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初歩的な質問なのですが、麻酔で全身麻酔を行う際、まずこの全身麻酔はどのような処置によって解除が行われるのでしょうか?(呼吸興奮薬などが用いられるのでしょうか?)また、全身麻酔を行う際に一緒に投与する薬には、どのようなものなどがあるのでしょうか?(筋弛緩薬など?)また、局所麻酔薬などやモルヒネなどの鎮静薬などの場合は、併用する薬や解除する薬にはどのようなものがあるものなのでしょうか?

A 回答 (2件)

私は、医師や薬剤師ではないので、


参考までに
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AD% …
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 え~、詳しく書いてしまうと、それこそ教科書の1章分くらいになってしまいますので、手短に。


 全身麻酔薬には、大きく別けると『吸入麻酔薬』と『静脈麻酔薬』がありますが、基本的に

・吸入麻酔薬は、呼吸(自発呼吸でも、人工呼吸でも)によって入ったり出てきたりする。その移動は、単に濃度が高い方から低い方に移動するので、体の中の濃度より吸わせている濃度が高ければどんどん体の中に入って行くし、逆に吸わせる濃度の方が低ければ体の中から出てくる。吸わせる濃度を0%にすると、どんどん体の中から出てきて、やがて目が覚める
・静脈麻酔薬は、その人の分解/代謝/排泄の能力によって体の中の濃度が下がり、やがて目が覚める

という薬です。最近の麻酔薬は、比較的早く代謝または排泄されますので、特に必要がない限り、自然に覚めるのを待ちます。

 一部の麻酔薬には拮抗薬もありますが、「本当は早く覚めるはずの麻酔薬が、長く効いている→何か理由があるはず→どれだけ長く効くか判らないのに、拮抗薬で一時的に覚ましても、拮抗薬の作用が切れた時にまだ麻酔薬が効いていたらまた麻酔がかかってしまって危ない」という理由で、その利用は「診断的利用(拮抗薬の投与で麻酔から覚めたら、その麻酔薬が覚めなかった原因だと判る)」に留めるよう、個人的には指導しております(が、そのあたりは先生方によっていろいろなご意見がありますので・・・汗)。。。

 一方、麻酔薬と同時に使用する薬剤(麻薬などの痛み止めや、必要時に使用する筋弛緩薬など)にもそれぞれ拮抗薬がありますが、筋弛緩薬の拮抗薬であるスガマデックス以外の薬は、上記理由によって(あと、麻薬を拮抗すると痛み止め作用も無くなってしまいますし~このあたりは、現在新しい拮抗薬が開発中だとか)あまり使用する事はありません。

 ドキサプラムという、呼吸中枢を刺激する薬剤も以前は用いられておりましたが、現在の麻酔薬は前述の通り代謝排泄が早いため、覚醒が遅い患者さんに使用する事はほとんど見られなくなりました。

 以上、取り急ぎご参考まで。
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