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温度差による水蒸気圧の変化で起こる生パン粉の包装袋の膨張は温度が低くなれば袋はしぼみますか?

微生物検査などでも問題のない製品(生パン粉)がこの猛暑で普段よりやや膨らんでいます。
製造時は約22~23℃の室内で包装し、流通時には40℃近くまで上がることもあります。
その後温度が下がれば袋の膨張はしぼみますか?
テストをする予定ですが、今すぐ結果を知りたい状況ですので、よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

結論はしぼむと思います。



(1)空気の体積変化
温度が上がると膨張する原因は水蒸気圧の上昇だけではありません。
空気自体も膨張します。22℃→40℃だとすると、
(40+273)/(22+273)=1.061
で、6%膨張します。

(2)水蒸気圧による体積変化
生パン粉なので、袋の中の湿度がわかりませんが、
飽和水蒸気圧は22℃では26.4[hPa]
40℃では73.8[hPa]です。
大気圧は1013[hPa]ですから、体積比で言うと
5%くらいの変化になるでしょう。

(1)と(2)の両方によって体積は変化します。
冷却すると体積は戻りますが、(2)の空気中の水蒸気は結露して
水に変わるので、パン粉の水分分布が変化して品質が落ちます。
すなわち、内部はぱさぱさになり、表面がふやけます。
40℃から22℃では温度変化がゆっくりならば結露しないと
思いますが、できれば温度変化が少ないところの保存がいい
と思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても分かりやすい御説明です。
初めて質問させていただいて、お礼のメッセージの書き方がわからず
時間が空いてしまいました。どうもすみません。
助かりました。

お礼日時:2010/08/02 13:45

基本的には戻りますが、パン粉と空気、水蒸気が経時的にどのような傾向にあるかにもよります。



パン粉が吸着して離し難いものなのか、それとも元々吸着しているものをだんだん脱離するものかにより、
経時的に膨らんでいくか、萎んでいくかは変わります。

短期的に、温度により膨らんだ場合は、温度が下がると凹んできます。
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この回答へのお礼

早々に御回答をありがとうございました。
自分でサイトで調べてみても難しくてわからず
初めての質問でこんなに早く回答がいただけてありがたいです。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/08/02 13:47

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