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あるメーカーのデジタル一眼カメラで、
A、Bと2機種出ていました。

Aのほうが画素数も多く(その他諸々のスペックも高い)、
金額も高いのでいわゆる上位モデル、Bのほうが下位
モデルという位置づけです。

予想に反してBのほうが最高ISO感度高く意味が
わかりません。画素数なんかは、多ければ多いほどデメリット
(飽和信号量減によるダイナミックレンジ悪化)もあることを聞いて
いますが、最高ISO感度も高ければよいというものではない
のでしょうか?そもそもISOとは何か、最高感度とは何で定義しているのか、
背景含めてご説明いただけるとありがたいです。

A 回答 (1件)

低画素の方がISO感度が高いのは、実は自明なことなのです。



デジカメには、フィルムに相当する、CCD(あるいはCMOS)イメージセンサがあります。
同系統の機種では、ほぼ同じ大きさのセンサを使います。例えば2/3インチとか。
実サイズ1cm角くらいの面積上に、800万とか、1000万の感光素子が縦横に区切られているわけで、それがデジカメの最大画素数となります。

さて、感度とは、「どれだけ少ない光に反応できるか」という指標です。
同じ光の量なら、1画素の面積が大きい方が、より光を捕らえられる訳です。
でも、同時期の同メーカー同シリーズならば、CCDイメージセンサの大きさも一緒なので、そうなると、高画素になるほど各画素の面積が小さく、光を捕らえにくくなります。

従って、(高画素・低感度)←→(低画素・高感度) というのは相反する関係にあり、下位モデルの方が画素数を下げた結果、自然と高感度になった、ということかもしれませんね。

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でも実際、高感度の方はあまり使いません。
感度が高くなるほど、光の検出誤差も大きくなり、ざらざらと荒れた画像になるからです。
普通に綺麗に見えるのは、ISO400ぐらいまででしょうか…。

写真の基本は、被写体に十分な光を当て(ライティング)、手ぶれの無いようにシャッターを切ること、ですので、それが出来るならばISO感度は出来るだけ低くして撮る方が綺麗な写真になります。

その様な条件が揃えられないとき、例えば、
・暗いのでシャッター速度が長くなってしまう
・高速移動している物を撮りたい
・手ぶれや立ち位置自体の揺れがあり、抑えたい
こういった状況に対応する一手段として、ISO感度を上げて撮影するというのがある訳です。
(感度が高いほど、シャッター速度が速くなるので、一瞬を捕らえられる/撮影時間が一瞬ですむ。)

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デジカメWatchの製品紹介ページにも、ISO感度を変えて撮影した例が載ることがあります。
例えばこちら。

キヤノンIXY 410F
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newpro …
ISO100からISO3200まで、同じ物(おみくじ)を写しているけれども、紙質や文字の写りがどんどんざらざらになってしまっているのがわかると思います。
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