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 こんにちは。『-er』という接尾辞についての質問です。
『-er』を付けることができる単語と、付けることができない単語ってありますよね。例えば、『play』、『learn』、『sing』などは『-er』を付けることができますが、『compare』、『hand(動詞)』、『put』などは『-er』を付けることができません。

『-er』を付けることができる単語と、付けることができない単語は、どこに違いがあるのですか?教えてください。お願いします。
 

A 回答 (5件)

 


>『-er』を付けることができる単語と、付けることができない単語は、どこに違いがあるのですか?

原則として、「行為者・行為主体」を示す、接尾辞の「 -er 」が付くのは、「ゲルマン語(アングロサクソン語、広義のゲルマン語)」の「動詞」です。(行為主体でない場合は、「名詞」や「形容詞」にも付き、ゲルマン語とは決まっていません)。

英語の単語は、大別して二つに分かれます。本来の英語が帰属している語族の語派である、「ゲルマン語派」系の単語と、ラテン語文化とフランス語との接触で流入した、「ラテン語系」の単語です。

上で述べた「原則」は、英語の単語が二大別される、ゲルマン系とラテン系で、ゲルマン系、つまり、英語の本来の語派の単語で、しかも、本来「動詞」である単語に、「-er」は付き、「行為主体等」を示すということです。

ある単語がゲルマン系なのかラテン系なのか、なかなか最初は分かりません。簡単に区別する基準は、「日常的で基本的な、具象的な意味の動詞や名詞や形容詞」は、ゲルマン系で、「学問用語や法律用語、学術語」などに使う、「ある程度、抽象的で、観念的で、堅苦しい動詞や名詞や形容詞」などは、ラテン系です。

これは日本語で、「やまと言葉」がゲルマン系語に対応し、「漢語・漢字語」がラテン系語に対応すると考えると、割に感じがつかめます。

ひと(人)、くさ(草)、牛(うし)、あるく、わらう、たべる、かしこい(賢い)、あまい(甘い)、はやい(速い)……などは、やまと言葉で、日常語であり、やさしい感じがします。これが、漢語・漢字表現だと、

人間、草本、牛肉(やまと言葉なら、「うしのにく」)、歩行する、嘲笑する・微笑する・哄笑する等、賢明な・英邁な、甘美な、迅速な……等、かなり堅い表現になります。学術用語などは、漢語が使われます(例えば、医者に行って、「おなかがもの凄く痛いのです」というと、医者は、仮にこの表現を文章にすると、「患者は、腹部に激痛を訴え」などと書きます)。

科学・技術・医学・法律などの専門的な用語は、ほぼすべて漢語で、知らない人は、「音」を聞いても意味が分からない場合がほとんどです。英語の場合、ラテン系の言葉が、漢語に近く、学術語として使われます。

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英語の単語には、ゲルマン系とラテン系の単語があるということが分かっていないと、「区別」しようとしても、できません。また、上の回答は、「原則」であって、例外が一杯あります。従って、ある動詞があって、「行為主体的な用法」で、「動詞+er」の名詞がある場合は、大体、この動詞はゲルマン系の言葉なのですが、ラテン系の言葉の場合もあるのです。

play に対し、player があるのは、play という動詞が、ゲルマン系の動詞だからです。他方、compare には、comparer などがないのは、compare がラテン語から派生した、ラテン系の動詞だからです。comparator があるというのは、相当にいい加減な話です。つまり、「動作主体等」を示す接尾辞として、「-er」と「-or」があるのですが、この二つは、全然起源が違う言葉(接尾辞)なのです。従って、一緒に考えるのがおかしいのです。

初めの方の回答に、「-ar」「-or」「-er」があるのだという話がありましたが、これは、一緒に並べると混乱するものを同列に並べているのですし、ラテン語に遡ってというのは、「-er」の場合は、基本的に関係がありません。

「-ar」「-or」は、「動作主体など」を意味する接尾辞で、これらは、ラテン語が起源にあります。しかし、「-er」は、ゲルマン系の接尾辞で、発音が、英語では「アー」というようになるので、同じようなものかと思いますが、別のものです(ただし、ラテン語もゲルマン語も、もっと大きな言語の種別では、「印欧語」の西方語派に属しますから、この三つの接尾辞は、印欧語祖語まで遡ると、同じ起源になることが分かりますが、それは、レヴェルの違う話です)。

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参考URL(ラテン語の完了分詞の話などが出てきて、かなりに複雑な話が記されています):

http://www.max.hi-ho.ne.jp/aisis/memo-random-1/r …
 
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。こんなに詳しく、そして分かりやすく教えていただいて感謝しております。
『-er』が付く単語とつかない単語には、こんな理由があったのですね。とても勉強になりました。
ゲルマン系の単語とラテン系の単語の見分け方を教えていただいたので、これから、単語がゲルマン系かラテン系か意識してみようと思います。ご親切な回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/08/12 13:03

poohtarouさん、こんにちは。



-er
で辞書を引いたところ、
1.「・・・する人、もの」、の意味
  burner,adomirer

2.「・・の居住者」の意味
  Londoner, New Yorker

3.「製作者、関係者」の意味
  hatter,geographer

4.「・・を持つ人」の意味
  three-master,sixfooter,

5.語句の短縮
  rugger,homer

などとなっていました。

play  →player
sing  →singer
dance  →dance
jump  →jump

などは、1の場合ですよね。「プレイする人」「歌う人」
などのように、・・する人、という感じですね。

ギターを演奏する人は、

guitor  →guitorist

となりますね。
このほか、

lie   →liar
うそ   うそをつく人、

のように、-arを接尾語とする「・・する人」もあります。

sail   →sailor
航海する  船乗り
act    →actor
行動する  俳優

なんていうのもありますね。

compareは、比べる、ですが
comparerとはいいませんが
comparator(n) コンパレーター、比較測定器
というのが辞書にありました。
比較して、測定する、ここでは機械ですが、
-orがついているようですね。

put は、putterが辞書に載っていました。
putter (n) 置く人
      ゴルフのパターする人

ということです。ご参考になればうれしいです。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。いろいろ詳しく教えていただいて感謝しております。わかりやすい例ばかりで、納得しました。compare や putも変形するのですね!調べていただきありがとうございます。また何かありましたらお願いいたします。回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/08/05 18:48

 お邪魔します★



 私の意見も#1の方と同様です。「-er」は前に付く動詞を行う人・物」に付けるものですから、単語に違いがあるのではなく、「er」をつけたときの単語に意味があるのか、だと思います。
 「golfer」ゴルフ選手、「boxer」 ボクシングの選手、「catcher・pitcher」捕手・投手などなどです。

 物なら「CD player」とかネ。

 では、参考になれば幸いです★
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。CD playerなど身近な例をあげていただいて、わかりやすかったです。こうして考えると身の回りにある『-er』が付くものを探してみるのも面白いかななんて思いました☆回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/08/05 18:41

「~する人、~するもの」を表す接尾語には三種類があります。


-ar liar,beggar.scholarなど
-or creator, cultivator, elevatorなど
-er Villager, player, runnerなど

造語法としてはラテン系の言葉や名詞、動詞につける場合で異なるので専門分野になります。判断基準は元の単語が「~する人、~するもの」を表す単語(名詞、動詞)かどうかです。野球のナイター(和製英語nighterが便利のよさから認められてきているが, 正しくはnight game)がおかしい理由はここにあります。nightに-erをつけても夜間の試合や夜間に試合をする人を表せないからです。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。単語が物や人を表すかどうかを考えればよいのですね。nighterは前前から不思議に思っていました。そういう理由で正しくないのですね!

>造語法としてはラテン系の言葉や名詞、動詞につける場合で異なるので専門分野になります。
 ここの辺りをもう少し教えていただけたらと思います。もしよろしければお願いいたします。

お礼日時:2003/08/05 18:37

『-er』をつけるのは、人を指し示す単語だと思います。



つまり、そのような人を指し示す言葉がないということですね。

~~~する人という単語ですね。

playerは プレイする人。

『compare』は、比較で、比較する人という単語が存在しないから ないだけだと思います。
言葉というものは、流動的なものなので、そのような人が現れれば、言葉もできるでしょう。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。なるほど!『-er』を付けた後の単語の意味がポイントなんですね!確かに『比較する人』なんて人はいませんもんね。

>言葉というものは、流動的なものなので、・・・
そうですよね~!これから『-er』が付くことをする人がいろいろ出てきたなら、『-er』のつく単語はますます増えますね!回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/08/05 18:29

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