哲学を学ぶ意義
私は哲学のように物事の本質を問うことが好きで、形にはまったくなりませんが、趣味程度で勉強しています。そこで抱いた疑問なのですが、「哲学」を学ぶことの意義って何だと思いますか?
というのも、例えば、生の意味を論じたり、自由を拡張しようとしたり、物事の本質はどこにあるのかを論じたり、人間の尊厳を問うたり、、etcをしても、結局はその哲学者ひとりひとりの自己満足のように感じます。
それは、科学技術のように世界中の人々に還元できるような学問ではないことや、本質を問うこと自体が弱さの露呈のように感じます。それに、哲学の世界には秩序がなく、言葉遊びのような印象も受けます。
私は哲学を学ぶことの意義は物事を問う姿勢を学ぶことや真理を追求する方法論について学ぶことだと考えています。
みなさんはいかがお考えでしょうか?
また、あまり関係ないのすが哲学が専門でない学者が著書で哲学を引用しているのをよく目にしますが、なぜ彼らは哲学にも精通しているのでしょうか?
拙い文章失礼いたしました。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
世の中は 有効なものがそのまま現実となっているとは限りません。
しばしば ただすでにそうなっているからという理由で 現実である・しかも現実として有力であるという場合が見られます。つまり もっと乱暴に言えば 何ら合理的な理由もないのに 大手を振って街の中を歩いている事柄があります。
さらにさらに乱暴に言えば 既得権益を得ていてその特権が《昔からある》から これを守ることは善であり有効であると唱える場合さえ見かけます。事業仕分けをしなければならない場合が 少なくないようです。
ひとことで言えば 無効のものが 社会力学のうえで有力となっていて それに対して建設的な見解を述べても その有効な考え方は 何ら顧慮されず無力である。こういう情況が 案外かあるいはやっぱりか 多いようです。
哲学は このような考え方について 有効か無効かの判断の基準を示すものであり さらに実践としてはすでに有効な見解や施策をも明らかにするという役割を負っているというところではないでしょうか?
* 無効の事業を仕分けるについて そこに以前から従事していた人びとの今後の身の振り方を考え処置していけば 基本的には有効な考えが実際に実現されるでしょうし そうするのがよいと考えられます。
これはじつは 《事業》に限りません。ふるい考えや思想について当てはまります。果ては百害あって一利無しの《宗教》という事態もあります。ただし そのときには しっかりと推論ただしく合理的で妥当な議論をつうじて批判をしていかねばなりません。これが哲学の役目でしょう。
No.6
- 回答日時:
おおかみ少年の話を知っていますか?「おおかみが来た!」とさわいでいたら、みんなが信用しなくなり、本当におおかみが来たときに、だれも助けてくれなかった、というお話です。
ある大国が、戦争相手がいなくなったので、「テロでやられた!」とさわいでいたら、本当のテロにあったとき、だれも助けてくれなかったというお話。
どんなに、お金をもっていても、紙幣、国債、株券、金貨、金の延べ棒が、山のようにあっても、食べるものがなければ、飢えて死ぬだけです。働くことをやめた国は、滅びます。どんなに繁栄した国家でも、滅びるときは、あっけなく滅びるのです。
うそは、いつかは明らかになります。正しい生き方をしている人は、うそをついている人間を見分けることができます。うそをつく人は、友達も、家族もいなくなり、死んでもだれも悲しみません。
哲学を少しでも学んだ人は、21世紀の初めの年に、人類の存続にかかわる事件がおきたことに気がつくでしょう。「なぜ?」と問うことを学んだ人は、何か変だと気がつくでしょう。
No.5
- 回答日時:
意地悪なようですが、あえて答えは書きません。
これは質問者さんが、趣味でも全然構いませんから、もっと身を入れて哲学すれが、答えが出ると断言していいと思います。
趣味でも、徹底すれば、あるレベルを超えますから・・・・
>哲学の世界には秩序がなく、言葉遊びのような印象も受けます。
哲学には、考える方法が用意されています。
帰納法とか、演繹法とか・・・
これらも誤解も、哲学を突き詰めて、考えを突き詰めていく内に、誤解が解けるはずですよ。
No.4
- 回答日時:
哲学を学ぶ意義:
人はみな、共通の問題と個別の問題を持って生まれ、人生のとじでそれらの問題に向かい合うことになっているのです。人生の中で与えられた問題を解くことがそれぞれの課題なんですね。
だから、人はみな言葉の違いはどうあれ問題を解くためにそれぞれが哲学しないといけないのですね。
人生の問題集を解くことが人生そのものですから、「私は哲学を学ぶことの意義は物事を問う姿勢を学ぶことや真理を追求する方法論について学ぶことだと考えています。」だけではだめなんですね。
方法論のみではだめなんですね。自らが問題集を解くこと、そのために方法論を学ぶというのなら意味はありますが、それ以上のものではないのですね。
かの孔子はそれを「天命に従い則を越えず。」と表現してますね。
「天命に従い」という意味は「私は人生の問題集を解いてしまった。」あとは私に与えられた範疇から逸脱しないように生きようという意味でしょう。微塵の迷いもありませんね。
各人が持つ仕事や地位、名誉、財産、家族などなどは死んでもって帰れるものではないですね。各人の人生の宿題がどれほど解けたかが本当の人生の総決算なんですよ。だから万人に哲学があるのですね。
No.3
- 回答日時:
虚構を暴く為の手段です。
歴史は浅いのですが、心理学と対向する理性の学としての意義・
伝統的には、物事は、微細構造の離合集散であるという物理学の
空洞性を暴く為の学としての意義が、代表的なものです。
具体的には、正しい判断が存在する・相対的評価ではない評価ができるという意思・希望の側面もあります。
哲学は、それらを実現していく為の学問です。
たとえば
1 頭がいいフリをしているやつらはみんな自己満足だという意見があります。
2 社会はみんな自己中であり、法律で強制して、自己チューを排除しなければならないという意見があります。
3 おいらの精神的満足を最高にするすることが哲学の意義であるという考えがあります。
1について
自己が存在しないという立場からすると、自己満足は存在しません。論理として矛盾しています。
2について、
社会の中にあるものは全て自己チューであるとすると、人間はみな自己ちゅーのはずです。
しかし勘違いの物理中毒患者=唯物論者は、自分がヒーローだと思っている。
「社会がすべて自己中である」との素晴らしい認識を、何も知らないばかども=愚民どもに教え広めようとしている「おいら=チャレンジャー」は、自己チューではないと信じ込んでいる。
哲学的に1・2は結局、全体主義的圧政・未開猿人強化宗教を肯定する立場の理論であると認識できます。
非哲学者はコレが出来ない。自分の意見に凝り固まったワガママな老人です。
3も、本質的問題を提起します。
自己チューはもっともらしい意見を拝借しておいらの意見にするものです。
精神はこの人たちの頭の中にはないので精神「的」という言葉をつかい、具体的説明はできません。盗みのプロです。
哲学のように物事の本質を理解することであるとのテーゼがありました。
本質を理解する為には、物事とは違う次元の事実を理解することが必要です。
非哲学者は、しかし、精神という言葉を使っても、精神が何かということについて説明が出来ない。
オイラー哲学者は、愚民には難しいので説明してもわからないと決め付け、
一生涯、精神について理解することもないし説明することも出来ないでしょう。
哲学と他の学問の違いが判れば、全体主義者の詭弁が見抜けるようになり、
圧政に反対していくことが出来ます。
存在するのは、物とおいらの精神(自己の充足)だけであるという意見は間違っています。
具体的には、ユートピア信仰を唱え、人々を混乱の渦に叩き落す相対論者たち=唯物論者が、
一番自己チュウであるということを認識することです。
精神の内容がわからないのに精神という言葉を使う唯物論者は、哲学者ではないという認識が大事です。
悔しくても精神が何かは説明できないのが自己中。
なぜ説明できないのか混乱してしまうのが、唯物論者です。
No.2
- 回答日時:
多くの基礎科学やファインアート、マイナーなスポーツも、自己満足です。
結果的に社会的に役立ったり、世間的な名声につながったりする事もありますが、ごく一部ですし、それて目指している人もごく一部です。
国家的レベルでさえ、宇宙開発という壮大な“チャレンジ”をしています。
(まさか「宇宙開発が技術的な波及効果を生活にもたらしている」などという売り文句を信じてないでしょうね)
人の生きる真の目的は、経済的利益や物質的豊かさではなく、“精神的充足量の人生を通算した最大化”である時、心の豊かさは重要な要因であり、またその「自己満足」を自己存在の本質に根差したものにする(社会的要請や生態系の必要にマッチさせる)上で、哲学的な作業は必須です。
(現象表面的にしか物事を捉えないと自己チュー化する)
No.1
- 回答日時:
哲学とは、蘭である。
繊細で壊れやすい。
はっきり簡単なことでも混乱することができる。
日常が、常に新鮮であり、新たな発見につながる場合が多々ある。
つまらない工夫をするようになり、自分が滑稽なもの、楽しいものと感じられる。
努力したほうが、だめな結果につながることが多く、理知的になれる。
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