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ブロモフェノールブルー指示薬はPH3.0以下だと黄色PH4.6以上になると青、青紫になると書いてあるのですが、ワイン色になるのはどうしてでしょうか?指示薬の作り方、保存の仕方によって起こるのでしょうか?0.1PPMになるように、黄色っぽいオレンジの粉末を蒸留水に溶かし、茶色のビンに保存しています。教えて下さい。

A 回答 (2件)

>ラクトン型とキノイド型では、構造式的にはどのような違いがあるのでしょうか?



一つのベンゼン環パラ位のOHのHが脱離するとキノイド型になります。
その際、中心の炭素とベンゼン環の間にも二重結合が形成され、
ラクトン環は切れます。

>濃縮されるとキノイド型になるとありますが、

これはあくまで私個人の考えで書いたのですが、

>0.01ppmでは、濃いですか?

こんなに薄いのであれば、コロイド状態ではないですね。
これは素直に溶液が赤紫色になったと考えるべきでしょう。

>ブロモフェノールブルー指示薬はPH3.0以下だと黄色PH4.6以上になると青、
>青紫になると書いてあるのですが

ここに間違いがありました。私の手元の本によると、
pH<3.0 で黄色、pH>4.6で赤紫色(pKa = 4.0)と出ています。
つまり作った溶液が若干中性に近くなっているだけで、
何の問題もなかった訳です!

2 x 10^-4 mol/L (0.2 mmol/L)のブロモフェノールブルーの溶液を作れば、
理想的なpH 4.0の溶液が得られます。
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この回答へのお礼

何度も丁寧にありがとうございました。
もう一度、溶液の濃度を検討したいと思います。
とっても頼りになりました、本当にありがとうございました。

お礼日時:2003/10/18 21:50

化学辞典によると、ブロモフェノールブルーには、


淡橙色結晶性粉末の無水物のラクトン型と、
水和物として存在する暗赤色のキノイド型があり、
両者は互変異性体なので物質そのものに変化はないそうです。

多分瓶の蓋が緩かったために、作成した水溶液の水分が蒸発して濃縮され、
キノイド型のブロモフェノールブルーが析出したか、
あるいは水溶液中で水和物のコロイド状になったのでしょう。
水を加えれば問題ないと思います。

この回答への補足

ラクトン型とキノイド型では、構造式的にはどのような違いがあるのでしょうか?
濃縮されるとキノイド型になるとありますが、どれくらいの濃度から変るのでしょうか?
0.01ppmでは、濃いですか?
どれくらい水を加えればいいのか解らないので・・・・
勉強不足ですみません。
自分なりに調べてなかなか解らなかったので、やっと見つけた頼みの綱です。わかる範囲でいいので教えて下さい。宜しくお願いします。

補足日時:2003/10/14 15:27
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