BL小説、またはBL的要素のある一般小説で、文学的で主人公の心理描写(恋愛についての描写に限らず)が巧みなものを探しています。
恋愛が主軸のものの場合、主人公が最初から男性同士の関係に抵抗のないものはあまり好みではないので、同性を好きになることに散々苦悩したり葛藤したりするものが読みたいです。
今までBLレーベルから出ている小説をほとんど読んだことがなかったので、作家さんもよく知らず適当に買って、ほとんど「はずれ」てしまいました…。
BLレーベルのもので「当たり」だと思ったのは、
木原音瀬「美しいこと」
のみです。
ちなみにBL風一般小説で好きなのは
高村薫「李謳」
栗本薫「真夜中の切り裂きジャック」
三浦しをん「月魚」
などです。
それと、漫画ですが、水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」が素晴らしくよかったです。
一般の作家で好きなのは、太宰治、大江健三郎、高村薫、貴志祐介など…。
以上のような好みに当てはまるBL小説はありますでしょうか?
手前勝手で難しいお願いで本当にすみません;
どうぞよろしくお願いいたします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちわ☆
私も木原音瀬「美しいこと」大好きです(^^)
今の所、BL小説で一番好きな作品です。
私もファンタジー的なBLよりリアリティのあるBLが好きなので、いくつかおすすめします。
好みに合うと良いのですが(^^;)
砂原糖子
「セブンティーンドロップス」
高校生モノ。戸惑いながら好きになっていく課程が丁寧に描かれています。
砂原さんの作品はどれも心理描写が細かくて繊細です。
佐田三季
「つみびとの花」
妻子を亡くした男×保父さん
暗い、痛い、重い…ところが木原作品と類似していると思います。お互いノンケからの恋です。男同士という苦悩もきちんと描かれています。
高遠琉加
「世界の果てで待っていて」
探偵×刑事
恋愛というより事件が主に話の軸です。文章力に定評がある作家さんです。高遠作品はどれもおすすめです。
榎田尤利
「夏の塩」「夏の子供」
BL要素のある文学小説みたいです。BLの枠に囚われない、面白いストーリーです。
凪良ゆう
「恋愛犯~LOVEHOLIC」
高校の同級生。ストーカー、執着からの恋愛モノです。
あとは、ひちわゆか、朝丘戻。なども文章力があっておすすめです。
どれか一つでも合うものがあると嬉しいです(*^_^*)
ご回答ありがとうございます!
調べてみたところ、かなり私の好みに近そうな作品ばかりでとても面白そうです!
暗い、痛い、重いお話、大好きです(^^;
登場人物が学生よりも社会人の方が好みなので、佐田さんと高遠さんの作品が特に気になります。
榎田さんの「夏の…」は魚住くんシリーズというものですね。
聞いたことがあります。
以前から気になっていたのですが、なにしろお高いので敬遠していました;
でもすごく読んでみたくなりました。
もう部屋に本を置くスペースがないので困っているのですが、これから嬉しい意味でもっともっと困ることになりそうです(^^)
どうもありがとうございました!
No.4
- 回答日時:
こんばんは、はじめまして。
私も、男性が男性を好きになることの戸惑いや葛藤がある小説の方が好きです。
最近の作品は、どうもそういう部分を「元々抵抗がなかった」という感じにサラっと流しているBL小説が多いですね。
私が読んでみて、そういう葛藤をきちんと書いていてよかったなあと思う小説を推薦させていただきます。
・英田サキ「恋ひめやも」
婚約者(もちろん女性)がいる主人公が、同窓会で再会した担任教師に恋をする話。主人公のぼくの一人称で描かれて、男性教師に恋をした七転八倒な内面がよく描けていると思いました。
実は、英田サキ氏はヤクザなどハードボイルド系のシチュエーションで定評がある方なので、このような普通の恋の話は珍しくチャレンジなさったなあと思いました。
・榎田 尤利「はつ恋」
「恋ひめやも」とほぼ同時期に出版され、挿絵画家も同じ、生徒と先生というのも同じで、気の毒に「すごく似ている」と話題になってしまった作品。
ですが、なんとタイム・パラドックスもので、主人公の高校生の中身は30歳、30歳にしてまともに初恋経験してしまう話です。
・榎田 尤利「普通のひと」
30代同士のサラリーマンで、しかも両方ともノンケ。なぜか恋に落ちてしまって両方ともが「どうしよう?」とグルグル悩む描写が、両方の視点で丹念に描かれています。
・鳩村 衣杏 「共同戦線は甘くない! 」
コメディです。製パン会社とパティスリーのコラボ企画で再会した35歳の課長同士は大学の同窓生。かたやバツイチ、しかももう片方はその元嫁さんに片想いしていたという。甘さがこれっぽっちもないのですが、かえってリアリティがありました。
・秀 香穂里 「くちびるに銀の弾丸」
ゲーム会社の広報とゲームディレクター。広報の方はノンケで女たらしなんですが、才能あるディレクターに想いを寄せられていると知った途端、彼を散々バカにし弄ぶんです。隠れゲイがうっかりばれるとこんなひどい目に遭うものかと気の毒になります。しかし、いつのまにか惹かれていってしまっている自分に気づき…。続編あり。
お好みに合うのがあれば幸いです。
ご回答ありがとうございます!
英田サキさんは「エス」を読みました。評判がよいので期待していたのですが、男に興味がないはずの主人公たちが元々ゲイだったようにしか思えなくて…ダメでした。
「恋ひめやも」は同性に恋をして苦悩する様子が描かれているようなので好みだと思います。
ていうか…榎田尤利さんの「普通のひと」…。ヤバいかも…。
30代のサラリーマン同士、萌えツボど真ん中です。
年齢的に後がない、将来や世間体を考えなくてはならない大人の事情にぐるぐる悩む恋愛…そんなBLが読みたかったので、求めているものに一番近そうで期待が膨らみます。
他のものも全部ツボにはまりそうです!
どうもありがとうございました!
No.3
- 回答日時:
こんばんは。
同性愛への葛藤、とは違うと思いますが、心理描写という面でおすすめしたいものがあります。
菅野彰さん『毎日晴天』シリーズ
家族愛に重点をおいている感じですが、わたしが今まで読んだ中で、もっとも心動かされた作品でした。
ささいなことから、少しずつ「愛」を知っていく物語です。
文学作品がすきな方なら、気に入っていただけるかな‥と思います!
興味がありましたらぜひどうぞ*
ご回答ありがとうございます!
長く続いているシリーズなのですね。
はまったらその後が大変そうです(笑
家族愛に重点を置いている、というのに惹かれます。
本屋で見かけたらチェックしてみます。
どうもありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
私がお勧めできそうなのは
月村奎さん、松前侑里さんでしょうか
最近はBLもある程度認知されてるからか、
そういうのが、あまり受けないのからか
葛藤とは遠いものが多いかもしれませんね
探すのは大変ですが、10年くらい前の作品とかの方がお好きかも…
先の作家さんでいうなら、松前さんの『プラチナの月』(花丸文庫より。古本屋さんで探して下さい)がお勧め。
月村さんは復刻の作品がディアプラス文庫から出ています
最近だと、椎崎夕さんの『帰る場所』『隣にいる人』(ルチル文庫)とか、私は好きです
レーベルによって、得意ジャンルが違いますので
最初はアタリハズレも多いと思いますが
それも本読みの楽しみですから!
これから沢山素敵な出会いがあるといいですね
ご回答ありがとうございます!
さっそくネット検索してみました。
切なくて暗い系統のお話が好きなので、椎崎夕さんの作品が好みに合いそうです。
どのレーベルがどのような系統のものを出しているのかまだよくわかっていないので、これから色々読んで勉強したいと思います。
「これから沢山素敵な出会いが…」とのお言葉がうれしいです(^^)
どうもありがとうございました。
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