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脂肪酸(オレイン酸とかリノール酸とか)は「酸」であって、塩基(アルカリ)ではないですよね?

なぜ、「脂肪酸は炭素鎖の端にカルボキシル基(-COOH)をもつ1塩基酸で・・・」のように、「塩基」という言葉が入るのでしょうか?

A 回答 (2件)

等しいモル数の一価の塩基と反応して中和される酸を一塩基酸といいます。

『一』価の『塩基』と反応して中和される『酸』ということです。同様に、『一』価の『酸』と反応して中和される『塩基』を一酸塩基と呼びます。

以下は蛇足で無駄なのかもしれませんが、あんまりですので言わせてください。

非常に特殊な場合を除いて酢酸を弱塩基に分類することなど有り得ません。そもそも塩基としての性質があるかどうかなどは「一塩基酸」の呼称とは全く関係ありませんので念の為。

pHやpOHはそれぞれ水素イオンおよび水酸化物イオンの濃度の対数にマイナス1を掛けた値です。系内に水酸化物イオンが存在するからといって弱塩基であると判断していたら、硫酸や硝酸などの強酸は言うに及ばず、スーパーアシッドも塩基に分類されてしまいます。通常はこんな分類はしないことも念の為に付け加えておきます。
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この回答へのお礼

よくわかりました。
補足もありがとうございます。

お礼日時:2003/05/30 13:46

一価の酸を一塩基酸、一価の塩基を一酸塩基と呼びます。


専門でなければわからないかもしれませんが、溶液には酸や塩基に分けられますが、例えば、酢酸は一般に酸ですが、かなり弱い塩基ともいえます。
pHは水素イオン濃度で表し、pOHはOHイオン濃度で表し、その積(和)が14になります。一般に水は中性ですのでpHは7、pOHも7で計14です。酢酸は濃度にもよりますが、pH5、pOH9で当然酸ですが、弱塩基でもあります。よって塩基酸ということなのです。
こういう説明で理解できるでしょうか?
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