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Wikiで調べても今一つ判然としないのですがセシウムは水溶性なのでしょうか?
そうだとすれば雨が降れば地上のセシウムは洗われていくのでしょうか?
(つまり海洋が汚染される)

ただ水産庁の発表によれば過去の海洋における核実験で生成されたセシウムに
よる食物連鎖はなくいずれは海底に沈殿すると言う事らしいのですがそれが事実な
らいずれ時と海がセシウム問題を解決してくれる様な楽観も出てきます。
(現実に食物連鎖の頂点にあるクジラ他大型魚に種の異変の報告されていない)


次に原子力保安院が今回の福島原発のセシウムの排出規模は広島原爆の168倍
と発表したそうですがWEB上のニュースではこの情報を見た事はありません。
広島原発が15キロトンですので今回の事故では2メガトン以上の爆発規模に相当す
るセシウム排出量と言う事になります。
もしそうなら大変な事態だと思います。
この点の真偽はどうなのでしょうか?

A 回答 (3件)

セシウムはアルカリ金属なので水や酸素と反応しやすく


水に溶けやすいです。
雨でどんどん流されていきます。
金属単体での存在はほぼないので
海底に溜まるというより海中に拡散します。
ただし一定の層に留まり
それがその帯域の魚を汚染する可能性があります。

原爆との差は生成に違いがあり
一概に比較は出来ませんが
原爆は一瞬にして多くの熱核反応で生成されているので
セシウムより重い半減期の短い放射性物質が多く生成され
さらには光や熱や中性子に変わっています。
原発では何年にもわたり
ゆっくりとした反応後の半減期の長い
使用済み核燃料のセシウムが多く作られているので
それが水素爆発でばらまかれたのですから
そのくらいの量はあると思われます。

爆発により飛散した量はチェルノブィリと較べてもよく分からない。
しかしプルトニウムは少ないため高濃度汚染地域は範囲が狭く
ただし蒸気に含まれるヨウ素やセシウムは長期間続いたため
現段階ではほぼ沈静化しているとはいえ汚染範囲は広がった。
土壌への影響は濃度によっても違いがあるが
局所的な被害は100年単位で考えねばならない。
薄くなり雨に流されるような場所はいずれ危険はなくなる。

ただし地球規模で考えれば炭素を基とする全生命に
今回の事故が危険な可能性を上げたということは確かなこと。
もっとも別に事故など起こさずとも原発や原爆を使えば必ず
全地球的に自然界には存在しない放射能物質を作り出すことには違いないが。
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この回答へのお礼

原発関係者は事故になればとんでもない事態になると言う事は分かっていながらグータラこいていたんでしょうね。
耐風15号は東北に大雨を降らせながら通過するそうです。
大量の汚染水を海洋に流すと言う反面地面は浄化していくと言う事なんですね。
複雑な気持ちです。

有難うございました。

お礼日時:2011/09/21 15:06

詳しい学者ではないので、自分の知っている範囲の知識で回答させて頂きます。



今回の福島原発の問題を期に、騒がれている「放射性セシウム」ですが、これはセシウムの放射性同位体の総称をいい、代表的なものには「セシウム134」や「セシウム137」などがあります。

さて、セシウムのご説明をする前に、覚えておいてもらいたいのが、「原発」と「原爆」の仕組みの違いです。

両者とも、「ウラン」の科学反応によって、膨大なエネルギーを作りだし、一方では熱効率を利用した電力発電、また一方では爆発力などの物理的破壊力を目的としています。

ウランと一言で申しましても、ウランにも、核分裂し易い「ウラン235」と核分裂しにくい「ウラン238」があります。
中性子の数によって違いが生じる訳ですが、地球上で最も多く存在するのはウラン238(存在比99.275 %)で、原子力発電や原爆の燃料に使われるのはウラン235(同0.72 %)と言う事になります。
つまり、簡単にご説明しますと、「ウラン235」は強く、「ウラン238」は弱いと捉えて頂いてけっこうです。

そして、この強いウラン235が、原発と原爆によって使用比率が違うのです。
なので、例えば、同じ量のウランが原発と原爆とで爆発したとしても、ウラン235の比率が高い原爆の方が、大規模な爆発を引き起こす事になります。

ご存知の通り、原爆に比べ、原発で管理されている元々のウランの量が全然異なりますので、原爆の「爆発力」を基準に、セシウムの排出量を比較しても、あまり意味がないという事になりますね。
広島型原爆と今回の福島原発のセシウム放出量の比較報道が無いのは、そういう意味合いが強いのではないか、と思われます。
加えて、福島、長崎の原爆被害者に配慮した上でのものでもあると自分的には感じます。

最初のご質問に戻りますが、セシウムは水溶性になります。
しかし、この水溶性が「どこまでの範囲のものであるか」までは分かりません。

自分の知っている限りでは、一般にセシウム137の生体内での振る舞いは、カリウムやルビジウムに似ており、生体内に入ると体中に分配され、特にベータ線による内部被ばくが問題となる事ぐらいです。
つまり、体内での吸収率を見た場合、生体に取って必要なカリウム、ビジウムに似ている為に同じように吸収されやすいと言った事なのか、それとも、水や海水などにも溶けやすいと言った意味で水溶性としているのか、何とも解釈の仕方が難しい所です。

話しの論点がずれた気もしますし、もし自分の回答に間違いがあるとすれば、他の回答者様に補足願いたいと思います。
以上、参考程度まで。。。
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この回答へのお礼

やはり水に溶けやすいと言う事から海洋への流入は防げないと言う事ですか。
だけど広島の原爆の168倍と言う比較は情報の受け手である我々がどのようなショックを受けるか原子力保安院はどの程度考慮したのでしょうか?
権威ある機関の発表であるにもかかわらずその後のメディアの継続報道していない事からどの程度信頼性があるのかも疑問を感じます。

核物質の説明参考になりました。
有難うございました。

お礼日時:2011/09/21 14:58

セシウムは水溶性なので問題は深刻です。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7% …
カリウム等と同じように生物が吸収して内部被爆を起こします。
世界中で核実験で生成されたセシウムはほんのわずかですが原発で使われるウランの量は比較にならない膨大な量です。
核実験ではウランやプルトニウムはトン単位以下ですが原子炉では千トン単位でこの燃料がいまどれだけ放出されたか明らかでないのです。
原子力保安院が今回の福島原発のセシウムの排出規模は広島原爆の168倍と発表したなら、これは小さく見積もってこの量であり実際はこれをはるかに超えると考えた方が良いでしょう。
福島一箇所でこの膨大な量が放出されたのですから、近辺の魚介類は高濃度汚染されるのは当然です。
いずれは海底に沈殿すると言っても何百年何千年も先のことです。

お考えの通り福島原発の事故は、過去に例の無い桁違いの放射性物質のばら撒き事故であり、それ故に世界を震撼させ世界中で放射能汚染が監視されています。
幸いにも風向きで国土内の汚染は予想をはるかに下回っていますが風下に地域があったなら汚染地帯は10倍100倍に広がっていたと考えられます。
しかし、深刻なのは今もって福島は放射性物質を放出し続けていることです。
空中飛散は少ないですが、燃料は原子炉を溶かし地中に潜り地下水を通して海に汚染物質を流している可能性が非常に高いと考えれます。
すべての燃料を取りだし安全に保管できるようになる可能性はほとんど無いのです。
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この回答へのお礼

調べ方がいけなかったのか確かに水溶性でした。
ニュースなどでは各地のセシウム濃度が日々表示されますがその他の放射性物質については表示されません。
これは情報操作でしょうか?
武田邦彦氏の著書によれば放射性物質は六ヶ所村で管理すべきと主張していますがセシウムが水に溶けて海洋に流れ出てしまうのであれば打つ手がありませんね。
原発がそれほど危険なものであり常に最悪の事態を考慮した危機管理を徹底すべきであったのにその鈍感さと怠慢さにはあらためて腹が立ってきます。
それにしても報道側も何故か意図的にその悲観的な状況を隠している様な気がします。

有難うございました。

お礼日時:2011/09/21 09:14

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