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ドル本位制のアメリカにとっての意味は
自国通貨ドルが国際決済に使われるようになったため、他国に比べて対外債務を気にすることなく景気刺激策を展開できることだと思うんですが、
ドル本位制が及ぼすアメリカの国際収支への影響についてざいまいち分かりません(~_~;)
わかる方教えてください。お願いします…

A 回答 (1件)

[世] 国際収支の推移(1980~2011年)の比較(日本、ギリシャ、イタリア、アメリカ)


http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?d=BCA&s=1980 …
[世] 原油輸入額の推移(1980~2011年)の比較(日本、ギリシャ、イタリア、アメリカ)
http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?d=TMGO&s=198 …
[世] 国際収支の推移(1980~2011年)の比較(日本、中国、クウェート、アメリカ、サウジアラビア)
http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?d=BCA&s=1980 …

これらのグラフを見てどう思いますか?アメリカは破綻、あるいは破綻を懸念されているギリシャ、イタリアよりはるかに巨大な国際収支の赤字を出しています。こんなことができるのが、ドル本位制の効能なのです。これほど巨大な国際収支の赤字を出しているということはアメリカは輸入超過であるわけです。アメリカに商品を輸出した国は代金としてドルを手に入れる。逆にアメリカはドルで支払う。それは当然ですよね。で、日本は中東から原油を輸入する。その代金も日本はドルで支払うのです。もちろん中東から原油を輸入している国は日本だけではなく、原油を産出しない国はどこでもそうなのですが、日本を原油輸入国代表として説明しているだけです。日本はどうして円で支払わないかというと、ドル本位制だからです。日本はアメリカに商品を輸出してドルを入手して原油の輸入代金としてドルで支払う。逆に言えば、日本は原油を輸入する為にアメリカに商品を輸出してドルを稼ぐ。これがドル本位制という意味なのです。ドルは金(金銀銅の金)に交換できないが、原油と交換できることでドルの価値が担保されているともいえる。原油に限らず、どんな商品でもドルで買える。それがドル本位制。

ドル本位制が及ぼすアメリカの国際収支への影響を一口でいえば、普通の国なら破綻して当然の国際収支の赤字額を抱え込んでも、問題が起きないことといえます。
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