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取扱説明書の仕事をしています。
業務で、「ご使用の前に」を、翻訳に出したところ「Avant l’utilisation」と返事がありました。

ところが、客先からの校正では、「Avant utilisation」となって戻ってきた上、誤訳ではないのかとのお叱りを受けました。
Webで検索したところ、「Avant l’utilisation」で使用されている文章もあり、全くの誤訳であるとは思えないのですが、この違いはどういったものでしょうか?

A 回答 (2件)

英語で考えた場合 Before Use になりそうな気がします。

つまり、定冠詞なしです。
フランス語の場合と同一には言えませんけれども、avant l'utilisation という表現を用いた場合、具体的に 「○○をご利用になる前に」 という、対象を限定する表現になるのではないでしょうか。
それなら、avant l'utilisation du ... のように、後ろに具体的な対象が示されるはずだと思います。
そもそも、「ご使用の前に」 という表現自体が抽象的で、何の 「ご使用前に」 なのかが分りません。
たとえば 「この機械をご使用になる前に、ここに書かれていることをお読みください」 なら具体的ですが、日本語の場合には細かい部分は省略する傾向があると思います。
日本語ではそうだからと外国語にも同じような文句でいいのかどうか、それは疑問があります。
しかし、フランス語でも単に avant utilisation と書かれているものはあるようです (たとえば下記のサイトのタイトルなど)。
 http://sante-medecine.commentcamarche.net/faq/13 …
それでも、avant utilisation の前に対象となるものが示してあります。
素人考えですが、Avant l'utilisation が誤訳であるとは思えません。ただ、その場合には、その後ろに具体的なものを示す必要があるのではないでしょうか。
フランス語も英語も素人ですが、ざっと上のようなことを考えました。あるいは、全く間違っているかもしれませんけれども・・・
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この回答へのお礼

おはようございます。
早速のご回答ありがとうございます。

ナルホド、定冠詞なしですね!「Before Use」は、同説明書の英語版がその訳を使用してありました。
bakanskyさまのおっしゃるように、業界でも「日本語のあいまい表現」が指摘されており、日本人翻訳者も外国人翻訳者も、頭を悩ませている部分のようです。

誤訳ではないとのお言葉をいただいて、ひとまずホッとしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/03 09:34

翻訳には、正解はないと思っております。

あるいは、裏の事情を知らなくては/原文を書いた人と話し合わなくては、正しい訳は出来ないと思っております。

全く別のことを申し上げます。
http://www.linguee.fr/ へ行ってご覧なさい。
そしてキーワードに『Avant l’utilisation』を入れてご覧なさい。例文が沢山出てきます。『Avant utilisation』の例も出てきます。意味が違うのか、人によって癖があるのか、私には判断出来ません。


今後のためにも、このサイトを覚えておいて下さい。ことに技術分野では訳に立ちます。ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語もあります。
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この回答へのお礼

海外のサイトでチェックできるとは想定外でした!

ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語、すべてを扱う説明書でしたので、とても参考になります。
活用させていただきますね。ありがとうございました!

お礼日時:2011/03/03 12:40

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