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「なおざり」と「御座ざり」という言葉がありますが、どう使い分けるのでしょう?
御座なりを使ったら友人に「なおざりだろ?」といわれたんですが辞書で調べても同じような意味が書いてあったので使い方がワカリマセン

宜しくお願いします

A 回答 (5件)

使い方と言いますか、普通は「なおざり」ではなく「おざなり」を使います。

「おざなり言葉」とかそうゆう風にです。多分、地方での使い方の違いもあるんでしょうけども、北海道では「おざなり」が普通ですね。全国的に見ても「おざなり」が多いと思うんですが・・・・。意味が通ればどっちゃでも良いんじゃないでしょうかね。意味は同じなんですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2011/03/31 19:51

手元の辞書によると。



・御座なり(おざなり)
その場限りの間に合わせ。いい加減。

・等閑(なおざり)
(言動に心がこもっていないで)することが万事不十分な様子。

……と、あります。
なので。

気まずい沈黙を破って、
「き、今日はいい天気ですねぇ……」
「そ、そうですね……」
御座なりな会話をする。

僕は必死に説明しているのに、
「あー、はいはい。分かった分かった」
警官は等閑な返答をした。

……みたいな感じですかね。
善意のありなしというか。いや、相手への気遣いのありなしというべきか。
そういう違いなんだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2011/03/31 19:50

良く似た紛らわしい言葉ですが、どこかニュアンスが違うような気がします。


なおざり 等閑
おろそか いいかげん ゆるがせ
約束をなおざりにする。といえば約束を守らないで、放ったらかしにする。
練習をなおざりにするから上達しないと言えばいいかげんな練習をしていること。

お座成り
当座をつくろうこと、その場逃れにいい加減に物事をする。
お座成りな答弁を云う。
取り敢えずお座なりな計画をする。
この芝居はお座成りな演出だ。だから役者は演技をなおざりに(等閑)にしている

等閑の方は何かしなければならないことを放置する態度につかわれる。

お座成りの方は計画とか答弁とかきちんとやらなければならないことが出来ていない
時使われる。

と思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2011/03/31 19:50

とても興味深いご質問です。

実は私も以前同じ疑問を持っていました。

この二つの言葉は、重なる意味の部分も含むけれど中心的には意味の異なる、微妙な関係にあるようです。

以下は、添付図も含めて
・国広哲弥「日本語誤用・慣用小辞典」講談社現代新書、1991
を参考にして引用させてもらいました。

a)
・「この点を【おざなり】にしたくない」
・「この点を【なおざり】にしたくない」
この例文のような前後関係の場合は【いい加減】と入れ替えても意味はほとんど変わらず、どちらも使うことができ、類義であると言える。

b)
・【おざなり】な修理で済ます……○
・【なおざり】な修理で済ます……×
この場合は【なおざり】は使えないが、【いい加減】と入れ替えることはできる。

c)
・伝統を【おざなり】にする……×
・伝統を【なおざり】にする……○
この場合は【おざなり】は使えず、【いい加減】に入れ替えることもできない。

まとめると、
1)【おざなり】と【なおざり】の意味範囲は一部分が重なっていて、その重なり部分に「いい加減」が相当する。

両語の意味の中心的な部分を取り出して比べて見ると、

2)【おざなり】は、あまり真剣には取り組まないけれど、とにかく何かを「する」場合に用いられる。
「おざなりにする」="do carelessly"

3)【なおざり】は、ほったらかしにして、必要な事を「しない」場合に用いられる。
「なおざりにする」="neglect"

以上、ご参考までに。
なお上記の本は日本語の誤用をチェックする上でとても役にたちます。おすすめです。
「なおざり」の回答画像4
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この回答へのお礼

ありがとうございました

実は、技術の授業で友人の作品を見て「おざなりな作品だな(笑」って言ったら、「なおざりって言うんだよ」といわれたんですが、僕のほうが正しかったんですね。

この本、本屋にいって面白そうだったら買おうと思います。

お礼日時:2011/03/31 19:54

言葉の意味以前に言葉の性質が違います。


文中でのはたらき、使われ方に歴然とした差があり、紛れようがありません。

「おざなりの対応」、「おざなりな仕事」など、連体修飾語として使えます。
「なおざりの対応」、「なおざりな仕事」とは言いません。

「なおざり」はもっぱら「なおざりにする」「なおざりになる」の形で使われます。

「おざなりに~する」と言うことはできます。
しかしこの場合の「おざなりに」は英文法の副詞に当たります。
やり方がおざなりなのです。
「~をなおざりにする」の「なおざりに」は副詞ではなく補語です。
やり方がなおざりなのではなく、なおざりという状態に置くのです。
「置き去りにする」「見殺しにする」「後回しになる」
などの場合と同じです。


言葉の意味の違いはつぎのようなものでしょう。

「おざなりだ」=その場しのぎで、不完全である。
「おざなりの~」「おざなりな~」「おざなりに~する」

「なおざりにする」=やるべきことをやらないで、ほったらかしにする。
「なおざりになる」

国語辞典は「おざなり」「なおざり」だけを取り出して“定義”を与えようとするため、この違いがはっきりしないのです。
質問から離れますが、「回顧」と「懐古」などでも同じことが言えます。
意味だけでなく、文の中での使われ方(はたらき)を考えることが大切です。

「当局の対応はいつも――で、根本的な問題が――にされている。」
この「――」にどちらがふさわしいか考えてみて下さい。
両者の置き換えは不可能で、間違えようがないでしょう。
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