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樹脂の特性について

樹脂の種類はいろいろあると思いますが、例えばPETなどを製造する場合、粘土状にした素材を圧力をかけ、引き伸ばして造ると思いますが、一度成形された物を単純に熱で溶かして冷ますと素材自体別の物に変わってしまうのでしょうか?

PETの板を熱して溶かすと、飴色(こげた?)に変わってしまい、冷ますと柔軟性がまったくなくなり、ぱきぱきになってしまうのは何故なのでしょうか?
単純に溶かした事によって、分子、原子が破壊され、PETではなくなってしまったのでしょうか?

A 回答 (1件)

PET樹脂に限りませんが、ほとんどの樹脂には添加剤が加えられています。


また、各樹脂には樹脂特性を維持したままで溶解させるための適正温度が存在しています。

例えばPET樹脂ですが、適正な溶解温度は240~280℃です。
この温度を超えてしまいますと、熱変性を受けたり全述の添加剤が飛んでしまい、その樹脂本来の特性が維持できなくなります。
PET板が飴色になっていること事態が、過度の熱が加わった事による熱変性を起こしている事になります。

全体に均一に加熱するには、成形品を粉砕して細かくして、成形機のシリンダー内などで撹拌しながら過熱すれば可能ですし、樹脂特性も維持できますので再利用できます。
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この回答へのお礼

早々のご回答有難うございます。
大変ご丁寧に説明していただき勉強にになりました。

有難うございました。

お礼日時:2010/09/03 10:48

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