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ミキサーのレベルを合わせるってどういう意味ですか??
音量を調節するってことでしょうか?

それとミキサーって音を一つにする重要な役割があると思うのですが、
音量を調節(?)することってそんなに大事なことなのでしょうか?
ただ入ってきた音を一つにまとめて、録音するだけじゃ不十分なのですか?
教えてくださいm(_ _)m

A 回答 (2件)

No.1ですが、そいつはちょっと難しい質問ですね(^^ゞ



まず、質問者の方が題材にしているライブ動画が、正規の市販品ベースの物か、会場での「直録り」(普通はアマチュアベースか、プロ作品でもサウンド面を重視しないドキュメンタリータッチの物)かで『予測』が変わってきます。

最近の市販品ベースの物なら、ライブで演奏している時の会場サウンドをそまのの録音する事はありません。
演奏の生音でも、会場のPA設備経由ではなく、別の回線を使って全ての音を一つずつ別録りしておき、あとで改めてミックスダウンした物を、また画像と合成し直して製品化します。
その際に音の修正や、場合によっては部分的にスタジオでアフレコした音に差し替える事すら有ります。

なので、そういう場合にアルバム原曲より音が小さいパートがあったとしたら、それは動画作品を作る際に「演出としてワザとそういう音にしている」ことがほとんどです。
後からミックスし直すのですから、当日の会場の状態にかかわらずキーボードの音を大きくする事はできるんです。にもかかわらず音量を落としてあるということです。

実際のところ、正規のライブ動画作品であれば、アルバム原曲にくらべてボーカルやソロパート、主メロディパートの音は大きく、バッキングの音は控えめにするのが普通です。
スタジオレコーディングのアルバム原曲の場合は、言ってみれば「背景は完全無音の状態で、各楽器や声の音を重ねていく」わけですが、ライブサウンドでは会場の反響音や客席の声・ざわめき等をバックに音を重ねていく事になるので、ボーカルやソロのメインの音は大きめにしないと、それらのメインの音がきちんと前に出たサウンドになりません。

メインの音が、モコモコとこもったり後ろに引っ込んでいたら興ざめでしょう?
だから、わざとそういうバランスに作ります。
で、そういうバランスを確保するためには、本来はもうちょっと音量が出ていても良いようなバックの音を、あえて控えめなバランスにすることが多いです。

また、ライブだと「ステージの広さ感」「ステージの奥行き距離感」というものもある程度再現しないと、サウンドのライブらしさが出ない事もあります。
そのため、メインのサウンド(普通はステージ中央ですね)から離れた位置にある楽器音や、ステージの奥の方に位置している楽器音などは、(かなりメインに近いフレーズでも)あえて音量を控えめにする事で、逆によりライブ感、臨場感を出す…という「演出」も多用されます。

そんなわけで、市販ベースのライブ動画であれば、上のような考えのもとに、あえてキーボードの音を小さめにしている(少なくとも製作者側の意図として)と考えて、まず間違いないでしょう。

アマチュアベースまたは「アマチュア録音っぽい仕立て(ドキュメンタリー的)」で、特に小さなライブ会場で『いかにも直接生で録りました』というライブ映像なら、大抵はマイクの位置の問題です。そういうビデオ撮りの手法なら、カメラ付近にマイクを置いて直録音するわけですが、マイクのポジショニングによって特定の楽器音がやたら小さく録れてしまう…なんてことは、ごく当たり前に発生します。
また、ライブサウンド自体も、基本的には「メインを大きくバックは小さく」です。そういうサウンドバランスにしないと、メインの音や声が客席に十分届きませんから。
なので、マイクの据え位置のわずかな違いで、結果的に特定の楽器だけ音が小さいというのは、非常に当たり前に起きる現象です。
ただ、これはビデオ撮影時の録音の問題であって、その時客席にキーボードがどの程度聞こえていたか…ということとは、あまり相関関係はありません。必ずしも、客席で聞こえてるとおりに録れるという物ではないからです。

ということで、市販レベルの作品なら、そのサウンドバランスは「ワザとそうしている」です。そうではないアマチュア作品やドキュメンタリー系の作品なら「たまたまそのように録れてしまった」です。
なので、実際にはミキサーのミスも可能性として無いわけじゃないものの、そのミスをそのままライブ動画が捉えた…なんてことも普通はあり得ないので、ミスがあったとしてもライブ会場のミキサーの腕は、その動画に対しては直接の関係はないですね。
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この回答へのお礼

すみません、返信遅くなりました。

丁寧にありがとうございました!
よくわかりました!

お礼日時:2010/07/19 12:30

素人PA屋です。


質問者の方が疑問に思ってるシチュエーションを、ちゃんと理解できている自信がないので(質問文がすごく簡潔なので(^^ゞ)、もし的を外していましたら、補足いただければと思うのですが…

>ミキサーのレベルを合わせるってどういう意味ですか??
>音量を調節するってことでしょうか?

PAでミキサー前に立つ時には、「レベルを合わせる」というのは、おおまか次の2つの「作業」になります。

1)各チャンネルのヘッドアンプ(トリム)のゲインを調整する
ちゃんとしたミキサーでしたら、入力チャンネルの1つ1つに、「入ってきた信号をほどよい大きさに調整する」ためのツマミ(トリム)が付いてます。
相手がマイクなら、録る対象の元々の音量やマイクの据え付け方で、入ってくる信号の電気的な強さに結構バラツキが出ます。ライン出力の信号でも、機器によって電気信号の強さは結構違います。
これを、「音が割れない範囲で最も調整しやすい強さに揃える」ための機構(トリム)が付いていますので、あらかじめここをチャンネル毎に調整する事で、後のミックス作業がスムースにできる下準備をします。
この作業は、たいていは「(チャンネルの)レベル合わせ」と呼びますね。

2)出力の(基準)レベルを調整する
各チャンネルのレベルは合わせました…と。で、実際にミキシングするわけですが、出力の方も馬鹿みたいに出し過ぎると音が歪んだり、PAならスピーカ飛ばしたりアンプがへたったりして音が止まってしまいますから、「すべての信号が電気的な基準範囲内」に治まるように調整をしなきゃなりません。というか「限界を超えないように『許容最大値』を確認する」ということを、あらかじめやっておく必要があります。
といっても、この方法はケースバイケースでいろいろな方法を取るのですが、一例として、
・ミキシング上、キーになる(比較的音量が安定した)楽器音の最大レベルを決める。
・そのキーになる音のチャンネルは、調整レベルを一定にして、他の楽音をバランスを取りながら『付け足していく』形でミックスする。
・音が増えれば増えるほど、最終出力が大きくなって場合によったら許容値を超えるので、超えそうになったら全体を(マスターボリュームで)下げて許容範囲に収まるよう調整する。(逆に、足りなければ上げる事もあり得る)
・そうやって、各チャンネルの「基本的なバランス」を決定する(この基本から、例えばソロの時にはもうちょっと大きくする等のきめ細かい調整をしていく)。
などの方法を取ります。
この、「基本的なバランスの調整」の作業を「(出力の)レベル合わせ」と呼びますね。

これ以外にも、技術的な面で「レベル合わせ」と呼ぶ作業は、実は色々あったりするのですが、ミキサーを主人公にした「レベル合わせ」は、おおむね上の2つの作業のどちらかに属します。

>音量を調節(?)することってそんなに大事なことなのでしょうか?

まぁ…大事というか何というか、変な言い方になりますが、そのためにミキサーにやたらめったらスイッチやツマミやスライドボリュームが大量に付いている…って面もありますのでねぇ。

1)で述べたように、マイクその他の入力機器を単純にミキサーに繋いだ段階では、各チャンネルに入ってくる「電気信号」の大小のバラツキは、実はびっくりするほど大きいんです。
マイクの特性等の問題で、ステージでは一番大きい音でもミキサーに来る信号は小さかったり、逆にバックで薄くなってるだけのキーボードでも電気信号はどの楽器より大きかったり…ってことは日常茶飯事です。
ミキサー等の機器は、所詮は「信号電圧のとおりに馬鹿正直に音にしてしまう」融通の利かない『マシーン』ですので、そういうバラツキをきちんと調整しないと、ステージ上ではほどよいバランスのはずなのに、客席向けのスピーカから出てくる音は「大きいべき音は小さく、小さいべき音は馬鹿でかい」という無茶苦茶な事になってしまいがちです。

そのために、「本来あるべき音量バランスに調整する」という作業をミキサーで行う必要がある…というか、逆に言えば、ミキサーは『音を一つにする』ことがメインではなくて『各音のバランスを調整する』ことの方が、機能としては重要だったりします。

>ただ入ってきた音を一つにまとめて、録音するだけじゃ不十分なのですか?

今までの話は、ステージPA目線で展開しましたが、録音の場合でも3つ以上の音源を同時録音する場合であれば、上で言う「客席スピーカから出る音」と「ミックスした録音結果の音」はある意味同じなので、やっぱり同じような調整をする必要はありますね。
ただ、録音なら、ミキサーではなく各楽器の音量を直接調整することでバランスを取る方法も、もちろんあります。
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この回答へのお礼

すごいわかりやすい説明ありがとうございます!!
最後にもう一つ質問なのですが、とあるライブの動画でシンセサイザーの音の
ボリュームだけがほかの音と比べると、
小さくて聞き取りづらかったのですが、これはmixerの腕が悪いのでしょうか?
お願いしますm(_ _)m

お礼日時:2010/07/12 01:20

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