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今更ですが電灯と動力の違いって何ですか?

単に対地電圧の差を区別する為の符号ですか?
電圧はトランスの巻き数比でいかようにも変化しますよね?

高圧受電で3相で取り込むか単相で取り込むかの違いですか?

基本的な事なんでしょうが考えてみると分からなくなってきました。
どなたかご教示ください。

A 回答 (8件)

電灯と動力の大きな違いは、位相です。



電灯は、単相三線式の三本線でも赤~白~黒までの間で120°です。
電灯がそうなる理由は、高圧の三本の内の二本を取り出し、変圧器で200Vにさせているからです。
そして、変圧器の丁度真ん中からもう一本取り出したのが、白線です。
低圧側両端の赤と黒で200Vですから、半分に割った所の白は100Vとなる原理です。
そのため三本の線は、赤から60°ずつズレて白、黒となり、次にもどって赤になる間では、240°ズレています。

これに対して動力は、高圧をそのまま低圧にした物で、三本がそれぞれ120°ずつズレて順繰りに回転していくようになっています。
その為、発電機で発電した電源を、効率よく使用できるのが動力です。
主に電動機を駆動する回路に使用されています。

電灯も動力も、伴に高圧が低圧に流れ込んでこないようにする為、変圧器の低圧側で電線の一本を接地に接続しています。
B種接地と呼ばれ、どちらも白相に接続されますが、電灯と動力とではこの接地との間の電圧が違います。
電灯は先述のように白相が半分の位置である為、黒、赤相と白相との電圧が100Vですので、大地との電圧も100Vになります。
動力では、赤~白~黒の全てが200Vなので、大地との電圧も200Vになります。

このように、変圧器での変圧のやり方が根本的に違います。
200Vではどちらも同じ感じがしますが、大地電圧が違うので注意が必要です。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。
一連のご説明で知りたい答えを得ることが出来ました。
ありがとうございます。

知ろうとすればするほど電気の世界は奥深く自分のレベルにあった答えを探すのも苦労しますがよく解るご説明でした。

お礼日時:2011/02/09 23:02

ANo.3 です。


混乱させない様に、図解の説明と単層・三相の電灯・動力共用の配電方式で説明します。

下記のサイトの変圧器の図でV層とW層の両端が200V、中性線との対地電圧100Vの電圧線とが電灯で、U,V,Wの三相が動力となります。
変圧器は、大口需要家では高圧受電で受電設備に持ちますが、一般需要家(住宅用)は柱状トランスで変換された単相三線式を引き込みます。
変圧器が受電設備のどちらに設置されていても、単層・三相の電灯・動力に分類されます。

電灯・動力共用三相4線式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%81%AF% …

他の回答では、単層の『単』層の意味を曲解されているようです。
2次側の赤~白~黒の各線間で100Vで中性線を基準にすれば、赤-黒の極性が逆で180度の位相差となります。
なお、単層と位相差の関係ですが、下記の説明である様に1次と2次の電圧が変位します。
結線の種類
『△-Y結線・Y-△結線』の1次と2次の電圧が30度変位する結線の説明
http://denkinyumon.web.fc2.com/denkisetsubikiki/ …
 
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No.2です。



補足です。
話を難しくしてしまったので、まとめます。

要するに電灯とは、回転位相を意図してない電圧で、単に100/200Vの電圧だけだけ取り出せればよいというものを指します。
対して動力とは、回転位相を重視し、電動機などを効率よく回転させる電圧を取り出す為のものであります。
単三と動力は、同じ三本の線ですが、用途が大きく違います。
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No.2です。


間違いを書き込んでいる方がいらっしゃるので、もう一度書き込みます。

電灯に位相差がないと仰る方が居ますが、位相差が無ければ電位差も発生しないので、電圧は生じません。
つまりその方が仰る通りなら、電灯回路が0(V)という事になります。

電圧と言う物は、電線(相)間に位相差があるために電位差が生じ、電圧となります。
発電機ではコイルの巻き数は全て同じなので、発電する電圧も三相全てで同じです。
もし、ここに位相差が無ければ電位差は生じないので、発生する電圧も0(V)となります。
しかし実際には、発電機のコイルが120°ずつズラされて配置されている為に、位相差が生じ、線間に電圧が発生する仕組みとなっています。

ここで本題に入りますが、電灯であろうと動力であろうと、この発電機により発生した電圧を使用しています。
つまり、どの線間にも位相差があり、電位差があり、そのおかげで電圧として利用できるのです。
そして電灯は、三相の内の2線だけをとりだし、単相変圧器で200Vに落とされています。
この単相変圧器には、コイルの中間地点よりもう一本取り出す線があり、そこと白線を接続する事で、単相三線式にしています。
コイルの巻き数を半分にする事から、高圧側、低圧側の巻き線比が変わり、100Vを取り出す事ができます。
その為、赤-白と黒-白では100V、赤-黒では200Vとなります。

高圧線の三相の内、2線だけをとりだすので、低圧に変換されても赤-黒の間は120°の位相があります。
その半分の位置が白相なので、赤-白、白-黒の間は、60°の位相差となります。

こういった事は、教科書には記載されいないとても重要な事なのです。
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電灯と動力の違いは電力会社の契約内容の違いです。


東京電力の場合は下記のようになっていますが他の電力会社でも同じでしょう。
http://www.tepco.co.jp/life/custom/ratesimu/inde …

大電力の場合の契約はこちらで
http://www.tepco.co.jp/e-rates/corporate/charge/ …

電圧や相についてはNo.1の方の回答の通りです。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/09 23:07

No1さん適格に回答していますが、「電灯と動力の違」では意味が通じません、物理の仕事量と熱との関係かと思いました。


動力回路は非常に大きな電力が流れます(百キロワット、千キロワット)が電灯回路はせいぜい数キロワットとすると。
動力(モーター他)は同じ馬力なら電圧が高いほど小型になります、また単相より三相のほうが回転力のムラが少なく、送電にも三相のほうが単相より効率が良いため。
結論 より高電圧 三相
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/09 23:08

誤解を生じるといけないので回答します。


電灯と動力の大きな違いは、電圧と位相で間違いありません。
電灯回路単相三線式の100/200V で電灯用
 線間の位相差はありません。住宅用となります。 単相です。
動力回路:3相200Vの3線式と接地線が追加された4線式 で動力用
 線間の位相差は120°ずつズレて計360°です。 3相です。

単相は赤~白~黒の各線間で100V、白線は接地されていて、赤~黒間の両端で200Vです。
単層ですから線間の位相差は在りません。
60°ずつズレて・・・赤になる間では、240°ズレ・・・??
これだと、赤線だけで位相短絡しますね。
完全に矛盾していますね。何か勘違いされているのでは・・・

ANo.1さんの回答で、問題ないのではありませんか?
単相の線間で60°ずつズレて・・・などと理論も仕組みもありえません。
 
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。

電気の世界は奥がふかく理解するのも一苦労ですが噛み砕いた説明ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/09 23:04

電灯回路、動力回路 通称名であるが


その違いは相の数と対地電圧の違いです
後者は内線規定において 居住スペースへの引き込みはNGとされます

単相100/200V は電灯
3相200Vは動力 と呼ぶのはご存知とおりです

3相には3相3線式と3相4線式があります
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/09 22:57

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