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大きな違いは無いのかもしれませんが、
皆さんのご意見が伺いたくて質問させていただきます。
長期保有が前提で分散投資を実践しております。
日本の債券に関して資産をどの商品に投入しようか迷っております。
現在迷っているのは、
秋まで待って、個人向け国債を購入するか、
STAM国内債券インデックス・オープンを近日中に購入するかです。
信託報酬を考えると国債を購入する方が良いのでしょうが、
期待感は投資信託に感じています。
結局、信託報酬がリターンを考えた時に妥当かどうかだと思うのですが、
皆様はどのようなお考えのもとに選択されるでしょうか。
お知恵を拝借させてください。

A 回答 (2件)

>値動きは日本株式の投資信託と似たような値動きをすると考えて宜しいのでしょうか。


全く違います、金利上昇局面では債券価格が下落するのでSTAM国内債券も日本国債利付債10年もどちらも下落します。
個人向け国債変動10年は金利上昇局面では金利上昇の恩恵を受けます。
それに対して株式は復興期が一番株価が上昇しやすく、例えば製造業の派遣切りが社会問題になった数ヵ月後には大きな上昇に転じました。
景気が過熱気味の時は金利が上昇しやすいと言えますが、株価は復興期に比べて上昇が小さくなりやすい傾向に有ります。
金利上昇局面では株価は既に大きく上がっていますので、その時に買うと高値つかみの恐れが有ります。
ですから、金利上昇局面では債券は下落局面に有りますが、株式は高値圏に近くなっている(上昇余力が小さくなっている)と考えられます。
ですから、株式とSTAM国内債券(日本国債利付債10年)とは全く違った動きをすると考えられます。

勿論、相場ですから教科書通りにいかない事も有ります。
例えば、今のギリシャのように財政に不安が有れば悪い金利上昇と株価の下落が連鎖的に起こる事も有り得ます。
しかし、株式と債券の値動きが完全に一致する事はごく稀なケースだと考えられます。
ですから、株式と債券(STAM債券や日本国債利付債10年)を同時に持ってリスク分散は十分に考えられます。

>日本債券のカテゴリーは、国債を選択すべきなのかなと考えたのですがどうでしょうか。
細かい違いが有ります。
組み入れ公社債を見るとSTAM国内債券は残存年数が3年~7年が最も多く、残存年数は7.25年で複利利回り0.83%になっています(2009/12現在)。
日本国債利付債10年では利回りが1.3%~1.4%で10年債になっています。
勿論、日本国債利付債10年はクーポンについては20%源泉分離課税、STAM国内債券は信託報酬が大きなコストと言えます。
売却コストはSTAM国内債券の方が遥かに安いと言えます。
これだけでは、判断に迷います。

相場ですから、最終的な判断は自己責任でお願いします。

参考URL:http://www.sumishinam.co.jp/stam_index/stam_japa …
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この回答へのお礼

お礼の返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
丁寧に質問にお答えいただきありがとうございます。
大変参考になりました。

自分でも、コツコツとまた勉強していきたいと思います。
また質問を掲示板に掲載させていただいた際には、
お力添えの程、宜しくお願いします。

お礼日時:2010/05/05 16:47

個人向け国債変動10年は特別な場合を除いて1年間は中途解約ができません。


個人向け国債変動10年の場合は中途解約する時に実質的に前1年分の税引き利息を差し引いて解約になります。
STAM国内債券インデックス・オープンの場合はNOMURA-BPIに連動した成果を目指しますが、金利が上昇すると基準価額が下落する傾向に有ります。
逆に金利が下落すると基準価額が上昇する傾向に有ります。

個人向け国債変動10年は金利上昇局面に強く、STAM国内債券インデックス・オープンの場合は金利下落局面に強いと言えます。
どちらも優れた商品ですが、これからの金利がどのような展開になるのかを見極める必要が有ります。
ちなみに、個人向け国債変動10年は基準金利から0.85%差し引かれて金利が決まるので、STAMシリーズの信託報酬に限らず、個人向け国債変動10年でもこうした物が差し引かれます。

長期投資する場合はどちらが良いのか迷います。
やり方としては両方を持つ事で金利上昇局面でも金利下落局面でも長期的に安定した収益を狙う方法も有るでしょう。
最終的な判断は自己責任でお願いします。

この回答への補足

ご丁寧な解説ありがとうございます。
自分の知らない事がたくさんあり、大変勉強になりました。
1点更にお伺いしたいのですが、
NEWINN様の解説ですと、STAMは債券の投資信託ですが、
値動きは日本株式の投資信託と似たような値動きをすると考えて宜しいのでしょうか。
(金利上昇局面で値下がりし、逆に下落局面では値上がりする、という部分を読んでこう思ったのですが)

詳細な値動きになると、どの指数に連動して運用しているかによって
異なるとは思うのですが、大きな視点にたった場合にはいかがでしょうか。
もしそうであれば、分散投資の目的からすると、
日本債券のカテゴリーは、国債を選択すべきなのかなと考えたのですがどうでしょうか。

補足日時:2010/04/21 07:01
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