 趣旨が異なると採る必要はないと考えます。
 ▲ (詩編 2:7) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 主はわたしに告げられた。
  ――お前はわたしの子 今日、わたしはお前を生んだ。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ☆ むろん母親の胎内からの誕生のことではなく ものごころがついてからの人間としての第二の誕生のことだと考えます。
 モーセと言いこの詩編の作者と言い ことは 《存在》論にかかわっているようです。その内容にからませて 神の名が現われているようです。

 15. そしてふつうの《神》の語としては エルから エローヒームが派生しています。

 ▲ へブル語: ( sg. ) エローホ ( pl. ) エローヒーム
 ▲ アラビア語:( sg. ) アル‐イラーハ⇒ アッラーハ

 ☆ へブル語でも ハー‐エローヒーム と定冠詞をつけて言います。余計ですが この冠詞も エローホ=イラーハの同一語であるのと同じように 同一だったと考えられます。

 ▲ 定冠詞 *hal ⇒(1) haa :(例) haa Elohiim
         ⇒(2) al :(例) al-Ilaah = Allaah

 ☆ 末尾のエル( l )の脱落か 語頭のエイチ( h )のそれかの違いであるようです。

 16. 名前や人格神としての物語における表現 これらは あくまで仮りのものであるということが 大事だと考えます。比喩による表現という意味です。ほんとうの神が 人間のことばで言い表わされ得るとは思えません。
 そういう意味では クリスチアニスムは 昔からの名前に頓着しないようです。

 17. エホワ゛は 面倒なので省略に従います。間違った読みだと言われており それがヤハヱーという読みより先に昔からあったので まだ現代でも出てくることがあるようです。うっちゃってもよいと思います。
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みなさん神というとgodとなりますが本来私たちが言うのはGod(これが名前です)これだけではわからないのでこの世を創りキリストをこの世に送られた神というのかな~


私たちはエホバとか言わないですね~どちらかというとキリストを中心に信じてますからね。
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「神の名をみだりに唱えてはならない」が十戒の中にあってユダヤ・キリスト・イスラムのいずれも旧約聖書を啓典とする以上, いずれの宗教においても「神の本当の名前」を言うわけにはいかない気がする.


「ヤハウェ」と「ヤーヴェ」と「エホバ」は全部同じで, ラテン文字で書くと YHWH になるんだったかな? ああ, 「ドミナイ」はラテン語の「主」でしょうね.
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古代の時点ですでに「正しい発音は失われていた」らしいですが、以前読んだ本では「神の真の御名を(やたらに)となえてはならない。

何故ならばその振動が宇宙に普く浸透するからである」という伝承による、というのがありました。
こいつは受験用の歴史学というより、もっと専門的に突っ込んだ宗教学に関わるものじゃないでしょうか?
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神の名がどうなのかはは#2さんの説明がすばらしいので書きませんが、キリスト教が神の名をいちいち書かないのは(本当は旧約聖書も経典として使用してますので、エホバが一応その名ですが)、この宗教が救世主教だからです。



イスラム教は神との契約において「選ばれた民」になり、唯一神だけを信仰することになりました。イスラム教は同じ神様なのですが、信仰のあり方は(具体的な教義など)はムハンマドが神から受けた啓示を本物としているのが違いになります。
それに比べてキリスト教は、キリスト自体が磔にかかり復活を果たしたために「神から使わされた救世主」であるとされ「主」を信じることがキリスト教徒の信仰になります。ですので神はその一段上のものであり、直接的ではないのです。
そのため新約聖書はキリストの言葉がかかれたものになり、「救世主の言葉」として受け入れているのです。
ちなみにイスラム教もイエス・キリストをムハンマドと同じ預言者(神から言葉を託されたもの)として扱いますが、最後の預言者であるムハンマドの言葉が「一番正しく神の言葉を伝えている」という解釈ですし、救世主のようなものを信じていないのが一番違うところです。

ま、多神教の日本人から見るとぜんぶ同じ穴の狢なんですけどね・・
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普通はエホバです。



私が高校生の時の歴史教科書には「唯一神エホバ」と記載されていました。
今は違うのでしょうか。
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