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「17条の憲法」や「冠位12階の制度」は、聖徳太子が制定したと学んできました。

しかしある本で、「これらを聖徳太子が制定したとはどこにも書いてない」とあり、ショックを受けました。
ではなぜ、これらは聖徳太子が制定したとされてきたのでしょう?

これらが制定された時期、聖徳太子が政治の実権を握っていたのは間違いないのですか?
蘇我氏など他の大臣たちが制定したものじゃありませんか?

A 回答 (5件)

聖徳太子 = 推古天皇


当時の文明から判断して否定する材料もないことと思います。
時の天皇です、独自、独断は疑問ですが制定したときの主宰であったと思います.

この回答への補足

聖徳太子は推古天皇の摂政だったそうです。
当時の摂政の仕事は何だったのでしょうか?

>制定したときの主宰であったと思います
 権力の実体は蘇我馬子にあったのではないでしょうか?

補足日時:2003/09/20 22:07
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>蘇我氏など他の大臣たちが制定したものじゃありませんか?



 蘇我氏など他の大臣が、自分たちの地位を危うくする「冠位12階の制度」を制定するはずがありません。また、「17条の憲法」にしても、天皇の地位を高めたり、役人としての心得について述べているものを、蘇我氏など他の大臣が制定するはずがありません。

 それとも、蘇我氏など他の大臣が制定したとして、何かメリットがあるのでしょうか。何も無いはずです。

 確かに、聖徳太子について記述してある「日本書記」が100%信頼できるとは言えませんが、少なくとも皇族の者が考案したことは間違いないでしょう。

 それと、「日本書記」が成立したのが720年頃と言われていますが、聖徳太子没後100年経っているので、客観的に記される可能性は高いでしょうね。

この回答への補足

ありがとうございます。

>蘇我氏など他の大臣が、自分たちの地位を危うくする「冠位12階の制度」を制定するはずがありません。

 冠位12階の制度は官僚の登用法なので、大臣には関係ないのでは?蘇我氏が冠位を受けた記録はないそうです。
 そもそも実権者たちが「自分たちの地位を危うくする」法律を制定することはありませんね。

補足日時:2003/09/21 08:59
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>冠位12階の制度は官僚の登用法なので、大臣には関係ないのでは?



 あります。冠位12階の制度は氏姓制度を打開するための制度なんですから。すなわち、優秀な人に活躍の場を与えれば、自分たちを登用してくれた人物の味方になる可能性が高いですよね。

 すなわち、聖徳太子は「冠位12階の制度」を設定することによって、優秀な人材(渡来人たち)を味方につけて政権基盤を築こうとした、と考えられています。
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聖徳太子が制定したとする証拠は、日本書紀と言うことになります。


日本書紀は、策定時の権力者の都合のよいように書かれました。
具体的には・・・

持統天皇の系統の天皇家
藤原不比等以下の藤原系官僚
となります。

元来、各氏族の代表の合議制であったものを、優秀な(権力者がそう認めた)官僚群によって政治を行っていこう=藤原氏が何人でも政権の中枢にいてもおかしくない。

とするための正当化が、日本書紀にはあるわけです。

それなりに、仮託できるほどの優秀な皇族はいたんでしょうが、いわゆる聖徳太子という万能な個人はいなかったんではないでしょうかね。

皇太子時代が長かった、天智天皇(中大兄皇子)の業績を仮託して作られたのが聖徳太子であるという説もあります。

日本書紀の作為性に関しては、中国側の歴史書で(かの、有名な 日出ずるところの・・・ですが)日本の天皇が男であるのに対して、日本書紀では推古女帝になっているところからも、明確です。たぶん、持統天皇の正統性を出すために、持統天皇を推古女帝に仮託したのではないでしょうか?
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 聖徳太子って謎の部分が多い人なので、いろいろな説が生まれてきます。

「<聖徳太子>の誕生」と言う本は(大山 誠一著)は、聖徳太子不在論争のきっかけとなった本で、聖徳太子の存在を否定するものは幾つかあります。だからといって 十七条の憲法冠位十二階を「蘇我氏など他の大臣たちが制定したものじゃありませんか?」と言うことにはなりません。#2さんの言うとおりです。もし、聖徳太子という人物がいなかったとしても、そのモデルとなる、蘇我氏に抵抗するあるいは対等以上の立場をとろうとする皇族がいたことは間違いないと思います。

 そこで、聖徳太子をもしもう少し調べてみてもいいようなら、実在していることを前提にしっかり書かれていながら、信仰としての聖徳太子についてもしっかり書かれている、岩波新書の「聖徳太子」(吉村 武彦著)がおすすめです。
 マンガでは私は、「日出処の天子」(山岸涼子)(白泉社)をおすすめします。日本の古代研究の第一人者梅原猛先生のお墨付きももらっているマンガです。聖徳太子が超能力者的に描かれていてウソの話が多すぎると言う意見もあるが、彼の伝説にそういう話は結構あって、その他当然つくられた話の部分もありますが、その当時の時代の雰囲気がつかめるおもしろい作品です。池田理代子さんの作品もいいですよ。
話がそれてしまいました。聖徳太子ってとてもおもしろい存在です。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/umayado/who/book/book …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「聖徳太子」(吉村 武彦著)読んでみます。不在論まであるとは、おもしろそうですね。

>聖徳太子という人物がいなかったとしても、そのモデルとなる、蘇我氏に抵抗するあるいは対等以上の立場をとろうとする皇族がいたことは間違いないと思います。

 聖徳太子と蘇我氏は対立していたのですか。蘇我氏の後ろ盾があっての聖徳太子だと思っていました。

お礼日時:2003/09/21 19:56

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