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ゆとり教育で著しく学力低下したと言われ今、脱ゆとりの方向で進んでいます
自分たちはゆとり教育世代といわれ就職するときにすごく騒がれ、このゆとりが!と差別的な言葉も生まれました
現在、少しだけ教育について勉強しているのですが、80年代からゆとり教育は開始されて30代も立派なゆとり世代です。
そして学力ですが国際的なテスト(PISA)の点数(2000年)を見てみると確かに平均値よりは下がってはいますが、バッシングされるほど下がっていませんでした。それに2003年、2006年、2009年と国際的なテストのデータがあるのですが、これらを比較して一番高かったのは2000年の点数でした
2002年から脱ゆとりの方向に舵を切り始めましたが、ゆとり教育を受けていた子どもたちが実は1番良いということになります。それから自分で考えて自分で行動するそういう方針でしたがPISAのテストであまり覚えてませんがそれを見るテストに関しては顕著にあがっていました。これは目指していた目標が1つ達成されたことになります。
これって方向転換する必要はあったのでしょうか?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
ゆとり教育が根本的に間違っているからです。
「ゆとり」をカリキュラム(≒知識量)などを減らすコトに求めた点です。
時代はどんどん進化しますし、国は日本だけではありません。
最も判り易く申せば、「ゆとり教育」的に「ゆとり防衛」を取り入れれば、日本の軍備はどんどん縮小・老朽化します。
他国の兵器の進化に対応すべく最新化し、そこそこの水準を維持しなければ、防衛の意味は無く、周辺他国の侵略を受ける可能性が高まります。
教育も防衛と全く同じです。
国内の過去などと水準を比較しても、何の意味も有りません。
経済や雇用などを防衛する目的で、時代や他国の情勢に合わせれば、本来は、学ぶべきことも進化すべきです。
進化とは、学生には気の毒ですが、増加や高難度化、最新化などであるべきです。
教育により、経済・学研・政治など各面で、世界と対抗出来る人材を作り上げねばなりません。
各国と経済面などで競合して行く上で、他国が量・質を高める中、日本のみがソレを落とせば、人材の質が低下します。
我が国の企業は日本人を雇いたいですが、現地法人等において、現地に日本人より優秀で安価な人材が居れば、わざわざ日本から人材を連れて行くより遥かに有利です。
経済が国際化する中、特にアジア各国は教育に注力しました。
日本の教育も、「それでも現地に連れて行きたい」優秀な人材を輩出せねばなりませんでした。
しかし日本は「ゆとり教育」を取り入れました。
結果がどうなるかは自明の理ですが、実際にも現在、就職氷河期を迎えていますね。
間違い無く、ゆとり教育が、その原因の一つですよ。
とは言え「ゆとり教育」は必要だし、質・量を上げても実現は可能です。
月~金曜日の5・6時間のコマ割りでは無く、放課後や土日も学校を解放し、習熟が不足する学生に教師が指導すれば良いのです。
それでも不足があれば、学校と家庭が連携すれば良いです。
現在はPCなどで、そう言う連携に全く困難は有りません。
世界的に高水準・高品質の教育を、多少の時間を費やしてでも与える。
コチラがあるべき「ゆとり教育」であり、教育とは国を挙げて取り組まねばならない国家事業です。
更に申せば、ゆとり教育の弊害で、勉強が出来る子供や裕福な家庭の子供は、塾や私学等へ行き、高水準・高品質の教育を求めましたが、それ以外の子供は、レベルを下げた教育しか施されていません。
これにより学力格差も生じました。
憲法26条に「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」と規定されています。
教育基本法の前文には「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法 の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。」と書かれています。
教えれば更に伸びる子供に適切な教育を施さないのは、「その能力に応じて」とは言いません。
1学年違えば、教育の質や量を落とされ、学力格差が生じている現状に対し、「ひとしく教育」とは言えないでしょう。
今の若者に「我が国の未来を切り拓く教育」が施されているでしょうか?
かつての日本の子供は、「世界最高水準」と言える質・量の教育を施されていました。「ひとしく」とは、「同じ教育を続ける」ではなく「世界最高水準を維持する」です。
日本の過去と比較などするのは、極めてナンセンスであり、「2位じゃダメ」です。
「いつも1位」を目指し、1位じゃなければ文科省は恥入らねばなりません。
教師だけは「楽になってヨカッタ」で良いですが・・・。
ゆとり世代は教育被害者だと思いますし、文科省や日教組の「ゆとり教育」推進派は、国賊と言って良いと思います。
猛省の上、世界に通用どころか、世界を席巻する人材を創り上げる教育改革を早急に行うか、さもなきゃ切腹すべきです。
No.12
- 回答日時:
全ての原因をゆとり教育に押し付けることはできないと思いますが、現代の30歳以下の人達の気風はゆとりからきている部分が多いと思います。
例えば、掛け算九九を選択制にした小学校があると聞きます。「掛け算九九を覚えますか、覚えませんか」と聞いて、「覚えない」を選んだら、遊ばせておくというものです。遊びの中から発見することを期待したそうです。都市伝説ではないかと半信半疑ではありますが、昨今の学校と保護者の関係から、あり得る話しであるとも思います。掛け算九九を知らなくても高校入試も大学入試も困りません。選ばなければ全員入学できますので。ゆとりで失ったものは表面的には学力が筆頭に挙げられると思いますが、必死で詰め込む苦労をせずに成人した人が、現代社会の土台になっています。どこかに甘さがあります。職業人として失格だと思わせるような行動が多いです。「分数なんて実生活では使わない」「英語を話せなくても死なない」という、誰でも思いつく屁理屈を、公教育を推進する立場の人間が、教育方針として掲げてしまったのが大きな痛手であったと思います。
最近の医学生は高校の生物を知らずに医学部に入学しています。細胞や人体の仕組みについて、基礎の基礎を知らないのですよ。そんな学生もすでに医者となり、患者の治療に当たっているのでしょう。弁護士もエリートの象徴ですが、法律以外は、ゆとり以前の人よりも知らないことが多いかも知れません。
No.11
- 回答日時:
学力面について、追加しておきます。
もともと、日本は、数学などを中心に世界一でした。なので、PISAの出題以上のレベルにあった訳です。
ゆとり教育は、本来の目的は、詰め込みよりもPISA的問題と呼ばれる自分での判断・評価の必要な問題が解けるようになるはずだった。これができなかった。逆にものすごく伸びた問題もあった。普通の暗記科目です。
学習範囲がそれまでは広く、詰め込みで、応用もしっかり学ばせ、分厚い教科書だったとき、PISAに出される部分はその中のごく一部で、その子が学んだことのごく一部で勝負していた訳です。体中を鍛えて、腕相撲をしたという感じ。
でも、それが、薄い教科書で、その中を学ぶようになりました。右手だけを鍛えて、腕相撲をしたという感じ。なので、学んだ範囲の点数上がったんです。その代わり、左手で腕相撲が必要な問題は全然ダメという結果、勉強していないから、という海外の国と同じ至極当然なお話です。
例えるなら、
右手を鍛えたら、あとは使い方を工夫する力がつくはずなのでそれを使っていろんなことができるだろう、というのがゆとり教育の理念ですが、
実際は、右手を使う仕事はすごく得意だけど、それ以外は全く手が出ないと諦めてしまう
という人を量産してしまったんですね。
自分ができる範囲の限界を思い知っているから、勉強以外でもやる気がなくなってしまう という状況に。
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No.10
- 回答日時:
学力面だけじゃないと思います。
上手くいえませんが、私のいた職場では特にここ10年、ある日突然仕事に来なくなる若者がとても多いです(変な仕事ではなく人気な職種です)。
嫌な事があると、退職届けも出さずにこなくなる・無断欠勤・そのくせこちらから連絡しないと連絡が取れない…などなど。
会社(社会)を何だと思ってるんだ?と呆れる程、逃げ足だけは早いです。
みんな思っています…「ゆとり世代独特の扱いにくさだ」と。
新人のやる事は何も変わってないんです。
なのにある年代を皮切りに、そういう人達が出始めました。
頑張って乗り越える前に逃げるというかなんというか…打たれ弱いし、他人とこんなに能力を比較されて、事実を突き付けられる事なんて今まで無かったんだろうなって感じです。
きっと「ゆとり世代」で色々問題になっているのは、こういう部分もあるのでは?と思います。
あと日本は資源がない国なので、世界で生きていく為には「頭脳」しかないです。 頭脳のお陰でやってこれたでしょう?。平均点を下げるのはやはり問題では?
資源もない・頭脳もない・向上心もない・頑張れないとなると、国力は落ちていく一方だと思います。
No.9
- 回答日時:
ゆとり教育が始まったのは、腐ったミカンからです。
要は、腐ったミカンを箱の中に入れっぱなしにするとカビで他のミカンもカビて腐るでしょ。
だから、非行生徒が一人いると周りも非行になることを示します。
この時代は詰め込み教育が原因で落ちこぼれた子が非行に走っていたから、これはいかんと考えて、心にゆとりが無いからが始まりと聞いています。
でも、結局ゆとり教育も自分勝手な判断をするとか、指示待ち状態になったことから、失敗と言わざる終えません。
後は、公務員の余暇の確保とも言われています。
当時は、公的機関は土曜日も仕事でしたがが、民間は週休二日が定着してきたから公的機関もと言われています。
No.8
- 回答日時:
学力ではなく、やる気、向上心、競争心についての項目を比較してみてください。
これが転換の理由です。
学力については、支持派の人たちが色々と説明をしていましたが、これらの項目をあげられた時、転換派に逆らえなくなりました。
No.7
- 回答日時:
日本人は風習、慣習にこだわり右に倣えの画一社会です。
それに合わない自由奔放なゆとり世代が大人達の顰蹙を買った。
そのほかの理由はとってつけた理由であり、理論武装だと思う。
だって良かった点を比較に出してないじゃない? 是か非かきちんと判断するにはどちらも並べなきゃ不公平で正確な判断なんてできないでしょ。
そういう議論は基本否定するために持ってきた欠点ばかり並べてるんだと理解してる。
No.6
- 回答日時:
ゆとり教育は、新自由主義に基づき米国の
圧力の下で導入されたものです。
世界的には資本主義社会が行き詰まり、日米間では
日本の貿易黒字が過多になりました。
そこで米国は、日本の内需を増やせと圧力をかけて
きたのです。
内需を増やすための一環として、遊べ、その為に
家族で旅行でも行けるように、授業を減らせ、と
いう訳です。
これはこじつけではありません。
(放送大学 格差社会と新自由主義)
この結果、学力の国際比較で今までトップを誇っていた日本が
段々と落ちて来ました。
方向転換は当然でしょう。
No.4
- 回答日時:
ゆとり教育も上手すれば、良いのですがだんだん手抜きの教育へと変わっていきました。
そんな印象を受けています。他にも多くの要因がありますが、決められた事だけで満足する状態が強くなってきています。その為に不必要な知識=学校で習っていない部分が非常に弱くなった感じを受けます。そういった部分はゆとりが有る状態で補えばいいですが、残念ながら金銭的な事など含めて勉強出来ないままに。他にも受験にかんしてもテクニック化していますし、合格すれば良いと言う考えの基で勉強しない科目とか出てきて居ます。今大学が困っているのは受験対策だけで来ている学生が基礎的な学力が無い事もあり苦労しているそうです。
親の関係もあるので、実際会社では使い物に成らない社員も増えてしまったようです。なんで知っていないの?という事も度々有るそうです。
そういった事も含めてゆとり教育以外の要素も含めて駄目人間が目立ってしまった。だから変更だけども、教育だけじゃないからね、問題が有る部分は。
与えられた事に対しては出来るけど、それをはずれると途端に苦手になる子どもが多いなぁと。諦めが良い子どもも多いし。それに失敗を極端に恐れているから。子供達を信用しない世界に成っているのかな。子供達に自信が無いんですよ。これがゆとりが原因かわかりませんが、社会的な要因もありますね。
No.3
- 回答日時:
>ゆとり教育はなぜいけないのですか?
良いことですが、日本の文化に合わないのです。
さらに十数年続ければ、効果が出ます。
競争がなくして努力しません。
これは日本の文化です。
評価を他人に任せるのが日本文化です。
学校の先生は、指導案を書き、学習計画を立て一律に進むことを要求されました。
枠にはまらない児童・生徒の出現に職員数が足りなかったのです。
個性に対応できないのです。
何かと日本人は集団になると、並び、号令で動きます。
学校の先生も、号令をかけたがる年配者と教育委員会(教員が出向)が、ゆとりでは出番がありません。
また、お上に間違いがあってはならないのです。
報告書は結果を見てから作成をします。
必要なことを抜粋するのです。
>バッシングされるほど下がっていませんでした。
下がっていたら、先輩の顔に泥を塗ることになるのです。
先輩の顔に泥を塗ったら出世はありません。
最初に結果ありき、なのです。
言えることは、良い結果ではなかったので方向を変えるのです。
成績が上がった理由はお上の指導の賜物でなければならないのです。
日本の文化です。
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