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この10月からラジオでロシア語の勉強をはじめました。発音がなかなかむずかしく困っています。とくに軟音が理解に苦しみます。以下についてお教えいただけないでしょうか。

(1)「ти」の発音では、「т」は軟音化するようです。軟音化とは、要するに舌先が硬口蓋に近づくということでしょうから、「ти」は、日本語の「ティ」よりは英語の「tea」にきわめて近い破裂音ではないかと思います。

一方、「чи」は日本語の「チ」に近い音で、こちらは破擦音だろうと思います。英語の「cheese」の最初と同じ音ではないかと思います。

ただ、私の悪い耳でラジオの音を聞くかぎりでは、「ти」と「чи」とは非常に近く聞こえます。もしかすると、これは文字は違っても同じ発音なのだろうかという気もします。「ти」もまた「cheese」の最初と同じ破擦音のようにも思われます。あるいは、日本語の「ツィ」に近い破擦音なのかな、とも思います。いったい、正解はどうなのでしょうか?

(2)また、「си」と「щи」も同じ音のように聞こえるのですが、いかがでしょうか? 「си」は、日本語の「スィ」よりは「シ」に近く聞こえます。(これに対し「ши」の場合は、そり舌音であり、「си」やと「щи」と音色が違うのは分かります。)

(3)「ди」と「жи」もよく似ていますが、前者は破擦音、後者は摩擦音であるように思われます(つまり、前者は英語の「edge」などのジ、後者は英語の「mirage」などのジのように聞こえる)。ただ、舌の位置はまったく同じではないかと思います。そう理解してよいのでしょうか?

ややこしい尋ね方で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

こんばんは!早速ですが回答させていただきます。



(1)についてですが、
「ти」これはиが軟母音であるために、тが軟子音として発音されます。よって、英語のteaよりもむしろ、日本語の「チ」に近い発音に聞こえると思います。発音記号で書くと、[t']になります。「イ」の口の構えで発音します。

一方、「чи」ですが、чはどのような場合でも軟子音として発音されます。ご指摘のように、cheeseの発音に近いと思います。

ただ、「ти」と「чи」の発音は違います。「чи」の方が下を後ろに引いて発音されます。
また、ロシア語には「ци」がありますが、これが日本語での「ツィ」に最も近いかもしれません。

(2)「си」と「щи」ですが、「си」は日本語の「シ」に近いのに対して、「щи」は、「си」よりも舌を後ろに引いて発音します。ややこもった音に聞こえるはずです。「щи」もまたそり舌音ですが、「ш」をやや長く発声します。

(3)「ди」は「edge」に近く聞こえると思います。正確にはдはтとペアをなす有声子音ですので、「ти」に声を加えた発音が「ди」となります。また、жはшに声を加えたものです。「ши」に声を加えることで、「жи」になります。

説明がややこしくなってすいません。
もし何かご質問があるようでしたら、お答えします。。。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。おかげさまで、だんだん分かってきました。

(1)について、私は「ти」と「чи」とに区別があるとすれば、さしずめ日本語の「ティ」と「チ」のようなものだろうと思いこんでいたために、混乱したようです。「ти」は日本語の「チ」、「чи」は英語の「cheese」の最初の音に近いということですね。この微妙な2音を区別するのには驚きました。(中国語では、日本語の「チ」に近い「ji」と、そり舌音の「zhi」を区別するのは知っていましたが、「ч」はそり舌ではないのですね。)

ラジオのテキストには「ч」について「日本語の[チ]に近い」と書いてあり、これは誤解のもとではないかと、今思いました。厳密には「日本語の[チ]よりは「cheese」の最初の子音に近い」と書いたほうがよいのですね。

(2)「си」「ши」「щи」について、「ши」がそり舌であることはラジオのテキストに「舌先を反らして」とあるので推測されましたが、「си」と「щи」の区別がなぞでした。英語の「sea」と「she」のような差であろうかと思いましたが、そうでないことを教えていただきました。「ши」「щи」とも同様にそり舌音であり、相違点は子音の長短だということですね。

ただ、そうすると、「ш」「щ」の発音記号はそれぞれ[∫][∫∫]か、[∫'][∫'∫']とすれば統一的なのに、実際はそれぞれ[∫][∫'∫']となっています。この「']の有無は何の差を意味するのでしょうか?

(3)の「ди」の発音も分かりました。「ти」の子音が英語の「cheese」の最初の子音よりも日本語の「チ」の子音に近いのであれば、その有声「ди」の子音も、厳密には英語の「edge」の子音よりは日本語の「ヂ」(破擦音)の子音に近いと考えてよいのだろうと思いました(摩擦音「ジ」または「mirage」の最後の子音ではなく)。

ありがとうございました。上記の中で、まだ誤解もあるかと思います。あと何日か、締め切るのを保留しておきたいと思いますので、何かございましたら、ご指摘いただければさいわいです。

お礼日時:2003/11/05 02:37

#1です。

補足させて頂きます。

「ш」と「щ」の発音についてですが、発音記号で書くとそれぞれ[∫][∫'∫']となります。[’]の意味は#3さんがご指摘のように軟音であることをあらわします。

軟子音は普通、舌の中部を硬口蓋に向けて少し上げ、舌先が下の歯に接し、「и」の口の型に近くして発音されます(口蓋化)ので、「Щ」は「Ш」よりも口を「И」のかたちに近づけ(つまり、口を横に広げ)、「Ш」の音を長く発音する事によって得られます。ですから、「Ш」ほどはくぐもった音にはならず、どちらかといえばクリアな音になるはずです。

「ть」と「ч」の発音についてですが、日本語の「チ」を持ち出して混乱させたようですみません。同じ日本語でも地方や人によって発音が異なりますので、注意すべきでした。「ть」は[t']ですから、もちろん[∫]は入りません。「т」が口蓋化したものです。それに対して、「ч」は[t'∫']です。

>[t]の破裂の後、[∫]が聞こえる。英語ほど[t]が強く出ない

この解釈はほぼ正しいと思います。ただ「ч」は[∫']を含んでいますので、[∫]よりも口蓋化(иの口のかたち)しています。

>日本語「チ」をロシア文字で書くときは(なぜか)「ти」と書くようですね

今の転写の規則ではそうですが、日本語の「ち」を「чи」と書くロシア人も少なくありません。やはり近い音を表現しているだけですので、ズレも多少あるのでしょう・・・。

「дь」も発音記号では[d']です。すなわち[t']の有声化ですので、ご指摘のように当然「ж」の音は入りません。
[d']も[t']も発音が非常に難しいですから、やはりテープなどを聞いて、ロシア語の音声に近づけていくのが一番早道だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

「ш」と「щ」の関係も分かりました。単に子音の長短で区別するのではなく、要点はやはり「щ」のほうが口蓋化している(その結果として(?)子音が長く発音される)点にあるかと思います。

「ч」の発音についても、「[t]の破裂の後、[∫]が聞こえる」ではなく「[∫']が聞こえる」と書いたほうがよいことも理解できました。「ч」は軟音であり、そこに響く摩擦音も軟音の[∫']であるのは当然ですね。

[d'][t']のむずかしさは改めて分かりました。やはりちょっと今までになじみのない音です。今は、テープを聴いても違いがはっきりしないのですが、おっしゃるように繰り返し聴いて行くうちに何とかなると信じます。

「あと何日か、締め切りを保留」と書きましたが、あらかた自分はどこが分かっていなかったかが明らかになりましたので、これで締め切りたいと思います。ポイント数は、やりとりの量を参考に決めさせていただきます。ありがとうございました。

お礼日時:2003/11/05 22:08

フランス語を持ち出して かえってややこしくなりましたが、



>ちょっとこれも残念ながらニュアンスはわかりません。
英語のcheckのchと言った方が分かりやすいでしょう。

>「chanson」もそり舌音でしたっけ。
フランス語のchの音は英語のshに近い音です。

жは英語で言えば occasionのsiで表される音に近いです。

いずれにしても近似音に過ぎないので 生のロシア語に
できるだけ多く触れて慣れるしかないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。フランス語も勉強しなければと思いました。

フランス語「tcheque」の頭子音が英語のch、「chanson」も英語のshに近いということであれば、私が下のお礼#3でまとめたとおりでいいわけですね。

結局は生の音に触れて慣れるというのはそのとおりだと思います。そのうちに「この発音でよい」と分かってくるものかもしれません。どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/11/05 21:40

発音に関しては、個人の感覚の違いが出る事もあるので、出来れば、その手の専門書を見られた方が良いと思います。

以下は、私の個人的な感覚ですので、参考程度にしておいて下さい。

日本語の「ち」は、個人的には、ロシア語のЧに近いと思います。ただ、ロシア語のは日本語のよりももっと柔らかく聞こえます。英語の cheese ですが、英語は[t∫]の t の音がロシア語よりもはっきり出るらしいので、その点だけ、気を付けた方が良いかもしれません。それから口蓋化ですが、大まかに言うと、舌先ではなくて、むしろ舌全体と考えた方が、良いと思います。

ロシア語のСИは、英語などと同じく歯音(dental)なので日本語の「し」の音とは違います。英語のseaなどの音に近いかと思います(ただし、もっと柔らかい音ですが)。ШИは英語の she よりももっと硬い音です(舌の中央が she よりももっとへこんでいるはずです)。

ШとЩについてですが、前者は硬音で後者は軟音なので、ただ長くしただけでは、後者の音にはならないと言う事だけ付け加えておきます。Щは舌を上に持ち上げるような感覚で発音されると良いかと思います。

Жは他の方がおっしゃっている通り、フランス語の Japon、英語だったら mirage や leisure の「ジ」に近い音です。ЖとШは表記はЖИとШИですが、実際の発音は[ЖЫ]と[ШЫ]なので、気を付けて下さい。

edge の dge はロシア人だとむしろДЖに聞こえると思います(日本語の「じ」はДЗИと書きます。ただしДЖИと書く人もいます)。日本語で「いーだ」と言うような感覚でДИの音を発音すると、それに近い音が出るはずです。ТИも同じように発音して下さい。最後の「だ」は勿論いりませんよ。:)

ちなみに、発音記号の右肩に着いている「’」は軟音を表わしています。それと余計なお世話ですが、片仮名で発音を覚えるのは余りお勧めしません。

最後に、混乱させるかもしれませんが、中国語のロシア語表記(ロシア語版 pinyin だと思って下さい)だと ji は
ЦЗИで、 zhi はЧЖИです。ЖИには ri が、ШИには shi が対応しています。日本(riben)の「ri」は、実際には「じ」に聞こえると思います(私の耳がおかしくなければ)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。以下のようにまとめました。

・「ж」は理解できたと思います。摩擦音であり、フランス語「Japon」の頭子音や、英語の「mirage」の最後の子音、中国語「ri」の子音などとほぼ同じ(特に中国語「ri」はそり舌で、ロシア語「ж」もそり舌らしいので、中国語に一番似ているでしょうか)。

・「ш」は無声化した「ж」で、つまり同様にそり舌音ですね。一方、「щ」は、t_odaさんのご説明では軟音(=硬口蓋音)、「舌を上に持ち上げるような感覚で発音」ということで、そり舌ではないようです。改めてテープで聴き比べてみると、「ш」はくぐもった音で確かにそり舌音ですが、「щ」はくぐもっていず、比較的はっきりした音です。今、頭の中で
 「сь」=英語「sea」、フランス語「sien」などの頭子音に近い。「スィ」よりももっと口蓋化している。
 「щ」=英語「she」、フランス語「chanson」などの頭子音に近い。
 「ш」=そり舌音。中国語「是」(shi)などの頭子音に近い。
と整理してみました。日本語の「シ」は上記のどれからも距離がありますね。

・「ть」と「ч」について。machirdaさんは「ти」が「英語のteaよりもむしろ、日本語の「チ」に近い発音」と言われ、t_odaさんは「日本語の「ち」は、個人的には、ロシア語のЧに近い」と言われています。一見矛盾するようですが、表現の問題かもしれません。これも今、頭の中で
 「ть」=フランス語「tien」の子音に近い。英語の「tea」よりもやや日本語の「チ」に近い発音(ただし破裂音のはずなので[∫]の音は聞こえないか)。
 「ч」=フランス語「tcheque」、英語「cheeze」、日本語の「チ」(?)の子音に近い([t]の破裂の後、[∫]が聞こえる。英語ほど[t]が強く出ない)。
と整理しました。しかし、日本語「チ」をロシア文字で書くときは(なぜか)「ти」と書くようですね。

・「дь」は「edge」の子音ではむしろ「дж」になってしまうそうですが、そうなると、「ж」の音をつけてしまわないよう発音するのは難しそうです。「いー」の口といは、できるだけ口を横に広げて[d]の音を出すということですね。日本語の「ディー」でもなく「ヂー」でもない音は、発音しにくいですが、努力してみます。

ありがとうございました。誤解があればお教えください。

お礼日時:2003/11/05 16:01

#1さんの言うとおりです。


私もロシア語を学習した頃 少し疑問に思いました。
もし フランス語をご存知なら тやдの軟音は フランス語の それぞれ tienやdieuの最初の音に近いと思います。жはJaponのjに近い音です。сの軟音も フランス語のsienの最初の音に近いです。чはtchequeのtchに
近い音です。шはchansonのchに近い音です。щはшを伸ばして非常に湿らせます。

ロシア語って最初のうちは発音も難しいですが、
英語よりは簡単なので(名詞・形容詞の格変化を覚えるのが大変ですけどね) がんばってくださいね。特に中国語を先に勉強された方には かなり易しく感じられますので。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

先ほど、#1のmachirdaさんへのお礼の中でも書きましたが、中国語は多少かじりましたので、そり舌の発音については分かります。フランス語についてはほとんど知らず、「tien」「dieu」「sien」の子音はピンと来ません。白水社の辞書には「ティアン」「ディウ」「スィアン」のようにカタカナが振ってあります。かなり硬口蓋音化の進んだ[t][d][s](つまり「チア~ン」「ヂウ」「シア~ン」にかなり近い)と考えていいのでしょうか……話をややこしくしてしまったでしょうか?

「tcheque」は辞典では「チェク」と音写されていますが、ちょっとこれも残念ながらニュアンスはわかりません。英語の「cheese」の頭子音に近い音というふうに、machirdaさんのお話から推測されますが。

「Japon」は分かります。破擦音の「ヂャポ~ン」ではなく、「ジ~~~」と振動させて発音する摩擦音の「ジャポ~ン」ですね。

「chanson」もそり舌音でしたっけ。「湿らせた音」という概念がよく分かりません。

以上、おかしなことを言っておりましたらご教示いただければと思います。

お礼日時:2003/11/05 04:41

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