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HPLCなどで緩衝溶液を使うと思います。

緩衝溶液とは、定義として弱酸と共役塩基だと思います。
たとえば酢酸と酢酸ナトリウムの混合液など。

つまり「2つ」の化合物を入れて完成するのが定義だと思います。

しかしHPLCでは、ギ酸アンモニウムなど塩だけを入れても緩衝液と言っているような気がします。

このように、ギ酸アンモニウムや、ギ酸、酢酸、うすめのTFAなど「1つ」の化合物を入れただけでも、緩衝液と言うのでしょうか?そして緩衝能はあるのでしょうか?

よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (1件)

ギ酸アンモニウムや酢酸アンモニウムは弱酸と弱塩基から成る塩は,強くはないですが緩衝能がありますので,まあ,緩衝液といってもいいでしょう.緩衝液は弱酸と共役塩基 (弱塩基と共役酸) の組み合わせというより,酸なら非解離体の酸と解離体の酸根イオンが,どちらもそれなりの濃度で存在するということに意味があります.その意味では,たとえば酢酸アンモニウムなどは,緩衝力をなんとか出せる範囲内にあるとはいえます.


ギ酸単独,酢酸単独を緩衝液というのは間違っています.ただし,溶離液に緩衝液を使うことが多いために,溶離液を緩衝液と呼ぶ悪習がついてしまったというのもありそうです.あと,液クロの場合は試料濃度も薄いので,ほんとうは緩衝力などはほとんど必要なく,液の pH が再現的に決まるような組成であれば十分という場合が多いということはあるでしょう.
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