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高校受験を志す中3です。

そこで、小論文の練習をするために

模範解答から良いところを学びたいと思います。

どこかに小論文の模範解答がたくさん置いてある

サイトはありますか?

知っている方いましたら、教えてください。

少しでもいいのでご協力お願いします。

A 回答 (1件)

 まず、小論文に模範解答はありません。

ですが、文章には模範解答はあります。それを名文といういい見本として挙げられるものです。少し、マニアックな小説や古典的なものになりますが構いませんか。

池永 陽 (著) 走るジイサン 集英社文庫
池永 陽 (著) そして君の声が響く 集英社文庫
 まず、池永陽の作品の良さを説明する。単純な文体に深い意味を持たせようとする。「そして君の声が響く」は評価が割れるが、美咲という少女の心理が深い意味を持たせている。彼女の過去とは何か。その彼女の存在がこの小説に深さを与えているように感じる。「走るジイサン」も内容が深い。このような深い書き方は小論文に活かせるだろう。

本谷 有希子 (著) 生きてるだけで、愛。 新潮文庫
本谷 有希子 (著) 江利子と絶対〈本谷有希子文学大全集〉 講談社文庫
本谷 有希子 (著) 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 講談社文庫
 本谷有希子についてだが、彼女の作品は多種だ。各小説によって、書き方は異なるが、どの作品も深さや感動や人間関係が見事に描かれている。小学生に「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」は、かなり重苦しい人間関係を描いて教育上よくない絶望感を味わう小説だ。ここまで、見事に計算した重苦しさが読み手に大きな良い影響を与える。物凄く国文学の見方が変わるように思う。「生きているだけで、愛。」は新たな恋愛小説で、ラブストーリーが苦手な読者でも感動はできるだろう。彼女のデビュー作「江利子と絶対」も面白い。この小説は全体的な完成度の高さで相手に共感を与え、文章の深さを考えさせられる。

ヘミングウェイ (著), 福田 恒存 (翻訳)  老人と海 新潮文庫
アーネスト ヘミングウェイ (著), Ernest Hemingway (原著), 高見 浩 (翻訳)  日はまた昇る 新潮文庫
 ヘミングウェイは1970年代のノーベル賞作家である。彼はハードボイルドなのだ。その男くさい小説の中に強い情熱が感じられる。小論文にその熱意の強い文体で戦うのも良いだろう。

志賀 直哉 (著) 小僧の神様・城の崎にて 新潮文庫
志賀 直哉 (著) 清兵衛と瓢箪・網走まで  新潮文庫
 志賀直哉の文章は名文と言われる。内容は高度で高校生が読むと日常生活を嫌味的に書いていると思うだろう。しかし、志賀直哉と言う作家は現実に重点を置いた作家で、そこに日常生活があるだけだ。彼の文章が見事な簡潔な文章で短文の一つの見本だ。短文を目指す書き方は小論文に活かせるのである。

森 鴎外 (著) 舞姫 集英社文庫
森 鴎外 (著)  高瀬舟 集英社文庫
 森鴎外も短文の見本だ。彼のような文体を身につけるのもいいだろう。

 まず、上記の本を最低3回は読み返すこと。そうすれば、日本語のリズムや力の入れ方や緩め方が分かるようになります。文章教育はスポーツと同じで訓練しないと身につきません。

 先に書いとくけど、上に挙げた本を読むのは上級編で、読解力を付けないと意識的に書く事ができないので注意。

 3回読んでも分からない場合の特効薬を挙げる。
西 研 (著), 森下 育彦 (著) 「考える」ための小論文 ちくま新書
 この本は文章の典型的構成(起承転結)よりも、思考を鍛えることでいい小論文が書けると解く。それを(読みと発想と構成)みたいに言っている。

 最後に、評価される小論文について書こう。まず、起承転結など関係がない。自分自身の頭で課題を解いて、自分なりの見解や答えを持てる事が大切だ。さらに、相手に理解してもらうために、起承転結ではなく文章の味わいや固さや柔らかさを自由に操作できる必要がある。そのための方法に簡潔に述べる。
 問題の立て方は”歴史的な縦軸で狭く深い記述する”と”科学や経済や文化を横軸に現代社会としての問題として広い視野で記述する”の二つだ。ある問題の根幹を解く場合は問題を限定し狭く見て、深く問うのが大切。もう一つは、総合的視野を持つこと。
 文章の書き方は、説明するにも理由を述べ、主張するにも理由を述べ、反論するにも理由を述べる姿勢が大切である。
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