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家庭科の教員になりたいのですが、保育や家庭一般を専門として教えることはできるのでしょうか?
それとも、被服か食物が専門でないといけないのでしょうか?
高校時代、女子高だったのですが、保育のみを教えていた先生がいましたので疑問に思い
質問させて頂きました。
知ってる方いらっしゃいましたら、ご回答頂きたいです。

A 回答 (2件)

私が卒業した高校(女子高)でも、家庭科の教員の中で、保育が専門の方がいらっしゃいましたよ。



家庭科の教員になるのに、被服か食物が専門でないといけない、という決まりはありません。
もっとも、教員免許を取るには、被服関係も食物関係も、住居関係も、家族関係・家庭経営学なども、とりあえず一通り履修しなければならないようです。学校によって、特定の分野(保育のみとか、食物・調理のみとか、被服のみとか)だけを教えるよう分担されている学校もあれば、どの分野でも教えなければならない学校もあるからです。

教科書(カリキュラム・指導要領)にしたがって、どの学年のどの学期にどの分野を教えるっていうのが決まっていると、特定の分野が専門だからと言って、特定の分野しか教えない教員というのは、下手すると「特定の時期しか授業をしない」なんて事もあり得ますよね。それじゃあ困るので、「保育や家庭一般を専門としていて、その分野は必ず教えるけど、その分野を取り扱わない時期は、他の分野も教える」という方が好ましいわけです。

あと、家庭科の中でもどの分野を専門とするか?という時に、被服関係=被服学科、食物・調理関係=食物学科、というのは分かりやすいと思いますが、保育関係だと保育学科・児童学科・こども学科などで学ぶっぽいですよね。
ところが、これらの学科に入学する学生というのは、「子ども自体が好き」「子どもの事を知りたい」「幼稚園の教員や保育所の保育士(百歩譲って小学校の教員まで)になりたい」という希望を持っていることが多いのです。どういう事かと言うと、保育(や家庭一般)を専門とする家庭科の教員になりたい、と思う学生は、皆無ではありませんが、すごく少ないのです。
私は、大学でそういう学科にいて、幼稚園の教員免許を取りましたが(保育士の資格は、資格取得の課程がなかったので、少なくとも卒業と同時には取れませんでした)、一学年が約80人のところ、中高家庭科の教員免許を取ろうとしていた人は、うちの学年では2人で、それでも「多いね」と言われたくらいです(汗)

だから、家庭科の教員の中で、どの分野が専門なのか聞いてみた時に、保育が専門だという人は少数派なんです。保育のみを教える(保育を専門とする)というのは、もちろん出来るのですが、「被服や食物が専門でないといけないのか?」と思ってしまうくらいに。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
児童学科を卒業しているのですが、家庭科教員資格はおおかた被服や食物学科に属しないと
取得できないため、やはりそれらどちらかを教えることが主流なのですね。
わかりやすく教えて頂きありがとうございました。

お礼日時:2010/05/26 13:57

あなたの言う「専門」という言葉の意味がよく分からないのですが、大学時代に何を中心に勉強してきたか、という意味で言うならどの教科の先生にも教科の中で「専門」はあります。

例えば社会科の先生でも歴史、地理それぞれ専門はあります。美術の先生でも彫刻・絵画・金工などそれぞれ「専門」はあるでしょう。家庭科だけの話ではありません。

しかし、学校の教員となった以上は、「自分は中国史が専門だから、ヨーロッパの歴史は教えません」「自分は彫刻が専門だから絵画は教えません」というわけにはいかないでしょう?高校までの教員は学習指導要領に従って、必要な事柄を全て教えるのが前提です。

>保育や家庭一般を専門として教える

家庭科の授業として、「それだけを教えたい、被服や調理は教えない」という意味ならあり得ません。それは法律違反です。大学での専門が何であれ、指導要領に定められた事柄は教える必要があるし、教えなくてはなりません。

>保育のみを教えていた先生がいました

ただし、「教えなくてはならない」というのは授業として生徒に全て教える必要がある、ということで必ずしも一人の先生が全てをやらなくても構いません。冒頭に出した美術にしても、絵画は絵画専門の美術教員・彫刻は彫刻専門の美術教員・版画は版画専門の教員が教えたって構いません。要は、生徒の側が指導要領に定められた全ての事柄を教わったかどうかが問題になるだけで、それを何人の先生が分担したって問題はないわけです。

でも普通はこんなことはしません。理由は簡単で、それだと人件費がかかりすぎるからです。上の例だと、美術教員が一つのクラスに3人必要になりますよね。

推測ですが、あなたの高校ではおそらく何らかの事情で家庭科の先生が余ってしまったのだと思いますよ。私立の場合、公立と違って異動がありませんから余った先生を他の学校に回すことができません。かといって、簡単に解雇もできないでしょう? そうすると「ワーク・シェアリング」をすることになるわけです。それで、その先生には「保育のみ」を教えてもらい、残りの時間は校務をやってもらうことにしたのだと思います。

こういうのは、公立でもないことはありません。教務主任という学校の中で大変忙しい仕事に就くと、書道・図書だけを教えて授業時間を減らし、その分を学校全体の仕事に集中してもらうというような例です。

>家庭科の教員になりたい

でもこういう事例は極めて特殊で、普通は教員である以上「専門」が何であれ、指導要領に示された家庭科の内容は全て教えるのが原則です。

この回答への補足

高校時代、保育や家庭一般のみを教えていた先生は非常勤講師でした。
私が通っていた女子高は家庭科教育に割りと力を入れていたため
逆に常勤の先生だけでは足りなかったのでは?と思います。
確かに数学でも数量を教えていた先生が、基本は数量だけど時に図形を教えたり
理科で生物専門の先生が化学を教えることもありますよね。
やはり、専門分野はさておき、全てをしっかり教えられなくてはならないのですね。
回答ありがとうございました。

補足日時:2010/05/26 14:05
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