プロが教えるわが家の防犯対策術!

学生時代は数学大嫌いな赤点王者の私が、
中年になって数学が出来たら色んな本の意味が分かっていいなと思うようになりました。
しかし、中3以上の参考書をパラとめくってすぐついていけませんでした。
なんか読むだけで大体のことが分かるようないいのないかなと探していたら、
数学要項定理公式証明辞典なるものを発見したのですが、
こいつはアマゾンにしかなく、中身が載っているwebページを見るとすごい小さい画像ですごいいい感じなことが書いてありました。
しかし1万円もするので、本当に期待通りに数学の概要が分かるか不安なのであります。
私はロジックセンスには自信がある。だから意味さえ分かれば数学など出来るさと思っております。
そんなわたくしめにこの本はお勧めでしょうか?

A 回答 (3件)

この本の良し悪しは別問題として、私はお勧めしません。




理由のは主に以下の2点。

1点目は、出版年月日が古いこと。もう一つは、

>しかし、中3以上の参考書をパラとめくってすぐついていけませんでした。
>なんか読むだけで大体のことが分かるようないいのないかなと探していたら、
>私はロジックセンスには自信がある。だから意味さえ分かれば数学など出来るさと思っております。

中3以降の参考書を読み切れないようでは、理解は難しいと感じるからです。

この回答への補足

では初心者にお勧めの本はあるでありますか?

補足日時:2011/03/29 06:51
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なかなか新しい回答がつかないのでもうちょっと突っ込んでみます。

この本は中学以上の定理公式を徹底的に説明しているとあります。ということは、中3の参考書に書いていない、中3の数学を理解するための概念が徹底的に書いてあるということなのではないのでしょうか。つまり、「中3以上の参考書を読み切れないようでは、理解は難しいと感じるからです」という結論では回答として適切ではないと考えます。何故中3の参考書を読み切れないようではこの本から数学の概要を理解することができないのかをさらに説明して頂かないと、真の納得は得られません。私はこの本に、中3の参考書を読めなかった状態を、読める状態に変えることができる情報のすべてが書いてあるのではないかということを期待しているのです。

さらにもう一つ言えば、「出版年月日が古い」ということは、私にとって全く関係ないと思われます。なぜなら私は明日大学受験を受けるわけではないので、ご時世の数学問題を解く必要など一切ないからです。数学は永遠普遍の真理であるはずですので、出版年月日など昨日でも1万年前でも構いません。

お礼日時:2011/03/29 22:10

 自分もお勧めは出来ません。



>しかし、中3以上の参考書をパラとめくってすぐついていけませんでした。

が理由です。この本は、まさに中3以上の参考書そのものです。この意味は、(昔の)指導要領に基づいた文部省公認教科書に準拠しているという事です。実際にアマゾンに行って、中身が載っているwebページを読んでみた結論です。ついていけなくなった、中3以上の参考書と、すぐに同じ状態に陥る可能性が大きいと思います。

 さらにこの本は、文部省公認教科書のリファレンスマニュアル化を狙ったものと思えます。今の指導要領に基づいても同じと思いますが、こういった教科書やリファレンスマニュアルの問題は、歴史的文脈や理論の動機付けを象捨し、出来上がったものしか書いてない点です。つまり全体像(概要)は逆に見えにくい。いくらか動機付け等が書いてある点では、ふつうの教科書の方がましだと思います。


>私はロジックセンスには自信がある。だから意味さえ分かれば数学など出来るさと思っております。

 自分の経験上、これは違います。広い意味での計算力が是非必要です。確かにレベルが上がるほど数学では概念が重視されますが、概念操作を完了できるような計算技術はあって当然、という態度でふつうの数学書は書かれます。この意味で、数学は積み重ねだという意見は正しいです。

 個人的意見ですが、高校までの数学では、それ以上の数学を操作できるような計算技術を習得する事の比重が、非常に大きいように思います。必要な事ではありますが、ここから受験数学の弊害も出てくる気がします。もう一つは、数学の組織化になれる事です。大学以上の数学は、嫌になるほど組織化されています。そして組織化の最大の成果の一つが、現在の中高レベルの計算技術の体系です。


>なんか読むだけで大体のことが分かるようないいのないかな・・・

 読むだけの意味にもよりますが、読み流しでわかるような解説書もエッセイもたぶんないですよ。理解したいと思うなら、それなりに本気で考えて読む必要があります。そのとき手がかりになるのが、理論の歴史的文脈や動機付けです。

>私はこの本に、中3の参考書を読めなかった状態を、読める状態に変えることができる情報のすべてが書いてあるのではないかということを期待しているのです。

 確かにそれはそうかも知れませんが、行間から理論の意味を汲み取り、読了できればという条件付です。


>数学は永遠普遍の真理・・・

 間違いではないと思いますが、数学も人間の産物です。どんな理論にも発生原因や目的意識があります。永遠普遍の真理の裏返しは、目的意識のない数学です。この点からも、リファレンスマニュアル的な数学要項定理公式証明辞典を、自分は勧めません。それを持つ事はかまいません。自分だったら、まさに辞典として使い、数学の理解には別の本を頼ると思います。

(1)中高レベルの計算技術の習得には、ふつうの教科書で良いと思います。受験する訳ではないので、本文のみで、演習問題なんかはカットしても良い気がします。

(2)以下の本は、解説書ですが、エッセイとしても読める気がします。

  ・遠山啓,数学入門(上下),岩波新書.
  ・志賀浩二,数学30講シリーズ,朝倉書店.
  ・森毅,微積分の意味,日本評論社.
  ・森毅,線型代数―生態と意味,日本評論社.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

皆さんのご意見によってこの本の内容がなんとなく見えてまいりました。非常に参考になりました。ご紹介のご本もいずれ参考にしたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/02 19:38

代わりに、私めで良ければ。


先に伝えておくが、私はこの本のことを知らない。しかし、質問者も御覧になったであろうサイトを見て、その内容の大体は推測されたので、その限りで助言させて頂く。

さて正直な話、私も「この本は質問者にはレベルが高めなのではないか・・・」という不安があり、現時点でのお薦めはできないのではと思うのである。
何故か、と言えば、
>私はこの本に、中3の参考書を読めなかった状態を、読める状態に変えることができる情報のすべてが書いてあるのではないかということを期待しているのです。
とあるが、これは前後が逆のようなのである。端書きの一節を読む限りにおいて、この本の対象は「中学・高校の数学教師ないし塾講師で、授業の内容をよりよく練り上げようとする人」のようであり、そういった人たち(私もその端くれなのだが)は当然このレベルの数学を高度に熟知しているはずなのである。よって記述の抽象性は学生向け参考書より高く(それは内容の画像からも窺われる)、数学教師が頭の中を整理するのにはこの本は有用だろうが、中3の参考書が分からないくらいの力量では、宝の持ち腐れになるのではないかと懸念せざるを得ないためである。

ただ、質問者がこの画像内にある本文を読み、ほぼ完璧に理解できる、と言うのであれば、購入して、読み進めようとしてみても良いのではなかろうか。中学生向けの直感的説明よりもこのような論理的記述の方が性向に合うというタイプの人はしばしば存在している。もし質問者がそこまでのロジックセンスを持ち合わせているのであれば、地道ではあるかもしれないがいずれ読了できる筈である。
また、例え別の参考書で理解した後であっても、このような編集方針の本は稀少であり、にも拘らず先述のように知識の整理に役立つ。こう言った意味でなら、将来的には購入の価値が出てくるだろう。

最後になるが、私ならばこちらの方がお薦めである。
「オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ」(吉田武・東海大学出版会)
高校までの数学全てを満遍なく網羅しているというわけではないが、それでも数学の多くの分野に触れ、初学者に対し懇切丁寧に解説されているので、取っ掛かりにはよいのではと思う。質問者の仰る本は、この後のほうがよいと私は思う。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

素晴らしい文章ですね。私の知識レベルをよく理解した上で分かり易く説明してあります。それが嬉しかったです。あなたは私に負けないロジックセンスをお持ちだと思います。ご回答からは数学要項定理公式辞典に挑戦したい気持ちが湧き上がってきますが、ご忠告の通りにするべきかとも思います。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/02 19:48

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!