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海軍、海戦に詳しい方、教えてください。
艦隊決戦に際して、敵艦隊に対し、戦艦数や大口径砲の数といった物理的な戦力が2倍あり、主力戦艦の艦齢は若く装備もやや優越し(新しくても慣熟訓練は十分できている)、主力艦群の速力は敵主力艦群と同じという場合、戦果を確実なものにするため、さらに速力や防御機能などが劣る老朽艦の戦艦と二等巡洋艦を戦列に加えることは有効なことですか?それともマイナスに作用しますか?
たしかに全体的な艦隊速度は遅くなりますが、大口径砲をはじめとする砲の数はさらに増えますね。どっちが得?

A 回答 (11件中1~10件)

訓練だの錬度だののまどろっこしい話は無視で話します。



>戦果を確実なものにするため
戦果を確実にするを戦果拡大と解釈するならばの話ですが。
特にその場合、速度差があるなら艦隊を分けます。
戦果が拡大というのは敵艦隊が崩れ追撃する場面なのです。

>速力や防御機能などが劣る老朽艦の戦艦と二等巡洋艦を戦列に加えること
>大口径砲をはじめとする砲の数はさらに増えますね
はい、単純に戦力はアップします。(戦力をどう捉えるかで変るんですが)
速力が劣るとか防御機能がとはどうでも良い話です。
防御が劣ろうがいないよりマシです。
防御弱いを言い出したら巡洋艦や駆逐艦は出せない事になります。
勿論、戦力増加の話は艦隊行動が取れる範囲内での話ですが、太平洋第2・3艦隊についてならば問題は無いでしょう。

つまり、ただガチで正面から殴り合いだけを想定するならば速度はそれほど気にしなくていいのです。(こう書くとちょっと誤解されそうですが、そう思っていただいて結構です)
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この回答へのお礼

なるほど!非常に分かりやすい回答ですね。ありがとうございます。
要は、難しく考えることはなく、単純に攻撃力がアップするという物理力の利点を優先して考えればよいということなんですね。

そうですよね。何も老朽艦を主力艦同士の戦いの場に持ち出す必要はありませんよね。弱った相手への追撃戦用とか、非戦闘船の護衛用とか、そういう使い道もありますね。そのうえで全体の攻撃力がアップするのだから、マイナス面よりもプラス面のほうが大きいと考えるべきでしょう。

速度の遅さは、その攻撃力の増加によってカバーできるということでしょうか(元々2倍の戦力を持っているという絶対有利の立場があるのだから)。

「防御が劣ろうがいないよりマシです。防御弱いを言い出したら巡洋艦や駆逐艦は出せない事になります。」→う~ん、まったくその通りですね。感動しました!そう、戦いの場には巡洋艦や駆逐艦も多数いますもんね。私はそんな単純なことすら忘れていました。愁眉を開いた思いがします。

戦術とは竹を割ったような単純なものでなければならない、と言いますが、貴殿のように物事の本質を見抜き簡潔に整理できる能力に長けた人は、きっと優秀な参謀になるのでしょう。私のように、肝心なことを疎かにし、枝葉のような理屈をこね回す者は、参謀になったとしても、きっと戦場では何の役にも立たないのでしょうね。

しかし、そのバルチック艦隊に我が連合艦隊はパーフェクト勝利を収めたのですから、これはやはり奇跡です。戦後、アメリカが躍起になって日本海軍を仮想敵にした訳が分かります。
日露戦争で日本は見事に勝ち過ぎた、これが戦後、アメリカなどを恐怖に陥れた要因なのですね。
日露戦争に勝った瞬間から太平洋戦争は始まっていた、と見るべきでしょうか?

お礼日時:2009/12/11 23:42

基本的に海戦というものはガレー船の昔から太平洋戦争に至るまで、数が多いほうが有利です。

だから、提督としては多少船足が遅かろうが古かろうが連れて行きたがると思います。それに、長期の作戦であれば補給船や病院船も同行しているので、艦隊の速度は遅いので別に古い戦艦を連れてきてもさほど足手まといにはならないのです。

さて、ご指摘のバルチック艦隊ですが、まずはウラジオストック入港を目指していたと思います。一番の理由は長期の航海による水兵の疲弊です。どんなに高性能な兵器を持っていたとしても、それを使う人間が疲弊しきっていたら本来の性能は出せません。
さらに、艦隊はドック入港できなかったので船底にはかなりフジツボがついていて本来の性能が出なかったようです。
明治の日本人は、バルチック艦隊を疲弊させるために本当にあの手この手を使っています。
まずバルチック艦隊は北海で「日本の水雷艇を撃沈」しています。いや実は間違えてイギリスの漁船を撃沈してしまったんです。これによりロシアはイギリスに莫大な賠償金を支払っています。注目すべきは北海でバルチック艦隊がこういう事件を起こしていることで、艦隊は出航当時からかなり緊張していたことが分かります。この事件の後、日本軍の奇襲と誤射を恐れながらアジアへ向います。水兵のストレスはかなり大きかったと思います。また、当時は日英同盟があったのでイギリスの港には入港できませんでした。そして当時イギリスは七つの海を支配していたのです。結局、バルチック艦隊は当時フランス領だったベトナム沖でかろうじて一休みできた程度でした。

一方、待ち受ける連合艦隊の最大の悩みはバルチック艦隊がどのルートを通るかです。そのルートには、対馬ルート、太平洋を回って津軽海峡を通るルート、千島列島を通るルートの三つの可能性があります。
常識的に考えれば、太平洋を通るルートを通るはずはないのですが、しかしもし裏をかいてこのルートを通れば連合艦隊はもう捕捉できません。実はウラジオストック艦隊が通商破壊戦をしていて、日本の商船がボカスカ沈められた上に変幻自在のウラジオ艦隊を全く捕捉できませんでした。大艦隊であるバルチック艦隊がウラジオへ入港したら日本のシーレーンは崩壊です。
そのために後の太平洋戦争の軍人に教えてやりたいくらい索敵に力を注ぎました。最新鋭の無電を索敵艦に搭載し、そして悪天候にまぎれて突破されないために当時ヨーロッパでも始まったばかりの天気予報を行いました。そのため、上海などの中国沿岸部にも調査員を送り大規模な気象データ集めをリアルタイムで行いました。その結果が「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」で、それは当たったのです。
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この回答へのお礼

皆さんの回答を総合すれば、老朽艦群を加えたことはプラスに作用した、という意見が圧倒的に多いですね。
つまり、ロシアの海軍省や宮廷の考えは正しかったということですね。
しかし、そこまで戦力を増やし物理的に圧倒的に優位に立ちながらも、バルチック艦隊がたった一度の海戦で全滅したのは、日本海軍の強さ以外にも理由があったということですね。

たしかにバルチック艦隊は工作船などを連れていました(補給船の多くは台湾を過ぎた辺りで離脱させたが)。いくら老朽艦でも、工作船よりは速いですもんね。

お礼日時:2009/12/16 23:27

まあ普通はこれだけ戦力差があれば一気に敵を屠るものですが、対馬海戦はロシアにとって状況が悪すぎます。



既に出ていますが、あまりに長期の航海による船酔い・疫病の蔓延で人がバタバタ死ぬような状況です。こんな長距離移動ののちの戦いは後にも先にもバルチック艦隊だけです。
船は設計以上の無理な航続距離を要求されたがばかりに、甲板に石炭を野積みして来た状態、既に野積み石炭はほとんど使った状態とはいえ、甲板の隙間に炭屑があふれ、簡単に火がつきそうな状態です。
それに船は定期的にドッグに入れて、船体の牡蠣落とし・窯掃除をしないと、速力も平気で2・3割落ちます。
とてもじゃないですが戦える状態でもなければ戦うべき状態でもありません。通常敵に近付く前に補給整備休養をするのですが、イギリスを敵に回し旅順を落とされ、戦略的に失敗してそれができなかったのです。

旧式艦まで増派されたのは本国の適当な判断ですが、結局”遅くても群れを大きくすれば、相手に対する打撃力は大きくなるから、結果として生き延びる艦船の数は増える、”という判断が妥当だったとは思います。半壊はありえても、それまでの海戦の歴史からして全滅はありませんでしたから。
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この回答へのお礼

皆さんの回答を総合すれば、老朽艦群を加えたことはプラスに作用した、という意見が圧倒的に多いですね。
つまり、ロシアの海軍省や宮廷の考えは正しかったということですね。
しかし、そこまで戦力を増やし物理的に圧倒的に優位に立ちながらも、バルチック艦隊がたった一度の海戦で全滅したのは、日本海軍の強さ以外にも理由があったということですね。
世界史上、海戦において、艦隊が全滅した例は、この日本海海戦だけみたいですね。しかも、日本の艦隊はほぼ無傷とは・・・。
ところで専門家の見方はどうだったのでしょうか?
もしもの話しですが、バ艦隊の相手が、日本海軍ではなくイギリス海軍やアメリカ海軍だった場合は、どうだったんでしょうね?

お礼日時:2009/12/16 23:16

二投目です


日本海海戦のことでしたら話はまるっきり変わります。
私が述べたのはずーつと後の太平洋戦争ですから。

皆さんの回答もありましたし、
そのお礼も読みました。

その上で再度まあ全て結果論ですけど。。。。

単純に優劣を比べたら戦力が勝るのは
圧倒的にバルチック艦隊、砲口数での戦力比は二倍どころではなかったはず
では何故負けたか?

一番の原因は移動距離でしょう
方や日本艦隊は出港してたかだか数時間の距離
一方バルチック艦隊は地球を半周以上、直線距離に直したら地球一周近くの距離を航行し、更にそもそも外洋を長距離移動することなど
全く考えていない船で、途中寄航も出来ず(阻止されてます)航行以外の訓練もつめず、休暇もなく
コレラだか赤痢だかの伝染病が蔓延し体力も気力も失いその後で艦隊決戦などそもそも無理。
到着する前にヘロヘロだったようです。
ただ日本艦隊を侮りすぎ数で寄せ集めでも圧倒すれば何とかなると考えて強行突破を試みた挙句の敗戦でしょう。
また日本艦隊の勝利要因はそのほかに
小型艦艇の雷撃による成果も目覚しかったといわれてます。

No8の方のとおり日本艦隊撃破など「できたら」ぐらいの考えで
そもそも目的ではなかったはず、主目的はウラジオストクに物資を上陸させその後に続いたであろう陸戦のための日本本国からの補給の遮断が目的であったはず。


それと
>日露戦争で日本は見事に勝ち過ぎた
結果的に勝ちはしたかも?しれませんが
それ以上にロシア側としても国内事情で日本相手の戦争など余裕がなくなったのと艦隊を失ったために日本に打つ手がなくなったのと、それと
日本にしてみても膨大な赤字を抱え戦争継続がお互いに不可能となったのでどっちがその時点で有利なのか?
と比べてみたら若干日本が有利であったため日本勝利と言われているに過ぎません、
どちらもこれ以上の攻め手は無くなってたのです。

☆後に日本軍令部は同じ事を考えました☆
「移動手段をなくせば相手は戦争継続が出来なくなる」、
これと同じ事を再び考え、実行したのが真珠湾攻撃です。
しかしアメリカの工業力を侮りすぎ一時確かに太平洋に展開できる
艦船はなくなりましたが、すぐに圧倒的な工業力で完膚なきまでに叩きのめされました。

も一つ
アメリカなどを恐怖に陥れた要因なのですね、日露戦争に勝った瞬間から太平洋戦争は始まっていた、と見るべきでしょうか?

砲火の破壊力と考えたら驚いたとおもいますが
日本に対して恐怖を抱いたことはないです。

>日米の双方は、日露戦争前から相手を仮想敵として見ていたのですか?驚きました
黒船来襲、江戸開国からです。


ずれましたね。
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この回答へのお礼

再度のご回答、ありがとうございます。

貴殿の結論としては、老朽艦群を加えたことは有効だった、でよろしいでしょうか?

物理的な攻撃力としては有効だったはずだが、長途の遠征航海で艦底が汚れ固有の速度が出ず、伝染病や訓練不足、士気の低下、敵を侮った、などが原因で全滅した、ということですね。

バ艦隊は、マダガスカルでの長期の寄港を最後に港内での停泊はなかったですもんね。その後は、ベトナムで港外で停泊したのが最後でしたね。
しかし、私の読んだいくつかの資料によると、バ艦隊は、長期の航海中、何度も艦隊運動や射撃などの訓練は適宜行っていたそうです。驚いたのは、日本海海戦の前日にも二度にわたって大訓練をし、士気が高揚したそうです。
さすがは名将ロジェストウェンスキー。砲術の権威で、庶民出身の少将でありながら、数多い並み居る先輩将官たちを押しのけて司令長官に抜擢されただけのことはあります。(年功序列の日本では考えられない!)

バ艦隊内で伝染病があったとは知りませんでした。(性病はあったでしょうが)

日本だけでなく、ロシアも戦費調達に苦しんでいたようですね。戦争後半からは、同盟国であり最大の戦費調達国であったフランスで、貸し倒れになることを恐れてロシアの外債の不買運動が起きていたとか。

そうそう、ヨーロッパでは、日本の明石大佐の地下工作によって、ロシア内外で革命運動が活発になり、ロシアは極東での戦争どころではなくなったようですね。

日米とも幕末から相手を仮想敵と考えていた。なるほど、たしかにそうでしょう。アメリカは東アジア侵略を狙っていたし(これが太平洋戦争の原因でしょう)、日本はそういうアメリカに恐怖していたのだから。

お礼日時:2009/12/16 22:54

そもそもバルチック艦隊は、対馬海峡に戦いに来たわけではないので、ちょっと質問の観点がずれていますね。



ロシアの目的は日本と大陸の遮断できる兵力を太平洋に送り込むこと、つまりこの段階では主力艦をウラジオストックに送り込むことでした。
日本にとっては決戦ですが、相手にとっては避けたい戦いなんですよね。
そのためにありったけの船をかき集めて全軍で強行突破を選びました。

もし主力艦だけで戦えば、長距離航海の果てで士気に大きく劣る艦隊で日本海軍を振り切れるかというと、現実には難しいでしょう。
たとえ一時的には突破しても、相手は足の速い小型艦で特攻まがいの追撃をかけてきます。もしダメージを受ければ、速力低下を招き結局日本の主力艦に追いつかれます。
通常の海戦では逃げに入ったらなかなか捕まえられませんが、せまい対馬海峡の突破となると極めて難しいです。

方法があるとすれば、旧式艦を殿として相手主力艦にぶつけ、その隙に主力をウラジオストクに逃げ込むことです。ですが旧式艦隊がきちんと命令通り捨て駒になれるか、それだけの忠誠が上層部にあるか謎です。
しかもこれは結果を知っているから言えることです。
普通に考えれば、全軍での強行突破を図り、三分の一でも無事ウラジオストックに逃げ込めれば、その後輸送艦の奇襲をされると日本は大陸での陸戦に致命的な影響を受けます。全軍固まって突破することにより、うまくすれば敵艦隊撃破、失敗でも一部でも生き残ればOKとした考えは、いたって平凡で手堅いと思います。
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この回答へのお礼

結論としては、老朽艦を加えたことは有効だったということですね。

バルチック艦隊は戦いに来たわけではない?
バルチック艦隊の主目的は、日本の連合艦隊の撃破ではなかったということですか?私はてっきり、日本艦隊を撃破した後にウラジオストック港に入り、以後は適宜、日本軍の海上輸送を脅かす行動に出るのが目的だと思っていました。
バルチック艦隊としては、どうせ日本の艦隊と遭遇するのだから、逃げようが攻撃を受けることには変わりません。なら、簡潔に戦争に勝つために、多少犠牲が出ても、日本の艦隊を海の底に沈めることを優先すべきではないのでしょうか?なぜならその時点をもって、事実上、日露戦争はロシアの勝利で終わるのだから。また、そのために2倍もの戦力を与えられたのではないのですか?というか、2倍の戦力を保持していながら、敵から逃げることを第一に考えるものでしょうか?(こういう私のような考えは、何でも攻撃的に考える日本人の特性なのですかね?)
まずはウラジオに逃げ込み、その後は敵の海上輸送を破壊するのが目的ならば、速力の遅い老朽艦は足手まといでは?でも速力が遅くても群れを大きくすれば、相手に対する打撃力は大きくなるから、結果として生き延びる艦船の数は増える、ということでしょうか?

お礼日時:2009/12/14 21:13

自分でモデルを作って数値実験すれば、はっきりします。



火器が導入されてからテロが問題になる前までくらいの、近代の通常兵力による戦闘のモデルとしては、ランチェスターの微分方程式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3% …
ないしはそれに確率を入れたものが、世界中の軍隊で採用されています。

その基本モデルを改造すると、敵戦力の分割(トラファルガーの海戦)とか補給(硫黄島の戦い)などの分析ができます。詳しい解説は佐藤総夫「自然の数理と社会の数理 上・下」 日本評論社 1984 にあります。

これと同じように、自分が正しいと信じている仮定を入れて、自前のモデルを作れば良いわけです。その仮定とは、たとえば艦船に 2 種類、高性能と低性能がある、などです。

ところでランチェスターのモデルは連立微分方程式なので、数学の素養がないと扱えません。しかし質問の補足によると、趣旨はその方程式の解の一般的な性質を論ずるのではなく、日本海海戦の史料から得られる具体的な諸条件のもとで特定の解を得れば良い。それなら数式の解析ではなくシミュレーションでじゅうぶんです。シミュレーションなら数学の知識はあまり、いりません。基本的に、コンピュータのプログラムが書ければ、できます。

そして、どうせシミュレーションにするなら、微分方程式のような決定論的なものではなく、確率を導入した方が、得られる情報が多くなります。実際、私が見たランチェスター型の実用モデルは多くの場合、確率が入っています。そうすると勝てる確率がいくつかとか、残存兵力の分布とかまで計算できますから。

それから、ついでに。

> 東郷平八郎は「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に勝る」と言ったとか

については井上成美の反論が有名ですね。これもシミュレーションしてみればすぐ、どちらが正しいか、はっきりします。
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この回答へのお礼

あの~、私のような凡人には理解できない方程式です。
できましたら簡単でけっこうですから、有効かどうかの結論を述べていただけたら幸いでした。

お礼日時:2009/12/14 20:41

ちょっとうまく伝えられなかったので補足。



>何も老朽艦を主力艦同士の戦いの場に持ち出す必要はありませんよね
いえ、老朽艦だから主力艦同士の場に出せないとは限りません。
少なくても、日本海海戦は第三太平洋艦隊の海防戦艦群でも主力艦同士の戦いに参加できるだけの火力を持っています。

>弱った相手への追撃戦用とか
No4さんの言っているように、老朽艦というか速度の遅い艦艇だと追撃が困難になるんです。(老朽艦でも速ければ別ですが)

>速度の遅さは、その攻撃力の増加によってカバーできるということでしょうか
速度がいくら速くても火力が増大するわけじゃないんです。
速度が効く場面とは、優速を活かして敵艦隊の頭を抑えて敵に自由な運動をさせない所、逃走を図る敵艦隊に追いつける所、戦場に急行することで戦いに参加できること、なんです。(勿論、速度が速いからって必ずできるとは限りませんが)

>戦後、アメリカが躍起になって日本海軍を仮想敵にした訳が分かります。
蛇足かもしれませんが、日米双方は日露戦争前から仮想敵国と見ていたと思われます。
後は、どれだけ将来戦争になる可能性が高そうか、対外的にどれだけ敵視しているという態度を示すか、の話であって基本的に友好国・同盟国関係無く他国はもれなく仮想敵国扱いになります。
特に近い国同士なら尚更ですし、日本領台湾と米領フィリピン、千島列島とアリューシャン列島はかなり近いんです。
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この回答へのお礼

返す返すも自分の不明を恥じ入るばかりです。
老朽艦でもその主砲は主力艦と同じですもんね。だから敵主力に対しても戦えるのですね。
そうですよね。速力が遅ければ追撃戦には使えません。傷付いてヨタヨタ走っている相手には使えますが。
日米の双方は、日露戦争前から相手を仮想敵として見ていたのですか?驚きました。

お礼日時:2009/12/14 20:34

現実問題として元々二倍の戦力があるのなら、小競り合いはあっても劣勢な側は状況を把握すれば即座に離脱を計るでしょう。


史実のジュトランド海戦などを見ても分かるように、自由に動ける海上で逃げようとする相手を補足して砲戦をすることは困難です。
従って戦力の優勢な側が低速・旧式な艦を投入する意味はありません。
旧式艦でも訓練や船団護衛、地上攻撃などには有益に使用出来ます。つまり適材適所を心掛けるべきです。

この回答への補足

ご回答、ありがとうございます。
先入観を持ってもらいたくなかったので質問にはあえて書かなかったのですが(勝敗の結果が分かっていることで、後からなら理由付けはいくらでもできるので)、質問は日露戦争の日本海海戦のバルチック艦隊のことです。当然、その相手は、我が連合艦隊です。つまり、相手は逃げないということです。

ご回答のとおりですよね。ただ勝敗を考えるだけなら、戦力が2倍もあるのだからそれにわざわざ老朽艦を加える必要などありませんよね。
ただ、その老朽艦が加わることによって、艦と砲の数を増すことができます。そして、攻撃面のみで考えれば、これは単純に有利になるともいえます。
攻撃は最大の防御、という思想が成り立つのなら、相手を圧倒的に叩くことによって味方の被害を少なくするとも考えられると思うのですが・・・・。
でもやっぱり老朽艦を加えるとしたら、補給船や工作船などの護衛に就かせるべきですかね?

補足日時:2009/12/11 22:54
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事前に十分な合同訓練をしていないのならば、そのような編成は無謀でしょう。

速度の差は旋回速度(舵の効き)にも影響しますし、そうなると艦隊運動も混乱します。となると、同一艦隊での行動はデメリットの方が多いと思います。だいたいどこの海軍でも、足の速さが違う船を一つの艦隊に加える事は嫌うのが普通です。巡航速度が違うと、早い方か遅い方のどちらかが経済速力で走れませんので、燃費も悪くなってしまいます。つまり、艦隊の行動範囲が小さくなります。低速艦を別働隊として使うのならば効果があるでしょうが、敵の速力が優勢の場合は袋の鼠になって各個撃破される恐れもありますので、作戦計画が複雑、精緻化するでしょうから、これも作戦の成功を危うくする原因になりかねないでしょう。
砲門数が多くても、その火力を有効に指向できなければ、無いのと同じです。東郷平八郎は「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に勝る」と言ったとか言われていますが、これは貧乏国の僻みではなく、指揮下の兵力を有効機敏に動かせなければ、大兵力も無駄でしかない、と言う事だと思います。戦史の上でも、一つの会戦で大兵力側が寡兵の敵に敗北した例は、勝った例より多い、などとも言われます。
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この回答へのお礼

なるほど。
マイナスになるということですね。
当時、海戦の前は、各国の専門家の意見は真っ二つに分かれていたそうですね。
幸い、我が連合艦隊のほうが、人的な射撃能力が高く、砲弾の爆発力が大きく、艦隊運動にも秀でていたため、パーフェクト勝利を収めることができました。しかし、もし将兵の練度が同じで砲弾も同じようなものだったのなら、その老朽艦の存在の意味はどうだったのでしょうか?

お礼日時:2009/12/11 22:04

敵方のレーダーも精度が低く、策敵機も運用が難しい場合


なら老朽艦で編成された艦隊を作り先陣を切らせ囮に使い
交戦開始後に高速な本艦隊を突入させます。

真面目な話、例えば第二次世界大戦のときの日本海軍で見てみると
開戦当時戦艦でもっとも速力が遅い戦艦は「扶桑」「山城」の二艦でした、
それでも公表25ノットは合ったはずなのでこの二艦を加えても世界的に見てかなりの高速艦隊だったはずですから、決して艦隊速度が遅くなるようなことはなかったので質問への答えは砲数が増えるため有効でしょう。
金剛型は30ノット以上の巡洋戦艦ですし、大和型にしても27ノット
はあります、
アメリカ軍の戦艦は開戦当時真珠湾で沈められ後に戦列復帰した艦など
石炭焚きの20ノット前後の旧式艦の鈍亀ばかりでニュージャージーなどは開戦後に戦列に加わったと記憶してます

二等巡洋艦とは第二次世界大戦では国内では軽巡洋艦となります
大正時代に起工された艦であっても運用方法は駆逐艦部隊の旗艦であったりすするので軒並み35ノット前後の速力はあります、
更に軽巡洋艦には魚雷攻撃も可能なため接近戦では重要なポジション
となります。
ですので戦艦を中心に備えた打撃艦隊を編成した場合、
艦隊速度の鈍重化を招くとしたらその原因は全ての戦艦自体が問題があります。
実際の戦闘の際、自艦の速力が上がれば命中率も下がるので
最大戦速にはしますが、最大速力は出しません。
日本海軍の戦艦を中心とした艦隊速度は25ノットです
時速に直すと45.5km、
かなりの早さです。
対抗戦の場合相対速度は約100km/hこりゃ水平射撃でもしない限り当たらないでしょうね。




てゆうかなんかのゲームでの艦隊編成の話ですか?
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この回答へのお礼

さっそくのご回答、ありがとうございます。
結論としては有効ですか。

先入観を持ってもらいたくなかったのであえて書かなかったのですが(勝敗の結果が分かっていることで、後からなら理由付けはいくらでもできるので)、質問は日露戦争の日本海海戦のバルチック艦隊のことです。

お礼日時:2009/12/11 18:04

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