ちょっと先の未来クイズ第4問

電力会社では、
 
 配電業務 ( 変電所 → 家庭  までの電線担当 )
 送電業務 ( 発電所 → 変電所 までの電線担当 )

とで、
作業者を分けている理由はなんですか?

電線作業・高所作業という意味では同じな気がしますが…

A 回答 (5件)

簡単に分ければ、次のようになります。


送電 → 特別高圧電線
配電 → 高圧電線

単に電圧が違うだけととらえられそうですが、全然違います。
送電線は、送電ロスを少なくする為、極力高い電圧を採用しています。
その為、地表より隔離する必要があり、高い鉄塔を建てる必要があります。
鉄塔も乱立すると建設費がかさむので、ある程度放して建設します。
それらの条件に耐えられる碍子や電線、落雷を回避する器具など配電のものとは別質のものが必要となります。
それらを扱い、40mもの高地で作業するというは、特殊な技能を必要とされます。(実際の作業は電工会社で、電力会社は維持管理)

対して配電の方は、道路事情に応じて電柱の建替えをしたり、新たな需要家に供給したり、その為に無停電(送電では停電作業)で作業したり、お客様に近い所で作業しています。

作業内容も作業方法も全く違うので、維持管理の電力会社も、作業の電工会社も同じ人が両方をという事は基本的に難しいと思います。
しかし電工会社の下請けなどでは、両方の仕事をしている所もあるので、どちらかに応援に行くという事は時々あるようです。
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配電屋でも特別高圧を扱います。


2万ボルト配電方式や、特配線などがそれです。鉄塔も扱います。

配電と送電との違いはまさに質問者様が言われてるとおりのことで、配電は変電所から需要場所まで、送電は発電所から変電所までということです(ただし、電線だけを担当しているのではありませんが)。

作業面でのご質問ですが、送電は基本的には停電作業で、鉄塔などを考えれば非常に高所となります。一方配電は6千ボルトは活線・無停電が基本で、しかも高所作業車や昇柱による程度の高所作業です。

違うところの際たるところは、送電は50万ボルトや100万ボルトなどの超超高電圧までをも扱うこと、鉄塔高さも非常に高いこと、潮流の系統運用保守などの規模が大きいです。

一方、配電は需要と密接に繋がっているので、面的な管理が必要となります。送電屋に細々(こまごま)とした負荷の管理などはできません。電柱や柱上トランス、引込線などの大量の設備投資や管理などの手法は送電とは全然ちがってきます。

管理面で言えば、送電は線とするなら、配電は面でとらえるものと言えるでしょう。
このように送電と配電は、宇宙と原子の世界の対比のように、理論や技術面では共通点もありますが、違うところもたくさんあります。
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電力会社ではありませんので詳しくは分かりませんが、一般の会社で考えると社内と社外の区別に相当すると考えられます。



送電業務(発電所→変電所)、これは社内だけの運用です。
配電業務(変電所→家庭)、こちらはお客様(社外)担当です。

物品に置き換えて考えると、
工場から直営店舗まで商品を運ぶのが送電、お客様に販売して納品据え付けを行うのが配電。

作業スケジュールが異なります。
送電は送電線の経年劣化診断や発電所・変電所のメンテナンスなど会社全体のスケジュールで動きます。
配電はお客様とスケジュールを調整して動きます、各区域で独自に営業します。
部隊を分けておかないと、スムーズな運営が出来ない。
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 電力会社の成り立ちに由縁があると思います。


 もともと戦中に日本発送電株式会社として地域の電力会社の
中核部が統合され、地方には売電会社(○○電灯)が残りました。
戦後、この日本発送電株式会社は地区の電力会社として売電会社と
合体して9社体制が出来ました。
 日本発送電株式会社には水力発電・火力発電と送電、変電所があり、
その建設と保守を行っていました。売電会社は配電と営業がありました。
結果して、その体制のまま昭和26年以降電力会社の業務が行われ
現在に至っていると思います。なお、将来合体する可能性はあるでしょう。
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電圧が違うからでは。


作業内容も工具も違うでしょう。
特別高圧はなれた者でないと。

バイクの整備と大型トラックの整備は、やる事は大差なくてもどちらもなれた人がやるべきだと思います。
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